相手の母親にいじめられていた話

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「ねむ子さん、目が大きいですね。」

先日、職場の同僚に言われた。
目が大きいと言われるのは久しぶりだ。

子供ころはよく言われていて、風邪などで病院に行くと、高確率で甲状腺疾患を疑われた。


目が出ているからだ。

その度に母親が
「目の大きさは生まれつきです。」
と答えていて、少し大きくなってからは自分で
「よく言われますが、目は生まれつきです。」
と答えた。

それでも、甲状腺の腫れや手足の震えや汗など、他の症状がないかチェックする医師もいた。

そんなに出てるのか。

小学生の頃までは、そのことをクラスメイトにからかわれることがあったが、それは想定内だったし、たまにだったし、子供の言うことなので特に気にしていなかった。
（私は子供らしくない子供だった）

中学３年生の時、彼氏ができた。Zとする。
正直全く恋愛対象として見ていなかったのだが、Zはとても強引で、周りにも押され流され、気が付けば毎日一緒に帰る間柄になっていた。

まず、一緒に帰る事になったきっかけの日の話。