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ナイトスクープ

今朝のNHK「あさイチ」の特集は「パートナー間の精神的DV」でした。

「長時間 無視される」で思い出すのは「探偵!ナイトスクープ」で名作とされている、「10年以上口をきいていない父と母」。

10年以上口をきいていない父と母
2013年4月5日放送。探偵は竹山隆範。奈良県在住の18歳の少年からの依頼。依頼者は、物心付いた頃から両親の会話を聞いたことがなく、母親が話しかけても父親が無視してしまうのだと言う。子供に対しては普通に話しかけてくれるのに、なぜ母親とは口をきこうとしないのか、理由を解明してほしいという内容。依頼者の姉、そして母親からも話を聞いた所、実に23年間会話をしていないことが判明。理由を父親に聞いた所、「子供が生まれてから妻が子供中心の生活をするようになり、自分の相手をしてくれなくなった」、要するに「すねていた」という理由で、それから引っ込みがつかなくなってしまった、と告白。父親、母親ともにお互いに話がしたいということから、2人の思い出の場所である奈良公園で夫婦2人きりにして、父親が今まで無視していたことを謝った後、お互いに日ごろの感謝と、これからは夫婦で話をしてゆくという会話を交わした。父親は「子供たちがこんなに心配しているとは思わなかった」と、母親は「(会話できて)幸せでした」と語った(理由については「そうじゃないかなとは思っていた」とのこと)。会話の様子を遠目で見ていた依頼者を含む3姉弟、さらに竹山も涙し、スタジオ中が感動に包まれた。放送後、ネット上では番組への絶賛の声が殺到した。

Wikipedia「探偵!ナイトスクープ」

2013年に放送されたこの回、リアルタイムで見ていましたが。…ドンびきでした。
子供が生まれて妻が自分にかまってくれないからって理由で23年間も口をきかないとかある!?
23年間も口をきいてないのに、18歳の息子がいるってどういうことよ。
信じられへん。
口をきくのもイヤなのに子作りはするわけ?

奥さんの気持ちは想像出来なくもない。
「そうじゃないか(かまってもらえなくなってスネてひっこみがつかなくなったんじゃないか)と思っていた」
諦めてたのだと思う。
家にお金だけ運んでくれたら御の字だと思っていたのかな。
子供が傷ついているとは思わなかったのかな。

ナイトスクープの局長・西田敏行がしょうむない依頼でも涙ぐむのは通常運転だったけれど、この依頼で号泣しているのにはひいた。
のちにこの回は「神回」とされて、先月の西田敏行追悼回でも再放送されたそう。

※「レイテ島からの手紙」は掛け値なしに泣ける名作

関西人が「探偵!ナイトスクープ」という番組をどれくらい愛しているかというのは説明が難しい。
「"関西人"とは主語が大き過ぎ」と思われるかもしれないけれど、体感では「関西人で阪神タイガースが好きな人」よりも「関西人で探偵!ナイトスクープが好きな人」の方が多いと思う。
週間視聴率ランキングでも深夜ローカル番組ながら上位に来ることが多かった。
私も1991年に放送枠が現行の金曜23時台になってから20年以上、毎週楽しみに見ていました。
今でもすぐに思い出せる名作が何本もあるし、日常生活のなんかの拍子に「これナイトスクープで見たやつ」と思い出すこともある。

でも「10年以上口をきいていない父と母」が放送されたあたりから見逃すことが多くなり、いつの間にか全く見なくなり。
局長が松本人志に替わってからは絶対見ないことにした。
構成作家として百田尚樹がずっとクレジットされているのもイヤだった。
今、確認したら百田氏は去年政治活動に専念するため(ゲェーッ!)ナイトスクープを引退したらしい。

あさイチを見て、変な記憶の扉が空いてしまったw

今朝の「あさイチ」では、精神的DVに遭った人は、とにかく誰かに相談するのが大切とのこと。
誰に相談したら良いかという話もしてたようなので詳しくはNHK+をご覧になって。
相談された方は「すぐに離婚しろ」とか「なんで離婚しないの」などと言うと2度と相談してくれなくなることもあるから注意が必要らしい。
でも近しい人からDVの相談受けたら「離婚!」て言ってしまうなぁ…。

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