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カップルで来店されたお客様の話

私は結婚前、ある下着屋さんで働いていた。
そのお店は駅ビルに入っていたので、学生〜マダム〜時々男性まで、幅広いお客様が来店した。

その中にいつも平日の仕事帰りに寄ってくれる常連の女性がいた。
気さくで優しくていい匂いがして…
私はいつもその女性の接客を担当していた。
というかちょっと覗いて、私がいると来店してくれるお客様だった。

ある年のお正月セール中、その女性がいつもとは違う様子で来店した。
その日はもちろん服装もオフだったし、パートナーと思われる男性と一緒だった。

そして、酔っ払っていた。

彼女は10点くらいのブラジャーと、キャミソールやスリップを次々に試着していった。
一つ着けるたびにカーテンを開けて

「うふっ コレいい?」

とか

「似合ってる?ンフフ」

と、ピンク色になった肌と着けた下着を彼に見せる。
彼は

「似合ってるよ」

とか

「可愛いね」

とひとつひとつ丁寧に返事をしている。
私は


…何これ、前戯かな…


と思いながらも、激混みの店内を捌きながら
彼女が下着姿で試着室から出そうになるのを
必死にカーテンで隠していた。

彼女は試着した下着類とセットのショーツなど、
合わせて25.6点を買って帰っていた。

私はそのきれいなお姉さんが好きだった。
たぶん自分にはないもの…大人の色気と可愛さをあわせ持っていて、魅力的だったからだ。
今でも下着を好きでいてくれたらいいなと思う。


※ ※ ※


下着屋さんで働いていた頃はおっぱいマイスターでした。
服の上から見るだけで、その人のカップがわかります。
もっというと、
多分今Dを着けてるけど本当のサイズはEだな、
とかまでわかるんです。
下着屋さんあるあるですね。

今はもう引退して長く、世の中の女性をそういう目で見ていないのでわかりません。(言い方)

最後まで読んでくだり
ありがとうございました🩲

【本日のヘッダー写真】
  エロいのにしたかったのでフリー素材からいただいてきました。

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ねむいねこ🐈‍⬛
心から感謝します。 Thank you from the bottom of my heart.