写真展巡りでタイムリープしたお話
2024年4月21日、2023年のNISEKO EXPEDITION(まつもとが運営としても関わっている北海道のレース)の映像編集も一段落し、写真欲が高まっていることもあって、この日ふたつの写真展を回ろうと考えていました。
ひとつは西田航さんなど著名な方々がLeicaを元に集まったことがきっかけとなった「LSK写真展」、もうひとつは写真の言語化の話題でTwitterXで教えていただいた「上田義彦氏『M(Materia)シリーズ』」(※造詣の深い方は気づいたと思いますが、オチはタイトルです)
まずはお昼過ぎ、表参道のThe Unknown Cafe Galley Harajukuへ。日曜ということもあり、また14時から有名YouTuberとのトークも予定されていたりでものすごい熱気と人の量。根が陰キャの私、大量の人間にさらされることによりキャパオーバー。長居すると浄化されてしまいそうなので、一旦退却することに。
次に向かうは竹芝埠頭。少し前にTwitterXでも話題になった「写真の言語化」を考える中で、よく拝見している林さんのTwitterXでこんな投稿を見かけまして。
今まで懐疑的だった外に向けての言語化も、確かに美術館や芸術祭の展示にはコメントが欠かせないよな、なるほど対外的な言語化も必要だなと思ったのもあり、そこで例に上げられていた「上田義彦氏『M(Materia)シリーズ』」を見に行こうと思ったわけです。(※造詣の深い方は気づいたと思いますが、オチはry)
賑やかな表参道、原宿から渋谷駅へ。移動中のルートがちょうどLSK Photowalkのコースと被っていたこともあり、写真を撮りつつ移動。途中大規模なデモ行進もあったりして、原宿らしいな、と思いつつシャッターを切る。
さて山手線浜松町で下車し、Googlemapを起動します。が、目的地を入れてもヒットしない。どうやらビル名がmapに正しく登録されていないようです。とりあえず予測地に向けて小雨の中を進みます。
しかし探せど探せど、目的のビルは見つからない。明らかに住所地に立っているのは小綺麗でおしゃれなビジネスビル。WEBページで案内されているような青い建物はどこにも見当たりません。
どこだろうと付近をウロウロ。青い建物だからきっと海端に立ってるのでは!?などと迷推理をかまして彷徨い込む埠頭。
駅ビルの周りも探索してみます。
40超えたいい大人が迷子。割と地図は読めるし方向感覚はいいはずなのに。これは本当に分かりづらいところに建ってるんだな、イベント会場に電話したら分かるじゃん、と気付いたときには小一時間が経過していました。
再度WEBページを見直したまつもと。電話番号を探してよくよく読み込んでみると、そこに書かれていたのは、
ん?
んん?会期2014年って書いてない??
信じられないことにこの1時間、2014を2024と空目して、10年前の写真展会場を探して彷徨っていたのでした。10年も経てば町並みも大きく変わり、写真展の会場となっていたビルはもう存在しないんでしょう。Googlemapが間違っていたのではなかったのか。
多少疲れはしたものの、今はなき10年前のビルを探し、遠き昔に終了している写真展に想いを馳せ、閑散とした竹芝埠頭を歩き回る。10年前にタイムリープしたような感覚は、不思議と嫌な気はしませんでした。
40も超えたいい大人の所業とは思えませんが。
そして10年前に終わっていた写真展を諦め、もう一度表参道に戻って改めてLSK Photowalkを楽しもうと山手線に乗り込んだのでした。
帰ってきた表参道DIORの前では、今度はインド?の装束に身を包んだ集団がダンスしてました。みんな元気だな。
#探究学習がすき
こんな日記にこのタグ使っていいんだろうか。