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日韓共同制作の変身魔法少女アニメ「フラワーリングハート」がなかなか面白かった!……のでご紹介(その2)

(承前)

「その1」


作品鑑賞の手引き


「その1」では作品紹介を中心としましたが、「その2」では実際の作品鑑賞に役立つ情報を中心に書いていくつもりです。

1期のOP、EDについては既にご紹介しましたね。
肝心の本編はと言うと、これも「その1」に書きましたとおり、今のところ1期、2期、及び簡素な作りの番外編(超短編×6本。このページの最後にご紹介する「ナムウィキ」によると、全30本の想定らしい。)が制作されています。
そして、なかなか太っ腹といいますか、これ全部が公式のチャンネルにUPされています! なので、韓国語が分かる方なら、それを見れば良いということになります(……)。

また、1期については英語字幕を出せる上、英語音声版も別途UPされているので、英語が得意な方ならそれらを見る手もあります(……)。

(まだ続きがありますので、ここまで読んでがっかりせず、もうちょっと先まで読んでください!)

1期(リニューアル音声版)

複数話をまとめたような動画も混じっています。サムネイルを見て1화、2화(1話、2話)……と見ていくと良いと思います。以下同様。

1期の当初音声版も(なぜか4分割で)UPされていますので、1〜5話のプレイリストを参考までに。

2期

番外編(?)「サマーキャンプでの出来事」(여름 캠프에서 생긴 일)
(今のところ6話まで)

(この番外編については「OVA」なんて呼んでいる紹介文もあったのですが、日本で言うOVAとはいささか異なる概念っぽいですね。)

さて、しかし韓国語(や英語)の分からない日本の普通のファンはどう鑑賞すれば良いか、ですけど。

実は、ネットで検索すると2期の途中までは日本語のアマチュア字幕付き動画が……(ぼそ)。
また、中国語字幕なら全話揃いのが……(ぼそぼそ)。
……まぁ、この辺は「研究系」の同人誌とかにもつながる微妙な問題がありますから、上のようにボカした書き方に留めておきます。

(番組自体は公式チャンネルが全話アップロードしているくらいですので、韓国の人ならきっと「ケンチャナヨ」で終わりだろうとは思うのですけどね。)

それ以外に考えられる鑑賞法としては。

次のレビュアーの方が、全話分の実に詳細な解説を書いてくださっています。
なので、とにかく公式動画を見て雰囲気をつかみ、分からない点はレビューで確認する、という方法が考えられます。

一点注意しますと。この方、実に深く広いアニメ知識をお持ちのようなのですが(一体何者でいらっしゃるのか!!??)、それが却ってアダになっている部分もあるといいますか。
ほんのちょっとした描写からでも「これはこの先こうなる伏線だろう」みたいなことを鋭く読み取られてしまうので(それがまた、やたらと的中率高い)。半ば先々の展開をネタバレしてしまっているという(^_^;)。
そういう意味でこのレビューを見るのは「お気をつけください」なのです。

まずは1期を見ましょう!


ここまで色々書いてきましたが。
要は女の子向けの魔法少女アニメです。気になった方は気楽にどんどん見てしまいましょう!
それでハマる人はハマるし、ハマらない人はハマらないでしょう。

とか言いつつ、やっぱりもうちょっと書いちゃうのですが(^_^;)。
いわゆる「女児アニメ」には、ある程度話数が進んだあたりで急に盛り上がりだすということがしばしばあります。
で、「フラワーリングハート」1期についても割とそんな感じだったりします。
「その1」にも書きましたが、この作品は中盤以降、恋愛モノっぽい雰囲気も入って来て、それが結構盛り上がるのですよ。
(この辺は韓流ドラマで培った腕なんでしょうか!?)

そんなわけで、出来たら1期は全部見てほしいなぁと思います。これだけでも物語的にある程度の区切りはつきますので。

それで気に入ったなら2期も続けてどうぞ。


エンディング曲についてもう少し


「その1」でも軽くご紹介しましたが、エンディング曲「少女へ」(소녀에게 ソニョエゲ)は今や私のお気にいりです。

本来的にはエピソードのラスト近くでイントロが流れ、そのままエンディングのスタッフクレジットに入る、という使い方を想定した曲調だと思います。
(いわゆる「シティハンター方式」。正式な名称は知りません。)

というわけで、改めて第一話のED部分を以下に置いておくことにします(時間指定付き)。

そしてですが。この曲は歌詞もなかなか素敵なのですよ。

어른이 된다는 걸 두려워 하지마
大人になることを恐れないで
있는 그대로의 널 너를 사랑해
ありのままの君を愛してる

……みたいな感じです。

これについては、やっぱりこちらの(いつもの)ブログさまが解説してくださっているので、詳細についてはそちらに譲ります。

韓国語(ハングル表記)の歌詞は次のところなどで。

この曲を歌うアン・イェスル(안예슬)さんもそこそこ知られた人らしいのですが、そういう方面はさっぱり分からないので遺憾ながら割愛します。

話は前後しますが、こういうしっとり系のエンディング曲ってなんだか懐かしい気がします。
最近は「女児アニメ」のEDってだいたいダンスになってますから(笑)。

でも昔(オッサンの意識的には「少し前」)はこういうしっとり目のED曲、よくありました。

「おジャ魔女どれみ」のEDとか、
(↓第一話の公式動画に時間指定してます)

「夢のクレヨン王国」のEDとか。
(↓Youtubeに無かったので、バンダイチャンネルの第一話を参考として。無料です。)

「少女へ」もこういう系譜に連なるものと言えるでしょう。

なお、「フラワーリングハート」2期のEDも引き続き「少女へ」ですが、アレンジ違いのバージョンを使っています。

(もう一言しますと。OPやEDの曲はTVサイズのみで、いわゆる「フルサイズ」は存在しないようです。この辺りはアニメ周りの文化の違いを感じます。)


関連サイトなど


最後に、作品の情報集めや作品理解に有用そうなサイトをご紹介して本稿を終わりにします。

Papago

「急がば回れ」でまずこちらを。韓国語の翻訳なら他を圧倒する精度と評判のオンライン翻訳です。

でも、なぜかWebページ(URL指定)の翻訳をさせるとロクな訳文になりません。入力窓にコピペして翻訳させるのでないとダメです。

ここを使わず、ブラウザの機能でウェブページ丸ごと翻訳をしたほうが楽だし、それで十分なことも多いですが。なんだかよく分からない訳が出てきたときは一度Papagoを試してみることをおすすめします。

以下は普通に、作品関連のWebサイト。

日本語版Wikipedia

公式ブログ

ナムウィキ(埋め込みができないのでURLの形で)https://namu.wiki/w/%ED%94%8C%EB%9D%BC%EC%9B%8C%EB%A7%81%20%ED%95%98%ED%8A%B8

総監督のTwitter(これもうまく貼り付けられないのでURLの形で)
https://twitter.com/neosoldier


総監督インタビュー記事

上記インタビュー記事の日本語抄訳
(↓日本語に訳して紹介してくださっているのはありがたいのですが、コメント中に韓国を見下したような言い回しがナチュラルに出てくる箇所があって正直不快。でも、資料価値の面からとにかく掲げておきます。インタビュー自体はたいへん興味深い内容です。)

別のインタビュー記事

ご紹介済みのレビュー《娘と観たい韓国アニメ!「フラワーリングハート」 플라워링 하트 Flowering Heart》
(再掲)

バーチャルな聖地巡礼
最後は自分の記事です(^_^;)。
「フラワーリングハート」を見て、モデルになった場所を知りたくなったり、実際に現地を訪ねたくなる方もいることでしょう。
というわけで、まだまだ不十分ですが「バーチャル聖地巡礼」というような記事を書き始めました。興味がおありでしたらご覧ください。


※トップ画像はシュエルの大人変身のイメージ画。セリフを解読(?)したところ「私は女王になるためにあなたたちを邪魔するつもり!」と言っているようです。