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Electric Cello偏愛紀行(その2)
ひばりん
Electric celloという楽器を偏愛しております。
たぶんこの楽器に着目して旅(ネットサーフィン)をしたひとは、世の中にそう多くはないと思うのですね。
そういうわけで、この連載についてきてくだされば、まだ誰もみたことのないWEBの世界をみれるはず!というわけです。
(連載のマガジンはこちら↓)
今回は東欧に旅に出ましょうか。
Tomáš Reiter
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トーマス・ライターはチェコ共和国ヴァーツラヴォヴィツェ在住のElectric Cello職人さんです。
どちらかというとElectric Violin制作のほうで有名なのかもしれませんが、Electric Celloでもいい仕事してますねぇ~~~
町の市場のようなところで、定期的に出店をだしているみたいなんですね。Facebookをみると、町ゆくひとが出店に寄り道して試し弾きしている様子がたくさんアップされています。弦楽器を弾く文化が根付いているチェコというお国柄が羨ましい・・・。
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ちなみにヴァーツラヴォヴィツェはこんな町。(問答無用で)住みたいわん。
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ちなみにちなみに、インターネッツの深いところを探っていきますと、Reiterの作品のレビュースレッドなんかも出てくるわけですが、リーズナブルなのに軽くて良く鳴ると好評の様子。
Violinにとって「重さ」はだいじなのです。かのFender社が制作したElectric Violinはめっちゃイケメンなのですが、とても重くて、肩こりがひどくなるといわれています。(なお残念ながらFenderはElectric Celloは作ってません)
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MyCello
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お次は、チェコのプルジェロフに会社を構えるメーカーさんSencio.czの「MyCello」です。いまElectric Cello界でもっとも勢いがありますね!
なんといっても、フル3Dプリント出力製品!カラフル!そしてフルクラウドファンディングの資本調達達成!
PR映像がまたいいんですよ、チェロバカとしかいいようがない。とくに3:05からの屋外演奏ね。ヴィヴァルディのダブルコンチェルトを弾くチェロ弾きに悪いヤツはいないです!
楽器の形態をみると、明らかにJensenモデル(第一回参照)の影響を受けつつも、かなり機能面の強化がなされていますね。組み立てなどが合理化されているだけでなく、スマホフォルダー(!?)が本体についていて、Twitterしながらチェロが弾けちゃうらしい!ありがて~~~~。
ちなみにプルジェロフはこんな町。いいですねぇ、こんな綺麗な町でのんびりElectric Celloを弾いて暮らしたいですわん。
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Ned Steinberger (NS Design)
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このカラー、日本だと販売してないんだよなぁ・・・
エレキギターとかエレキベースの関係者のかたであれば、ヘッドレスギターでおなじみの「Ned Steinberger」でございますよっと。
日本でElectric Celloを普通に店頭で入手しようと思うと、Yamahaのサイレントチェロシリーズをのぞけば、NS DesignのElectric Celloがほぼ唯一の選択肢になってきます。
いまは移転して池袋店に集約されましたが、しばらく前まで新宿にクロサワ楽器のエレキ弦楽器専門フロアというのがありまして。たくさんのNS Designが販売されておりました。店長がものすごい情熱で商品解説してくださったのを、いまだにありがたく記憶しております(その節はありがとうございました)
さてJensenモデルに似ているようですが、ひばりんの見立てでは、これはむしろEUB(エレクトリックアップライトベース)の文脈からきているデザインですね。
オプションでエンドピン(地面に指す棒)とかストラップで肩から吊るしたりもできるんですが、おそらく制作思想としては画像にあるようなスタンドスタイルメインでしょう。
で、スタインバーガーはアメリカの会社なのですが、なぜ東欧にくくったかというと、NS Designの上位モデルのElectric Celloは「チェコ」の工房製なんですね。
NSdesignのElectric Celloで渋く演奏するBarnabas Hangonyi "Batio"氏(まじでイケオジ)の動画をぺったんこして〆としますかね!
次回は西欧に飛ぼうと思います!