マホカンタと敵の呪文選択
*この記事はSFC版DQ5のネタバレを含んでいるかもしれません。
閲覧の際はご注意ください。
*明確な調査ができない部分があったり、
煩雑な調査になるので結果の整理にミスがある可能性があります。
必要な方はご自身でも確認した上でご判断ください。
マホカンタ状態では、敵が使ってくる呪文を跳ね返すことができる。
しかし、一部の状況下ではこちらがマホカンタを使用していることで、
敵が呪文を使ってこなくなることがある。
いつ、どんな時に使わないのか。
できる限り総当たりしてみた。
○どんな総当たりをするか
まず、敵から味方に呪文を使ってくるモンスターを挙げ、
使用呪文、賢さ、行動パターンと共に次のパターンでの結果を調査した。
①単騎マホカンタ状態
②単騎マホカンタ状態+棺桶
③1人マホカンタ状態+もう1人
④2人マホカンタ状態
以上の4つのPT編成で、モンスターの行動を見た。
また、旧調査で判明していたことだが、
ターン開始前からマホカンタ状態である場合と、
ターン開始後に先制してマホカンタ状態になった場合で
行動に差が見られた例もあったので、それについても考慮した。
(一部確認できない組み合わせもあり。)
調査結果のあいまいな点としては、
ローテーション行動を持つモンスターは使用しなかった場合に
使わなかったことの判別が可能であるが、
ランダム行動のモンスターについては偶然使わなかった可能性もある。
設定した状況下での対象モンスターの行動観察を繰り返したが、
それでも偶然使わなかった可能性はあるので
“使用未確認”という表記ではあるが、
絶対に使わないかどうかは不明と考えたほうがよい可能性もある。
また、MP不足などにはもちろん配慮した。
○変なことが起きた例について
記事の最後に資料として調査結果の元データ全一覧は載せるが、
大半はターン開始前と後、またこちらの編成やマホカンタ状態かどうかに
関係なく行動の中から呪文を選択することが確認された。
(一部妙に選択率が低い感覚をもったものはあったが、
マホカンタの影響を受けているかはランダム行動だったため不明。)
なので大半の結果を割愛し、使用未確認などの例を列挙する。
①マホトラ、メダパニ、メラ、メラミ、ザキ
例に挙げたものはスライムナイト、ミステリードール、ともしびこぞう、
ホースデビル、シャドーサタンなどだが、
調査できた範囲内で同じ呪文を使うモンスターは幸いいた。
行動パターンの差はいくらかあったが、
共通して見られた違いは賢さ2か、賢さ1以下かであった。
②ルカニ
例に挙げたものはピッキー、ミステリードール、オーガヘッドだが、
ピッキーがローテーション行動であるおかげで
ルカニが明確にスキップされていることは確認できた。
このことから、他の2体もおそらく使ってこないのであろうという
方向に捉えやすくなった。
他にルカニを使うモンスターにはマーマンがいるが、
こちらはマホカンタ状態や編成に寄らず使用してきた。
マーマンと他のモンスターの差は賢さであると見受けられた。
また、①の呪文と違い、単騎マホカン+棺桶でも使用されなかった。
③ラリホーマ
例に挙げたものはへびておとこだが、
もう1種、あくまのツボも使用してくる。
あくまのツボの場合も、これまでの例にもれず賢さが低かったため
そこが原因と思われた。
④メラゾーマ
ゲマ、ミルド1、ミルド弱、ミルド中、エスタークが使用してくる
呪文で、他に敵の使用者はおらず、全員賢さ2で差はない。
ただ、(旧調査通りであるが)ターン開始前からマホカンタ状態で
あったか、ターン開始後に先制してマホカンタ状態になったかで
結果に差が見られた。
ターン開始前からマホカンタ状態であった場合はスキップされ、
ターン開始後にマホカンタ状態になった場合はスキップされなかった。
理由はよくわからないが、ゲマやエスタークには見られなかった特徴
なのでローテーション行動を持っていることが原因と思われた。
○全体の特徴
ここまでの内容では賢さと一部ローテーション行動に特徴づけられている
ように読めてしまうが、一方で例に上がらなかった大半の傾向が
どういうものかというと、実は「複数を対象とする呪文」である。
調査結果の大半をその視点で見直すと、
複数を対象とする呪文を使っている場合、一点の例外を除いて
全て賢さの高さによらずこちらに使ってくる、と見ることができる。
その唯一の例外は、上で述べた③ラリホーマである。
○ラリホーマとルカニについて
ラリホーマとルカニは、
実は貫通率が他の状態異常系呪文より高く設定されている、らしい。
体感的な違和感はない。
ルカニはプレイしているとかなり明確にわかるが、
基本的に完全耐性でなければ100%貫通し、避けることがない。
ラリホーマもルカニほどではないが、
他の状態異常系呪文よりも貫通しやすい。
まあラリホーと同等だと価値がないので、というのもあるだろう。
複数対象でラリホーマのみが例外になったり、
単体対象でもルカニのみが反射される条件が他の単体対象呪文より
少なかったのはそういった要因もあるのではないかと思われる。
○まとめ
全体的な傾向としては捉えられたかなという感じ。
・複数対象であれば基本的に使ってくる
・単体対象は賢さ2であれば使ってこない
・ローテーションで少し狂う
・ルカニとラリホーマがちょっと変
明確になっていない部分はあるが、
通常は確認できない範疇になるのでとりあえずこのくらいで。
○調査結果全一覧
*一部、ローテーションの関係で前ターンの最後に2人マホカンタ状態に
することができないので調査を諦めたものや、そもそも調査できる状態を
整えられない対象モンスターがあるので完全には埋まっていない。
○参考文献
ドラゴンクエスト大辞典を作ろうぜ!!第三版 Wiki*
Sword and Magic -ドラゴンクエストデータサイト-
Index of /~s-endo/