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33歳、子どもを持つのに消極的だった私の妊活と妊娠のこと

ごきげんよう、ねむこです。
しばらく前に安定期に入りました。
今までのことを聞いて欲しい気持ちもあり、また、同じような気持ちの方もいらっしゃるかもしれないし、いらっしゃらないかもしれませんが、こちらに残しておこうと思います。

といいつつ、全世界に公開する勇気はなかったので、途中から有料とさせていただきますが、主な流れはこちらです。

<目次>
○子どもを持つことについて
○婚活を振り返る
○心境の変化
○不妊治療クリニックへ
○卵管狭窄らしい
○見知らぬ、天井(FT手術)
○手術その後
○妊娠発覚とそのブルーと罪悪感
○NIPTを経て
○怖いこと、楽しみなこと、嬉しかったこと
○おわりに、と、これから

ちなみに、ウェットな感情は控えめで初期から中期の体調にフォーカスした文章はこちらです。もしよろしければ。


○子どもを持つことについて

元々、私は子どもを持つことはあまり積極的ではありませんでした。二十代の頃からそうだった気がします。
理由としては、地球環境や人間関係とかお金のことやSNSとか、なんか世知辛い世の中だなぁということ。それから、妊娠、出産、子育てで、今の生活から大きく変わってしまうことが怖かったり、私の負担が爆増することを恐れていたからです。

私の遺伝子を残したいともそれほど強く思わなかったというのも理由の一つにあります。おそらく、自分の子孫を残したいと思うほど私は自分のことが好きではないんだろうなぁと思っています。

道ですれ違う小さい子や、インスタで見かける赤ちゃんの動画、友人のお子さんに対しては可愛いなと思うのですが、だからと言って私自身が10ヶ月もの妊娠期間ととても痛そうな出産を乗り越えて自分の子どもを持つことに直結しないのが正直なところでした。

また、仲の良い友人のつわりがかなりひどく、かつその友人の旦那さんも妊娠出産に付随する心と体の変化、その負担に対してあまり理解のない人のように私からは見えました。
そのため、出産に付随する諸々の変化に恐怖しかなく、また結婚式に向けて数年越しのダイエットにいそしんでいた身からすると、出産による体形の変化も受け入れられないだろうなと思っていました。

DINKSも素敵では?ととても思います。
気の合う好きなひととマイペースに、ちょっと贅沢しながら仲良く過ごしていくのってとても素敵だなと思います。私は子ども云々よりも、そういう相手を見つけたくて婚活していたんや…!!

多くは語りませんが、私の両親の関係性もあまり良くなく、子はかすがい、と言うよりも母の重荷になってしまっていると常々感じていました。

また、私の性格から、きっと子どもに自分の理想を押し付けてしまうのではないかという予感と絶望もありました。自分のせいで子どもがのびのびと育たないかもしれないし、もしかするとグレちゃうかもしれない。その懸念は今も変わっていないです。

私自身の性格の問題だと思いますが、子どもを持つと、きっとすごく幸せなことがたくさんあるんだろうけど、良くも悪くも、その幸せなことよりも怖いことや大変なことの方が想像しやすいのかもしれません。


冒頭であまり積極的ではないと書きましたが、かなり消極的と書いた方が適切かもしれません。


○婚活を振り返る


そんな中で婚活をし、子どもが欲しい願望の強い夫と結婚することになりました。

今でもその欄があるのかはわかりませんが、婚活サイトのプロフィール欄に「子どもが欲しいか」ということについて記載する欄があり、「どちらでも良い」を選択していました。カウンセラーさんからは「絶対に欲しくない訳ではないなら、少しでもマッチング率を上げるために【欲しい】と記載した方が良いのでは…」とやんわりとアドバイスいただいた気がします。(婚活の闇を感じた)

結婚相談所は「子どもが欲しいから結婚する」というモチベーションの男性が多い傾向にあると感じていたため、婚活でお会いする方からは「子供が欲しいか」の欄の回答に書いた「どちらでも良い」という回答について質問がかなりありました。

正直、最初の方は「こんなに早いうちからあなたと子作りするお話はしたくないんですが…」と抵抗がありましたが、早いうちからそういった話をするのはお互いの時間を無駄にしないためにも必要なことだと思うようになりました。慣れました。(婚活戦士の闇)

最初は抵抗があったものの、私にとってもお相手が女性の出産に対してどのように考えているのか良い見極めポイントになったかなと思います。
例えば、アラフォーのお相手で、一人っ子は可哀想だから(?)子供は3人(?!)欲しいと言っている人がいて、大丈夫かこいつと思いました。かなりタイプのいけめんだったけど難しかった。中には「出産は女性の負担が大きいので自分が決められることではない。相手の気持ちを最優先にしたい」という方もいて、なんてできた人なんだと感動しました。

今思うと、最初からこのようにオープンな項目で開示できるのは効率的でいいなと思う反面、かなりプライベートな部分をこんなにカタログの一項目のように曝け出していいのかしら…と思ったりもします。

夫との仮交際中にも、子どもを持つかどうかという話になり、「いずれ子どもが欲しくなるかもしれないけど、今はまだそのライフステージにたどり着いていないので、その願望も実感もない。どちらかというとネガティブ。結婚後パートナーときちんと信頼関係が築けてからちゃんと考えたい。私にとっては相性の良い方と結婚するのが先決で、子どもありきで結婚は考えていない」と伝えました。夫も納得してくれたので、交際を続けることができたのかなと思います。

夫は自分の甥姪たちが大好きなので、今思うとなかなか難しい条件を突きつけてしまったと思いますが、身体に負担がかかるのは100%私なので、出産に関する決定権は全て私にあると思っています。(ジャイアン)(今もそう思っています)

○心境の変化

変化のきっかけは、大きく二つありました。

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