沙明との記憶
一部ネガティブな表現があります。
どんな表現で書くか迷ったのですが、出来るだけその時思ったことを残しておきたいのと、先に言ってしまうと『あれだけ自分の中での好感度が低かったのにこんなに高くなったの、現実でもキャラクターでもいない』という驚きが大きかったので暈さずにいきます。
最初色々思うところがありましたが、最終的に男性陣で1番好きです。
どんな過程であれ、好きな人をマイナスに書かれた文章読むと悲しくなる方もいると思うので苦手な方は読むのをお控えください。
ループ12で登場するも、何故か沙明は議論に参加せず、セツちゃんと呼びに行くことになりました。
今までは初日に戻ると知らない新しい乗員に突然出会っていたので、自分から会いに行く流れが新鮮でワクワクしていました。
シピが「沙明はなあ…ま、しょうがねーだろな」と言っていたので、人嫌いとか人見知りとかかな?と考えたり、投票の時に顔が少し見えて、メガネでゴーグルをしていたのでメカニックで気難しい職人気質とかナード系かな?と予想していました。
(まさかこれにほぼ当てはまる乗員が次に登場するとも知らずに)
そして、ご対面。
あれ?なんか全然想像と違う!
嫌がるセツちゃんにキスを強要する姿はまるで親しくもないのに異性に下ネタをふってくる上司のようでかなりドン引きでした。
一応私の名前を言うと、沙明の読み方を教えてくれました。
それまで「さあき?さめい?」と読んでいたのでそれはありがたかったです。
乗船2回目で気づいたのですが、「ミンと呼んでくれりゃいいぜ」って言ってたのですね。
シャーミンって音を覚えるのに集中してて全然聞いていなかったです。
もう沙明呼びで慣れちゃったよ…
その直後の印象も悪くて、D.Q.O.で初めて仲良くできない乗員かも…と思ってしまいました。
でも第一印象で人を決めつけるの良くないよね!ともう少し接触を増やせば良い所も知れるかもしれないと、夜の自由時間に遊びに行きました。
「臭ぇ、臭ぇ。嘘臭ェのは誰だ?アーッハ!お前だよ!」
……………もう二度と行かない…
オトメちゃんとレムナン、沙明とで会話をしている時、研究所の方達を信頼しているオトメちゃんに対して「んなモン、アンタの知性化が上手くいってる内だけだって。失敗したら、すぐゴミ箱にポイだぜ?」という沙明の発言に対して何てこと言うんだ!と怒っていました。
この時ばかりはレムナンと気が合いました。
でもオトメちゃんは「あんなこと言ってても、声が優しいもの。沙明さん、きっと、いい人なのです」と言っていたので、オトメちゃんがそう言うならそうなのか…?としぶしぶ引き下がりました。
日常で手持ち無沙汰の時はグノーシアの情報を見ていたのですがネタバレは見たくなかったので、色々気をつけながら探していました。
そんな中で、そういえば電撃インディー大賞2022のキャラクター賞も総嘗したという話を思い出し、今ならみんなわかるから見ようと思いました。
1位セツちゃん、2位ラキオ…わかるわかると見ていたら3位に沙明の名前がありました。
この時は正直えっ!?沙明!?!?と驚きました。
他の子を差し置きて3位!?!?
じゃあもっと話の根幹に関わるような大きな見せ場とかあるのかな?と期待するようになりました。
結果としてこの予想は外れていましたが、これがあったからちょっとなと思うことがあっても「こいつは嫌な奴!嫌い!」とはならずに済んだのかもしれません。
土下座披露の時は笑いました。
「良うく見とけよ…」からの土下座。
えっ!?こんなのあり?
しかもコールドスリープ許されてるし!
私もそれ覚えたい!
頭下げるだけで助かるなら私もやる!
土下座を教えてって頼んだ時の沙明の返しのお前が言うな感好きです。
てっきり沙明的には誠心誠意で謝罪をしているのかと思っていたのですが、「土下座ってのはな、相手に『こんなクズ相手にしてらんねーわ』って思わせたら勝ちなんだよ。」と聞いて、そうじゃないんだと笑いました。
ここで沙明という人がどういう性格なのかわかり始めたのだと思います。
自分がどう振る舞いたいかではなく、相手を動いてほしい方向へ誘導するために行動する人ですよね。
あんなに人望がなくなりそうな振る舞いをしているのに、そこそこカリスマがあるのはきっと人を誘導する力があるからなんだろうな。
沙明もなかなか本性を出さない人ですよね。
沙明とグノーシア仲間で、オトメを消すように相談された時の流れはちょっと面白かったです。
「実験動物として生きるよりゃ、ここで消えといた方がいいんじゃね?」と言われ、またそんなこと言ってる!と勝手すぎると返事をしました。
しかし、そんな啖呵を切っておきながら当時誰を消すか自分では決められなかったので、沙明に言われたしオトメちゃんにするか…とオトメちゃんを選んだら、「反対したじゃん!オトメ消すの反対したじゃん!…覚えてねえの?」と言われ笑いました。
そりゃそうだ。
レムナンとオトメちゃんとの会話が頭に残っていたせいで思わず反射的に反抗しちゃったけど自分では消す人を選ぶ責任を負えない人間なんだわ。
ごめんね沙明。
この頃私のグノーシアでの生存率がすこぶる悪かったので、ここでもいつも通りコールドスリープされてました。
2回目はちゃんとオトメちゃんを消すことに同意し、グノーシア側が勝利することができました。
上記のグノーシア陣営が勝利に終わった後沙明から幼少期のお話を聞くことができました。
小さい頃の沙明、屈託のない笑顔で可愛いですね。
周りのボノボの子のゴーグルが沙明の物と似ていてちょっと切ない。
本当にオトメちゃんを心配していたことや、自分が相手にどう思われても割と平気そうなのに相手に優しい心を持てる人だと知って、沙明良い奴だったんだなと思い直しました。
人間に仲間のボノボを消されてしまったのに恨む方向が「人間」ではなく「権力者」に向けられたのも良かったと思いました。
などと色々考えていると、「あーハイハイ、分かってますよ。みなまで言うなって」と言われ、何の話?と疑問に思っていると、謎の発想から本気か冗談かよくわからない申し出がありました。
また、そんなこと言ってとふふっと笑ってしまいました。
最初、沙明と仲良くできないかもと思っていましたが、この時から大丈夫そうだと思えるようになりました。
粘菌騒動はかなり焦りました。
部屋から出たら早速下半身がなくなりかけてるレムナン、生きていたと思ったら突然爆発するしげみち…もしかしてこの宇宙グノーシアより怖いものたくさんあるのでは?
レムナンを見て「あーあ、そりゃもうダメだわ」と言っている沙明にまた冷たい!酷い!と思ってしまいましたが、二次災害が起こらないように冷静なだけなんですよね。
つい言い方でカチンときてしまいます。
この後に出会ったステラちゃんはちゃんと無事でだったみたいで安心しました。
ステラちゃんからコールドスリープ後に船内の空気を排出して、粘菌の死滅を試みる案を出してくれたのでメディカルポッドへ入りました。
この時、既にステラちゃんはLe-viちゃんであることを知っていたので、もしかしたらステラちゃんは船内から空気がなくなっても大丈夫なのかもとコールドスリープの操作をお願いしました。
各々でメディカルポッドに入ると思っていたので一緒に沙明が入ってきた時何で???と焦りました。
絶対狭い入らん。
この時点で結構厳しいなと思っていました。
何か沙明も気を遣ってくれてるも、良い奴なのもわかるけど、ちょっと無理かもしれない…
そして、ようやく気付いたのです。
わー…ここでかー…
正直、女性を名乗ったの間違いだったかなと思っていました。
すごく迷いました。
でも行動しないと普段じゃわからないような相手の一面あるかもだし…と、そうしました。
でも全く頭の中に入ってこない…どうしよ…と困っていたらステラちゃんが声をかけてくれました。
本当に、本当に助かりました。
ステラちゃんにも気を使う沙明を見て、やっぱり良い奴なんだなぁと思っていたら、自分はもう起こさなくていいと言い出しました。
え?せっかく生き残れそうなんだから起こしてもらおうよ。
沙明の過去を思い出し、もしかして人間に嫌気が差しちゃって疲れちゃった?と不安に思っていると全然別の理由でした。
土下座してまでコールドスリープ回避するような男が人のために…!?
もう一回…と言われた時は半分自棄で絞めました。
もう少しで眠りそう…というところで急に沙明が熱いと言い出しました。
え?何?と思っていると半裸のジョナスが登場しました。
体めっちゃ鍛えてるね。
どうやらコールドスリープしたコメットちゃんをメディカルポッドから出したことによって粘菌が暴走した模様でした。
最初、そうする理由がわからなかったので、粘菌がメディカルポッドから漏れ出ていたから原因を調べるためにポッドから出したのかな?と考えていたのですが、単純に原因はジョナスのようです。
色々台無しにされた沙明が珍しく感情を顔に出しながらもう一回コールドスリープしに行く姿には笑ってしまいました。
全部終わって、ちゃんと話しを聞けば良かったなと思いました。
粘菌騒動が終わった直後の沙明はすごかったです。
毎ループ協力関係をお願いされるも、バグ・グノーシア・グノーシアで全部敵!
沙明の嘘は見抜きにくいので、負けまくりでした。
基本的に協力を断らないのですが、あまりにも騙されたので4回目はお断りしました。
ラキオを守らないといけないタイミングでの失敗続きだったので何なんだこいつは!!!と複雑な気持ちでした。
最初は、『負けちゃったけど、さっきのループでは自らコールドスリープしてくれたしなぁ…じゃあ今回は仕方ないよね』と思っていたのですが、連続は酷い。
こっちの好感度上げてから騙し続けられるのが手玉に取られているようで悔しかったです。
男性の手のひらで踊らされるのは趣味じゃないよ!
でもこちらがグノーシアの時はロジックも直感もなく、女性に甘いので騙しやすくて大変お世話になりました。
お互い様ですね。
グノーシアの沙明と2人で生き残ってしまった時の「これでお前まで消しちまったらさ。また俺、一人っきりになっちまうんだよな…」がすごく切なかったです。
幼少期に友達消されたの今も結構引きずっていて、再度似た状況になるのを恐れているみたいで可哀想だなと思いました。
あと、人間側で勝利した時パーティしたがるのは楽しくみんなでワイワイした状態が寂しくなくて本当に好きなんだなと心がキュッとなりました。
あの時人間を嫌いにならなくて良かったね。
何が何でも生き残りたい性格と寂しがり屋?な性格があまりにも噛み合ってなくて辛い。
沙明がグノーシアでなくても2人だけで人間側で勝利してしまったら、もしかして私はループし、沙明は一人ぼっちになってしまうのかもしれなくて悲しいです。
今のところ2人で生き残った時は協力関係だったので言われていませんが、この状態で「レッツパーリィナイッ!」とか言われたら申し訳ないし気まずくて、目を合わせられないです。
みんなのその後がわかった時のドクター沙明すごい好きです。
ドクターCOした時の「ドクター沙明と呼んでも…いいんだぜ?」を最初聞いた時は何言ってんだこいつ?ぐらいにしか思っていませんでしたが、本当にドクター沙明になっててまさかの伏線回収した!と笑いました。