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2023年7月11日 火曜日

夫に借りて、ポケモン緑のリメイク版・リーフグリーンを初めてプレイしてみた。おおむね緑と同じ展開、配置、セリフのまま映像がきれいになってて、ダブルバトルもできるようになってて、きのみとかもあって、新しい技と新しいタイプと新しい道具で、すごい快適な感じでポケモンできるとてもいいリメイクだな〜と思った(発売がGBAの時代なんでくっそ今更)。
リメイクとか復刻とかってわたしは大好き。懐かしい切ない気持ちになれる。今風に変えられてる部分も、時が経っちゃったんだなぁっていうちょっと悲しい気持ちと当時のポケモンブーム思い出せるから好き。
わたし、己の力でキャラの身体をコントロールして戦うゲームほんとに苦手で、正直に申し上げるとスーパーマリオすらクリアしたことない。だから初めて貰ったゲームがポケモンでほんとに良かったと思う。それは、サンタがくれたんだけどピカチュウ版のカセットと黄色のゲームボーイカラー本体で、中身開けたらすごく嬉しかったの覚えてる。ゲーム買ってもらった!って多分めちゃくちゃ喜んでた。でも、ゲーム音痴なのその時点ですでに確定だったんだね、開幕の主人公の部屋からいつまでたっても出られなかった。これは鮮明に覚えてるんだけど、部屋から出られず1時間は経過してたと思う。そのうちに母親がやってきて、今日のゲームの時間終わりって告げられるまでわたしは部屋から出られなかった。ポケモンってこんなゲームなの?!って本気で思ってたわたしかわいい。母に出られないよ〜って泣きついたけど母もわかるわけなく、サンタは攻略本とかはくれてなく、わたしは途方にくれて電源落とそうとして最後にもう1回だけ部屋一周してみようって思って十字キーぐりぐり動かしてたらなんのはずみか、階段を降りられた。それで1階に行けて玄関から外の世界に出られた。
その後も試行錯誤しつつ段々とポケモンのおもしろさにハマってしまい、夜中にこっそりやるような不良になった。でもそこはゲーム音痴のことでダンジョンが苦手だったらしく、オツキミやまで止まった。
でもポケモンはほんとに楽しかったし、なにより忘れられない友達ができたことがわたしにポケモンっていうゲームを忘れがたくさせ今もプレイさせている。その子、こうじくん(当時7歳・仮名)は学童の同級生で、はじめはほんとに嫌いだった。なんかなにかと人につっかかる子で、当時は自分も7歳だからただただムカつくやつという体感しかなかったけど多分いま考えればすごい問題児だったとおもう彼は。でも学校のクラスも同じだしなんかなにかと付き合わざるをえない関係ででもそこは子どものことだから、ムカつくやつと思っていてもポケモンの話されたらそのムカつきは忘れちゃって、わたしいまピカチュウ版やってるんだけどね!いまわたしオツキミやまで止まってるの、先に進めないの!ってめちゃくちゃ盛り上がった。子どもの気持ちに一貫性とかまじでないんだなぁって大人目線で思う。そしたらこうじくんは、オツキミやまなんか簡単だよって言い始めて、クリアしてあげるよって言い出した。今だったら私につっかかってくるようなやつには絶対助けを求めたくないって思うけど、そこは子どものことだから、えっ!クリアしてくれるの?してして!ぜひ!ってあっさり言っててその日の放課後もううちに遊びに来ることが決まっていた。そんでうちに来てくれてあっさりとオツキミやまを通り抜けてくれてわたしは無事ハナダシティに進むことができた。オツキミやまクリアがきっかけとなり私は今までのムカつくやつという印象はきれいさっぱり忘れ去ってしまいこうじくんとめっちゃポケモンするようになった。通信もしたし対戦もした。よく公園でポケモンした。ついでに学童の行事とかでもよく一緒に行動するようになりほんとに楽しかったんだけど、それからまもなく彼は転校することになった。彼が転校しちゃうのがめちゃくちゃ寂しかったんだけど、そこも子どものことで、どこのなんていう学校に転校するとか、手紙を書くから連絡先を教えてくれとかいうことは全く思いつかず、結局彼とはそれっきりになった。いま彼がどこで何をしてるのかはまったくわからない。転校以降の彼の消息も全く入ってこない。母親にたずねようにもその母は既に他界している。当時の学童の先生とか友人、学校関係者みんな音信不通。だからこうじくんのことはほんとにまったくわからない。でも不思議とことあるごとに思い出すんだよなぁ、彼と過ごした短いポケモンデイズ。小1時で唯一ハッキリ覚えてる友だち。他の友達なんて全員忘れちゃったし、どんな小1過ごしてたかも曖昧だけど、こうじくんだけめっちゃおぼえてる。彼はいまどこでどうしてるんだろう。

ポケモンをやると7歳のこうじくんに会えるので、わたしはポケモンをやめられない。

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