レポ&感想 モボ朗読劇『二十面相』 ~遠藤平吉って誰?~ 観劇1回目(6/22 夜)
※矢花くんが好きなだけの演劇も芸術も特に詳しくない一般人の感想です。
【会場】
・当日引換券は一番奥まで進んだ入り口の手前の受付で引換え
・引換場所が関係者受付の隣で普通に見学のJr.の子もそこから入ってた(私が行ったときはたまたま忍者の子(たぶん)と同じタイミングだった)
・会場入ってすぐのところに物販、開演20分前くらいの時はほとんど並ばずに買えた(メジャーな電子マネーは対応してた)
【座席】
・直前に思いつきで買った当日引換券だったから期待してなかったけどセンターブロック寄りの通路席で段差の1列目だったから視界を遮るものなく足の先まで見えた
・座席によっては人権ないとか言われてるけど見渡す限り人権ないレベルの席はそこまでなさそうに思えた(前列端になったらかなり鋭角できついかもだけど左右に動いてくれるとこもあるからそれはそれで近くていいと思う)
【矢花くん】
・冒頭ベース弾いて歌い出したとこでああもう9000円の元とれたわと悟った
・スタンドマイク自分で持ってセンターまで行く所作なんかセクシーで好きだった
・パンツの幅が明らかに脚の太さに対して余っててめちゃくちゃな脚の細さを感じた(好き)
・噂通りたくさん吸水してらして命を感じた(?)
・何曲目かの曲終わり小声の「センセーション…」めっちゃよかった若干会場から笑い声聞こえてきた
・挨拶の締めが「皆さん健やかに生きてください」でああ本当にこの人のこと好きだなとしみじみ感じた
・捌けるときサイレンを歌い踊りながら去っていった
・矢花くんにとても合ってる舞台だと思ったし初主演舞台がこれでよかったなと思った
【豊田陸人くん】
・声がいい
・ソロかわいい
・演技も歌もうまい
・捌けるとき一瞬だけ🤘😝🤘みたいなポーズしててかわいかった
【内容】
・結構ハイテンポで語りが進んでいくからこれ理解しながらついていけるか?と最初は不安だったけどいつのまにか没入できた
・朗読劇、演劇、ミュージカル、演奏全部たのしめる贅沢な舞台だった
・明智と二十面相と小林の三角関係の話のときのBGMがワルツ(三拍子)なのよかった
・「語る側」と「語られる側」が同時に存在する構造で結構メタ要素もあっておもしろかった
・メタフィクションともまた少し違うのかもしれないけどゼミで少し近現代文学研究やっていた身としては当時のことをいろいろ思い出した
・最後のマネキンのシーンは前衛芸術感というかインスタレーションっぽさを感じた
・レポ読んでもっとわけわかんない系を予想していったから思ってたよりは難解に感じなかったけど4人でいろんな人の役をやる上にそれもすぐに入れ替わったりするから誰が話してるのかわかりづらい部分もあって、でもそれも題材の性質上わざとなのかなと思った
・全体を通して「表裏一体」みたいなことが語られてたけど、最終的に「私とは何か」「あなたとは何か」みたいなアイデンティティーの問題とかそういう根源的な問いに行き着くのかなと思った
・物語だけじゃなくてそれを「読む人」についてまで言及してて(場面としてはそんなに多くはなかったけど)そこまで掘り下げるのかと驚いたし物語に限らずそういう視点から物事を考えるの好きだからおもしろかった
・明智は二十面相を捕まえるのが生きがいで、二十面相は明智に捕まえられるのが生きがいで、たぶんお互いがお互いの存在意義になってていないと生きていけなくて、それは物語の中でもそうだけど作品の外側から見てもどちらかがいないと物語が成立しないという意味ではどちらかが欠けたら片方も存在し得なくて、構造的にもお互いがお互いの存在意義なんだな、と思った(もはや箇条書きレベルの文章じゃなくなってしまった)
・お互いがお互いであるなら自己愛拗らせすぎてやばいし強烈な自己愛の話でもあると思う
【その他】
・10年近くぶりのジャニーズの現場でドキドキしてたけど同年代くらいの上品な感じの落ち着いた方が多くて安心🥲
・昔は治安悪目の方々を推していたからかオタクも治安悪めで(たぶん自分もその構成員だった)ジャニオタってそういうイメージだったけどやっぱりオタクは推しに似るんだなと思った(SNSとか見てても思うけど矢花担はなんか落ち着いてる人が多い)
今すぐ人生観とか価値観がガラッと変わるみたいなことはないけど間違いなく私の人生の糧になったしたくさん考えることもあっておもしろかったですありがとう。たぶん2回目みたらまた違った部分もみえてくると思うから土曜日もたのしみにしてます。
矢花くんがこの作品に対してどういう感想を持ったのか気になるから終わった後でもいつかどこかで聞かせてほしいな〜