見出し画像

弐寺成長日記 #1 一級〜六段

 〜11月某日〜

僕「もうそろそろ軽音サークルが落ち着くし、アドカレのネタでも考えないとなぁ。
 ……でもあれ、アドカレ登録したっけ……?」

……

僕「じ、じゃあ裏は……7日しか空いてないじゃん!もうそこにいれるしななくね?ってか結構締切近いな大丈夫か???」

 そんなこんなで急いで書き始めたアドカレ記事。どうなる事やら……

 この記事はPUC裏Advent Calendar 2024の7日目の記事となっております

 6日目の記事はこちら↓↓↓

 砂利将軍の辛ラーメンを食べた時の記事ですね。僕は辛いものはめっぽう弱いのでおそらく体験することの無い世界ですね……
 それにしても、状況や心情の描写がすごい巧いなぁと感じました。スープでのたうち回る砂利さんの様子やスクランブルエッグで心が落ち着く様子等が、テンポよく書かれていて読んでて面白かったです。こういう文も書けるようになりたいなぁ……

 初めましての方は初めまして、PUC23のこずと申します。
 去年はチュウニズムで鳥を出すことについて色々書いてたと思います。当時はモチベの塊でした。手元を取り、できない所を明確にする。そんなPDCAがしっかりしていたと思っています。
 でも、今は当時ほどのモチベがありません。なんだか地力が頭打ちになっちゃった気がするんですよね(まぁそりゃ手元撮ってる訳じゃないし、下手になるのは残当ですが)。そんな感じで最近はチュウニズムから離れつつあります。
 そんな僕が今ハマってているのは、

beatmania IIDXです。

 このゲーム、優しいのは「クリアできれば勝ち」なんですよ。精度がウニほど求められない。なのでウニで疲弊した心が癒されていくのを感じました。暖かいゲームですね……ビートマニア、やろう。
 そんなこんなで弐寺にハマり、一気に六段まで駆け上がりました。ということで本記事では、僕の弐寺上達の記録をつらつらと書いていこうと思います。よろしくね。

注:この記事の作成者は2P勢ですが、分かりやすさのため、ボタンの位置に関しては1P基準で書いています。要するに2Pでいう1,2,3鍵が1Pでいう7,6,5鍵になります。

1.段位を受けるまで

 弐寺を触りだしたのはだいたい今年の前半ぐらいだったと記憶しています。とは言っても基本的にはチュウニズムがメインだったので、弐寺は箸休め的な感じでプレイしていました。やるのもソワr……ゲフンゲフン24時間営業の鉄腕というゲーセンに行って、ウニのプレイ受付時間が終了した時に数クレやる程度だったため、ウニが出来ない時間に代わりにやるゲーム、といった感じでした。その時はレベル2,3から初め、1048式固定運指に苦戦しながらも少しづつできる難易度を4,5,6とあげていったのを記憶しています。その際はステップアップモードを主に使用していました。今もずっとお世話になっています。

2.一級 〜CHORD譜面との出会いと癖

合格日: 2024/9/20(EPOLIS)

課題曲
(1)Lethal Weapon[N]
(2)Don't believe the hype[N]
(3)凛として咲く花の如く[N]
(4)With your Smile

 少しずつ弐寺に慣れてきて、「さて、段位を取ろう!」と思い経ちました。ということで手始めに一級に一旦の目標を据えます。

 Twitterを遡ってみたところ、大体今年の8月ぐらいに一級に落ちた時のリザルトが投稿されています。

 この時期もメインとしてガッツリはやっておらず、鉄腕に行った時のついで的な感覚でプレイしていました。

 そして、そこで「ヤツ」と出会います。

 そう、With your Smile[H]です。
 今までプレイしてきた譜面は基本的に階段主体で、同時押しがあったとしても、四分音符の感覚でしか来なかったため、特に脅威ではありませんでした。ただしこいつは違います。
 そもそもCHORD譜面すらまともにやってこなかったせいでどこに何が降ってくるか一切認識ができず、適当に叩いてたらBメロで落ちまくる始末。
 また、当時はミラーオプションの事もよく分かっておらず、正規で受けていたのですが、貧相な左手で薬指・中指・親指の押し分けをしなければならず、当然そんな力もないためとんでもない勢いで空POORを量産し、ゲージを溶かし、4曲目落ちという流れを踏み続けます。あとめっちゃMVに癖ついた。
 こうしてWith Your Smile[H]での閉店を繰り返していた時のこと、知り合いに「ミラーを付けてみたら?」という助言を貰います。試しに付けてみると、左手は楽になったものの、結局チュウニズムという8分なら押しすぎても怒られはしないゲームをやっていたせいで基本的な押し分けが下手だったため、空POORを量産します。ただし、正規ほど酷くはなかったため、サビまで通過させてくれることが多かったです。
 「この調子なら行けるかもしれない!」そうして僕は段位粘着を続けましたが、これがマズかった。

 一級に受かりはしたものの、粘着によって1,2,3鍵の8分の押し分けに癖が着いてしまい、これからのプレイにかなりの影響を及ぼすことになります(はい、私はShining World[A]にランプがつきません。何度かノルマ落ちした後に原因を分析した結果、あの時の粘着が原因だとわかりました。本当にさぁ……)。粘着、やめよう!

 また、この辺りからメイン機種が弐寺になり始めます。

3.初段 〜2P勢は基本ミラーをかけた方がいいという気づき

合格日:2024/11/03 (Pinky Crush)

課題曲
(1)EDEN[N]
(2)STARLIGHT DANCEHALL[N]
(3)IDOL Syndrome.[H]
(4)HAPPY☆ANGEL[H]

 段位認定を初めてクリアしたこず。次の目標はもちろん初段!ということで早速記念受験!

 ……え、2曲目落ち?
 そもそも1曲目のEDENが出来ない。パッと見簡単そうでもラストの皿絡みで崩れまくる。
 また2曲目のSTARLIGHT DANCEHALLの2P正規が大ハズレ(当社比)。何も出来なかったです。
 まさかの1曲50円の高級ゲームになってしまいました。ここで僕は悟りました。「地力不足」だと。
 こうしてSTEP UPモードで修行を重ねます。
 このモードのいい所は、3曲保証なことです。選べる曲が少ないのが玉に瑕ですが、1曲単価のやたら高いゲームをやる羽目になるよりかは幾分かマシです。
 そうしてSTEP UPで地力上げ▶︎初段に挑戦の流れを何度か踏むものの、2曲目が抜けられない……。こうして2曲目の正規に酷い癖をつけていきます。
 ある日、2曲目の譜面を眺めている時に気づきました。「これ、やたら左手に寄ってね?」

 こうしてミラーをかけたところ、2曲目を通過することに成功します!(まぁ思いっきり補正入りしてたけどね)
 そうして、3曲目を難なく抜け、来たる4曲目、HAPPY☆ANGEL。やった感想ですが何がHAPPYじゃ馬鹿野郎。UNHAPPYだよボケ。
もうなんか何も見えなかったですね。とにかくCHORD譜面に弱い。

 この時の僕の課題は2つです。

①認識が出来なくなった時に雑に押しすぎてしまう。
②2鍵を非皿側の手で出張してしまう。

 ①の方はよく友人やPUCの先輩に指摘されていました。なので、とにかく「押しすぎない」事を意識しました。これは8分で怒られない系板しばきゲームやってた弊害だなと感じます。
 ②の方ですが、これは自分で気づきました。サビに定期的にくる2,4,6鍵+皿の配置で崩れやすいことに気づき、その原因を考えた結果たどり着いた結論です。

こういうやつね

 じゃあ気づくまではどう取ってたかと言うと、左手で青鍵盤3つをベタっと全部押すとかいう脳筋運指。もちろん3つ同時に片手で取らなければいけないので手も広げるし、何も降ってない白鍵盤に手のひらが触れ、空POORを大量にもらうという残念なことになっていたのです。更には元のホームポジションに左手を戻すのに時間がかかり、そこでまた崩れるという悪循環に陥り、閉店を繰り返していました。

 こうして自分の問題点を洗い出し、①に関してはとにかく焦ったら落ち着くことを意識することに。今ではだいぶマシになったと思います。②に関しては皿と2鍵を同時に取る事をとにかく意識していました。当時はなかなか出来ず、苦しい思いをしましたが、段位が上がっていくにつれてできるようになった気がします。曲が始まる前に手元を見て、小指で皿を回しながら人差し指を2鍵に当てるという動作をずっと練習していた覚えがあります。

 こうして……

 初段合格を果たします。あまりにもギリギリな闘いでしたね。

 ちなみにこの後二段受けようとした時に間違えて正規初段受けちゃったんですが普通に2曲目落ちしました。このゲーム難しいなぁ。

4.二段 〜僕の苦手傾向は……?

合格日:2024/11/08
課題曲
(1)Iris[H]
(2)WHA[N]
(3)Zenius -I- vanisher[H]
(4)Ariah[H]

 初段に受かってウッキウキの僕。早速二段を記念受験することに。

ここのことです

 いや伝わるかよ

 ちなみにここの事を「Zeniusのウンコベチベチ地帯」と読んでいたら某ゴマガキさんに「どこだよ」って言われました(写真の部分はやたらと目立つシンセの音が鍵盤にアサインされているため、地力がないとリズム通りに押せず、ベベッベッッベッッッベみたいな音がするためこう名付けました)。

 2曲目以外は結構苦戦した覚えがあります。この段位はやたら8分の同色同時押しが絡む譜面が多く、それが僕の苦手にクリーンヒットしたため、かなり苦戦した覚えがあります。またZeniusのウンコベチベチ地帯より前の乱打もかなりボロボロ落とした覚えがあります。二段は自分の苦手傾向をハッキリ理解したきっかけにもなった段位でもあります(要するに乱打、同色同時押し、CHORD譜面)

 二段で意識したのは以下の点です。

①WHAで回復出来るようにする
②Zeniusで押しすぎない
③Zeniusのラストの13トリルは非皿側で出張
④Ariahは落ち着く

 ①は、WHAが比較的やりやすい譜面であったことと、鍵盤があまり絡まない連皿が得意だったのもあって、対策に至りました。Irisで削れたゲージをある程度回復するためです。

 ②は、Zeniusが乱打や同色同時押し、皿複合などで、当時の僕が焦って適当に押しがちな要素が詰まった譜面であるためです。とにかく頑張って落ち着きました。

 ③に関してはここのことですね。

 右手側(=表拍)はそこまで位置が変わらないため、左手に全集中しました。これを完全固定で取るのもやはり地力的に無理がある話なので……

 ④は何度も言ってる話ですね。焦るな。

 以上の4点を意識しつつ、STEP UPモードを回し続けて……

 無事に二段に合格しました。

5.三段 〜ゲージがずっと低空飛行

合格日:2024/11/09(Pinky Crush)

課題曲
(1)SAMRASA[H]
(2)Seaside Labyrinth[H]
(3)SPEED DEMON[H]
(4)into the battlefield[H]

 はい、なんか次の日に受かりました。

 といっても地力がついた実感的なのはあまり感じませんでした。成長を実感できなかった一因として、リザルトのゲージ推移があります。終始補正付近をうろついており、気合いでゴリ押しした感が否めなかったからです。

 一応意識した点を上げておくと、以下の2点です。

①into the battlefieldの1軸は焦らない
②指押しで余計な箇所を押さない

 ①に関しては、ここですね。

 当時の地力的に押せなかったので、食らいつくというより、耐えることに意識を向けた気がします。ここで閉店しない辺り、押しすぎない意識が身についてきた気がしますね。

 ②はここですね。

 先程載せた軸地帯で削られる焦りからか、ここが上手く打鍵できず閉店することが多かったです。対策としては(正直対策と言っていいかわかんないけど)、譜面画像と睨めっこしながら、16分階段の指の運びを覚えてました。並び待ちがいない時に筐体を使って確認していた覚えがあります。ここを抜けて1発でした。あっけない……

 ちなみにちょっと前にアップで三段を再受験した時例の軸地帯がちゃんと押せるようになっていて、成長を実感しました。やったね。

6.四段 〜やっぱり段位はミラー!

合格日:2024/11/13(Pinky Crush)

課題曲
(1)The Commanders[H]
(2)smooooch ・∀・ (Snail's House Remix)[H]
(3)HAT TRICK[H]
(4)HYPER BOUNDARY GATE[H]

 なんとも煮え切らない三段合格を経て、四段を受け始めます。四段を受験していた当時は精神的に不安定で、Twitterにあまり浮上していなかったため、記念受験時のツイートはありませんでした。

 でも1曲目のミラーがやりづらかった記憶があります。今まで全ての段位をミラーで合格してきたけど、とうとうここで正規譜面での合格を果たすのか!?とか思ってた記憶があります。
 でも、どうしても4曲目が抜けられない……そんな時に4曲目の譜面を見ていた僕は、あることに気がつきます。

 ……やっぱ左に寄ってね???

 ということで、ミラーをかけたら1発で合格しました。

 ……あんまり書くことがないな。正直HAT TRICKのメロディーラインのリズムを覚えたくらいしか言うことがねぇ。あと2Pはミラーをかけろとしか……

 あと、合格した様子を見ていた友人に「押しすぎないことちゃんと意識できてるね!」って褒められて嬉しかった記憶があります。

7.五段 〜段位の粘着は厳禁!

合格日:2024/11/17(Pinky Crush)

課題曲
(1)Sugarplum[H]
(2)CUE CUE RESCUE[H]
(3)Nocturnal 2097[H]
(4)Dr. Chemical & Killing Machine[H]

 友人に褒められたことで調子に乗ったこず君。早速五段を記念受験します。その当時のツイートはありませんが、3曲目で落ちました。その時、1曲目はだいたい40〜50%ぐらいで通過して、2曲目は20〜30%位で通過した記憶があります。

 そこで僕は思いました。「これもう1回受ければいい所まで行くんじゃね?」

 そこでもう一度五段を受験します。「1,2曲目は癖が付きやすい」と忠告してくれた友人達を無視して……

 そしたらなんと、1曲目でゲージが20%付近になってしまいました。
 ……え、これプレイするの2回目だぞ……????2回目なのに癖がつくことあるか……????と困惑したことを覚えています。
 また、2曲目もサビの乱打が一切見えず、3曲目に十分なゲージを残すことが出来ませんでた。
 そうしてかなりの危機感を感じた僕は、段位粘着をやめ、ステップアップモードに引きこもります。とにかく色んなレベル8,9を触った覚えがあります。やはり人の忠告は素直に受け入れるべきですね。

 また、以下の点を意識しました。

①左手で取る範囲、右手で取る範囲を意識する。
②CUE CUE RESCUEのサビのリズムを意識する。
③CUE CUE RESCUEの最後の8分同時押しの指の動きを覚える。
④Nocturnal 2097の7小節目だけは固定を外して2-2で取る。
⑤乱打は焦らない。

 まずは①から。これは個人的にライバル視していた友人にアドバイスを仰いだ時に教えてもらったことです。わかりやすい箇所で言うと、Sugarplumの27-34小節目でしょうか。

実は当時のかなりの癖付きポイント

 8分の同時押し主体の配置ですが、このように認識します。

 つまり、譜面を認識する上で、左手と右手の境目に脳内で線を引くことで、どこからどこまでが左(右)手が担当する範囲なのかを明確にするということです。これがとても分かりやすい。癖をつけていた写真の箇所をこの認識法で乗り切りました。つまり、皿側は1▶︎1,3鍵で四分、非皿側は8分の指押しと認識しました。
 ちなみに、この認識法は今もかなり役に立っており、難しめな乱打や階段を捌く時に意識しています(この認識を早めに出来ていればHYPER BOUNDARY GATEの2P正規がハズレだってことに早めに気づけたのかなぁ)。

 ②は、テーテレッテッテッテッテテレテレテーテレッテッテッテッテテレテレですね、伝われ。

 ③はここです。

 3曲目以降に十分なゲージを残す事を考えた時、ここで落としてはいけないと思ったため、指の動きを完全に覚えました。

 ④はここです。

 右手をちょっと出張させて2-2で取っていました。僕はズルい人間なので固定を外すことも厭いません。

 ⑤に関してはもういいでしょう。正直聞き飽きたと思うよ。

 挑戦段階ではずっと3曲目が抜けられずにいたのですが、沼Aに行った時に試しに受けてみたら初めて3曲目を抜けることができ、そこから1発合格でした。補正にものを言わせてゴリ押した感がやはり満載。

 ですが、自分の譜面認識法や、癖との向き合い方など、色々なことを勉強できたいい機会だったと思います。また一つ成長したのでした。

8.六段 〜初めての挫折

合格日:2024/12/02

課題曲
(1)Boomy and the Boost[H]
(2)青の洞窟[H]
(3)POLꓘAMAИIA[H]
(4)IXION[A]

 ここまで僕の記事を見てくれる人、いるのかなぁ……もうそろそろ7000文字到達しそうなんだけど……そもそも六段もう少し手こずると思ってたし。あ、7000字到達した。

正直こんなに長くなるとは思ってなかった

 流石に書きスギィ‼️って感じです。元々は五段までの記録を書く予定だったのになんか六段受かっちゃったんすよ()だから書くしかないじゃん()

 とりあえず話題を弐寺に戻しましょう。ここまでの段位は、合格日を見てもらうとわかるように、次の段位を取得するまでに、基本的に2〜6日程しかかかっていません。しかし、五段から六段になるまでになんと2週間もかかってしまいました。そう、つまりこの人は初めて挫折を経験したわけです。

  とりあえず記念受験した時の話をすると、普通に1曲目落ちです。記念受験で1曲目落ちというのは初めてで、とても悔しかったのを覚えています。

 キレてますね。お前が下手なのが悪い。
 どうやら調べてみるとこいつは元々レベル10だったらしく、そこから降格してきたみたいです。そらムズいわけだ。
 ある日ちょっとこの曲に対する評価が気になって、beatmania IIDX SP攻略wikiを覗いて見ました。

悪口.jpg

 大きく削られる所か削られすぎて閉店してるんですけど!?!?!?!?!?!?!?!?

 そうして僕は攻略wikiのコメント欄に、自分が地力不足の更に下を行く、超地力不足という現実を叩きつけられたのでした。悲しい。

 しかし、こんなことで折れるほど僕はヤワじゃありません。僕がやったのはズバリ、レベル9のイージー狙いです。もうとにかく沢山の曲をプレイしました。30曲、40曲位ついた段階でようやくBoomy and the Boostを抜けらるようになり、4曲目までプレイ出来ました。こうしてプレイしていく内に、だんだん自分の閉店の仕方に傾向があることに気づきました。

Boomy and the Boostでかなり削られ、青の洞窟で回復、ポルカマニアで削られ、IXIONで閉店

 こうして、自分の弱点が乱打と皿絡みであることを再認識しました。何回認識してんねん

 そんな超地力不足の僕は以下の点を意識しました。

①Boomy and the Boostは、形がわかりやすい所は指の動きを覚える
②青の洞窟は一部固定を外して取る
③皿絡みで思考停止しない
④難しい乱打が来てもちゃんと指を動かす、でも動かしすぎは厳禁

 ①は例えばここですね。

 序盤の16分5打の指推しが続く地帯です。ここで落とすのは正直勿体ないし、形も繰り返しで単純なので、とにかく動きを覚えました。他にも動きが簡単なところはあるので、序盤は絶対にゲージを落とさないことを大切にしながらプレイしていました。

 ②はただのズルです。まぁ受かればいいんですよ。例えばここ。

 黄色の丸で囲った部分は右手の人差し指で取りました。白鍵階段の接続もやりやすいのでおすすめです。

 でも固定を外すリスクもあります。接続を誤るとホームポジションに戻る時に大きく崩れる可能性があるため、外す際は外していいところ、いけないところの区別をしっかり付けましょう。

例えばこういうのは固定で取っていました

 ③ですが、ポルカマニアであまりにも削られすぎていた時に、何故削られるのかを考察していた時に出た結論です。皿と鍵盤が一緒に来ると焦っちゃうんですよね。「やばい!!!!!!」って。こうしてプレイが雑になる。ミスが嵩んでゲージが減る、というような流れです。
 対処法としては、とにかくSTEP UPモードで色んなレベル9をやりました。今まですごい具体的なアドバイスだったのに急に脳筋になったなって思うかもしれませんが、正直それしかないです。地力で上から叩き潰せ。
 でも地力がつくと焦らなくなるんですよ。どこに何が来てるかやたらと見えるようになってちょっと感動したのを覚えています。

 ④ですが、今までの「押しすぎるな」という話とは矛盾してるように感じるかもしれません。でもめっちゃ大事です。
 つまりどういうことかというと、難しい乱打が来ても、諦めずに、ちゃんと認識して、押せということです。

 おそらく読者の9割の方が「……え、当たり前じゃない……?笑」って思ってるかもしれませんが、六段に受からなかった時の僕は、所謂「負け癖」がついていたように感じます。つまり、自分の地力の範疇を超える乱打が来た時に「見えない!分からない!無理!」っと言った感じで認識がおざなりになり、打鍵が雑になり、閉店する、という傾向があったということです。このような諦め癖がつくと後のプレイにも大きく響く可能性がある(と勝手に思い込んでいる)ので、早めに気づけてよかった気がします。
 じゃあ諦め癖を抜くためにどのような事をしたかというと、とにかくSTEP UPモードで色んなレベル9をやりました。こいつSTEP UPモードしかやってねぇな。最終的にレベル9にイージー、ノマゲあわせて67譜面ランプをつけました。つまり地力を上げて見える乱打の難易度の上限を上げ続けたってことです。

 弐寺をメイン機種に据えてから、合格まで1番時間がかかった段位でしたが、その分達成感や喜びも一入でした。

9.結論

・段位粘着はやめろ

 僕みたいにWith your Smileに永遠に呪われているバケモノになりたくなければ、やるべきです。ずっと8分の12トリルに癖つけてます。助けてください。

・STEP UPモードをやれ

 やれ。

 ……なーんか、在り来りですね。というのも、僕は弐寺を始めた頃、色んな上達記事を漁ってたんですが、「六段まではなんとかなる〜」みたいな感じのことばっかり書かれてた記憶があります。「なんとかなってないから調べてんだよ‼️」ってキレてた覚えがあります。なので、僕が六段になるまでにやった事を纏めれば、具体的な上達方法を共有できるのではないかと思い、アドカレでこの話題を扱う運びとなったのです。でも結局当たり前のことしか書けなかった気がします。
 ……六段までが「なんとかなる」と言われる所以も理解できます。確かに僕がやってたことってSTEP UP回し続けることだもんな……
 でも、ただ何も考えずにやるってより、しっかり考えてPDCAサイクルを回すっていうのはどの段位に挑むにあたっても大事な事だと思います。(あれ、これチュウニズムでも大事じゃね?僕がウニ出来なくなったのって、「当たり前のこと」が出来なくなっただけじゃね?)自分がこの要素が出来ない理由はなんなのか?という所から分析して、その原因に直接対処できるような練習法を考え続けるのはとても大事です。そういう意味では「やっていればなんとかなる」の一言で片付けるのは些か乱暴な気もします。

10.これからの目標

 ついに六段に合格した今、これからの目標はやはり七段です。まぁ、お前の苦労をずっと見てたぞ 本当によく頑張ったな?THE SAFARI[H]と向き合わなければなりませんが(その前座にレベル10の連皿上位譜面がいるとか噂は聞きますが……)。
 とりあえずはまだレベル10は触っていないので、簡単なレベル10から触り始めていく予定です。ある友人がレベル10に100曲イージーつけてPinky Crush初日に七段ワンパンしたって話がめっちゃかっこいいので僕もそれになりたいなぁって感じたり。

 そしていつかは皆伝に……なんて、もちろんそんな簡単に言えることではないとは思うけど、できる所までは頑張りたいよね。ひとまず今年度中に七段か八段辺りいけたらいいなって思ってます。

 長くなりましたが(そりゃ1つの記事に7段位もぶち込めばこんな文量になるだろ!)、ここまで読んで頂き、ありがとうございました!これからもbeatmania IIDX、楽しんでいきましょう!
















 ちなみに、お察しの通りこれを書いているのは午前5時です。筆の勢いが乗りすぎてこんな時間になっちゃいました。この日のバイトは30分遅刻しました。嗚呼






おしまい

いいなと思ったら応援しよう!