ささやき歌うボカロ・UTAU達
こんにちは。ねむこです。
2回目のnoteを書かせていただきます。1回目よりも趣味成分が多いですが、読んでいただけると嬉しいです。
突然ですが、私はウィスパーボイスが好きです。ウィスパーボイスについての概要はWikipediaさんをお借りして。
曲調に合わせて上手く使うことで、より優しいふわっとした空気感や、切なさ、色っぽさを加えることができる、すごく良い歌唱法だと思います。大好き。
今回は、VOCALOID・UTAUのオリジナル曲やカバー曲の中で特に好きな「ささやくうた」を紹介させていただきます。聴く方によっては「これ、ウィスパーボイスじゃなくない?」という曲がもしかしたらあるかもしれません。あらかじめご了承ください。
1.引っ込み思案/五右衛門
Vocalは雪歌ユフ。
8bitサウンドが映えるエレクトロニカにユフさんの物憂げなボーカルが合わさり、不思議な妖しさを醸し出しています。そして泡のような儚さ。聴いているうちに浮きそうで溶けそう。
2.うつつ/きりさむ
VocalはGUMI。
この曲のトラック、最初はfuture bass系のふわっとした音なんですが、途中でラテン系のハウス調に変わります。ノれる。和音がなんだかオシャレ。
そしてこの曲のGUMIの声は、あどけなさがありつつも切ない。憂鬱な気持ちから抜けだしたいけど上手く出来ないもどかしさを歌っています。良い。加えて、合間の「ひい、ふう、みい、よ。」がとても可愛い。
3.Imitation Rain/function
VocalはMEIKO、Chorusは巡音ルカ。
泣きました。ずるい。
ウィスパーボイスというよりもハスキーボイスといった方がしっくりくるかもしれません。しっとり彩りを添えるピアノが印象的なR&B調の音をバックに、MEIKOさんのボーカルが乗っています。このMEIKOさんの声がもう、泣くのを堪えつつも涙がこぼれてしまうような......。そんな感情が伝わってきて、心が締め付けられそうになります。歌詞が控えめなところが余計に切ない。
4.さんぽみち/Seng-Pie
Vocalは初音ミク。
ボサノバ風のまったりポップスに、ミクさんのほっこりあたたかいボーカルが心地よい作品。
特別なことは無いけれど、何気ない日常に小さな幸せが潜んでいる。それを発見したときのワクワクした気持ちが伝わってきました。癒される......。
5.Dependence/Clean Tears
Vocalは初音ミク。
この透明感、ヤバい。
イントロから歌に入るまでの展開ですでに圧倒されてしまいました。上げて一旦落とす。そしてピアノ。容赦ない。
なんといっても、ミクさんの声がもうすごい。甘さと危うさと透明感と......言葉では表しきれない魅力を秘めた声だと思います。CTさん家のミクさん、すごい。
歌詞が盲目的なところもまた、聴いていて心が張り裂けそうになります。私はこのミクさんの優しさがこわい。
6.レイトショーにおいで/Nodoka
Vocalは松田っぽいよ。ララキネマさんによるカバーです。
ゆったりしたリズムに中毒性のあるシンセのフレーズが繰り返され、静かにノれるこの感じ。カバーもそうですが、Nodokaさんのこの曲はもっと多くの人に知られてほしいな、と思います。
この曲の松田っぽいよくんは、少年と青年の中間にいるような、若さと大人っぽさが絶妙に混ざった歌声をしていると思います。ときめきが止まらない。
ララキネマさんのUTAUカバーは、調声だけでなく選曲も素敵なので、気になった方はぜひマイリストから聴いてみてほしいです。
今回紹介されたカバーの松田っぽいよくんがツボ!という方には、
UFO/青屋夏生
曖昧じゃない/カド丸
こちらのカバーも強くおすすめさせていただきます......。低音かっこいい。ちなみに、この2曲も「ささやくうた」となっております!
7.Sweet poison/キロ
Vocalは重音テト。
懐かしさを感じるエレクトロポップに、ホイップクリームのようなテトさんの声がマッチしています。かわいい。
サビの始まりが和風なメロディなのもツボです。あとこのテトさん、低音も魅力的なんです。とても好き。
8.指切りとラブソング/シメサバツイスター
Vocalは重音テト。
アダルティなテトさん。衝撃的でした。
ジャジーなピアノと気怠いリズム隊が生み出すうねりがとても気持ちいい。こういうの、煙たい音って言えばいいんですかね。大好きです。
この曲のテトさんの声は、熱にやられてクラクラしてしまう感じといいますか......。危険な魅力を感じます。度数の高いお酒を飲んだときってこんな感じなのかなって。(お酒あまり詳しくなくてすみません......。)
ぞっとする歌詞や、情感のある低音の語りパートなど、聴きどころ満載の1曲です。私はハマってしまい、しばらくループから抜け出せそうにありません。重音テト、恐るべし......。
9.無感情ルーティン/ゆね
VocalはGUMI。
夏の夜の静寂と、彩る花火、ぽつんと佇むGUMIのボーカルが切ないポストロック。
このGUMIのボーカル、仄暗さと、水彩画のような淡さが素晴らしいです。あと子音。TとSの子音好き。Aメロの歌詞の語感が気持ちいい。そしてかわいい。「乗っかって」、「飛んでって」。かわいい。
10.straggling/ROMO
Vocalは初音ミク。
もうなんか、全てが好き。
ブロステップ調のサウンドに和風のメロディが合わさり、非常に表情の豊かな作品になっています。トラックの気持ちよさと歌メロの美しさ、なにこれすごい。ドロップもゴリゴリ。聴きどころが多すぎる。
なによりこの曲のミクさんの声。ヤバい。
機械っぽさを残しつつも、すごく透き通っているんですよね。そして大人っぽい。歌詞もとてもドキッとします。達観しながらもがいている。この曲は、ミクさんが歌うという事に意味があるんじゃないかとまで思いました。なんか重くてすいません。大好きです。
以上、メイン10曲+2曲を紹介させていただきました!
今回のまとめを作成しているうちに、VOCALOIDやUTAUの歌声の表現はとても多様で面白いということを再確認することが出来ました。本当にすごい。これからどうなっていくのか、ますます楽しみです。
それではこの辺で。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!