めばちこの思い出
yumaさんの「めぼ」の話を読んで思い出したこと。
「ものもらい」のことを、私は子供の頃から「めばちこ」と言ってます。大阪だけなのか関西全域かは知りませんが。
薬局に薬を買いに行くときも「めばちこの目薬をください」と言えば、抗菌目薬を出してくれます。
私はよく結膜炎になる子供でした。めばちこもよく出来ました。
今思えば、アレルギーがあって目が痒くてこすることが多かったからかと思います。
小さい頃は母に眼科に連れていってもらっていましたが、目が赤くなることにもちょっとしためばちこにも慣れてくると、市販の目薬をさして自然治癒を待つようになりました。小学校2年生の時に父が亡くなって母が自宅で喫茶店を始めて、通院に付き添ってくれなくなりましたし。
お友達の家で猫を抱っこした翌日、アレルギーで目がぱんぱんに腫れてしまったことがあって、その時はさすがに母が眼科に連れていってくれましたが。
中学生か高校生の時、かなり大きめのめばちこが出来ました。
夜、店を閉めて片付けをしている母に
「めばちこが出来て痛い」と言うと
「目医者さん行く?」と聞かれ。
「目医者さんで切ってもらって膿を出したらラクになるで」
ええっ、切るって怖い!
「膿、出したろか?」
えっ、お母さん出来るの?
そこで拒否すれば良かったのですが、その時は眼科で「切られる」より自宅で治せるのならその方が良いような気がしたのです。
母は、縫い針をライターの火で焼いて消毒して私の瞼のめばちこに突き刺して、膿を絞り出しました。
痛かった!!!
学校に行って友達に話すと「針って!」とゲラゲラ笑われました。
その次からは、大きめのめばちこが出来ると切られるの覚悟で眼科に行くようにしました。
でも眼科では「切開はほとんどしない」と言われて目薬を処方されるだけでした。
野蛮だったなぁ、昭和。
うちの母だけかな(^^;)