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1『姑獲鳥の夏』京極夏彦

本の基礎情報

書名:姑獲鳥の夏(うぶめのなつ)
著者:京極夏彦
発行:1994年9月
読了:2021年10月9日

「百鬼夜行シリーズ」の第一弾。京極夏彦が本作を講談社に持ち込みをしたことでメフィスト賞創設のきっかけとなったデビュー作品。2005年に実相寺昭雄によって映画化された。(wikiより)

いただいたメッセージ

京極堂シリーズはお読みになったことございますか? 私はこれを読んでいなかったら今こんなに夢野のこと気になってないかもしれない・・・くらい影響受けています。美しく破天荒な探偵もでてきます!

感想

メチャおもろ…!でした!!タイトル回収された瞬間、疲労に暑さが加わって指を動かす気すら起こらないような夏の日の刹那、爽やかな風が頬を撫でてくれたかのような涼しさがありました。

宗教とか民話的なものの不可解な怪しさに、(描写当時における)近代的なロジックを用いて話が展開していくのですが、それがただただ魑魅魍魎が跋扈する不思議ストーリーに止まらなくて本当に面白かったです。

そして名物であろう京極堂の話術。大多数の人間が既知のモノとして口にする単語の薄皮を一枚一枚剥いでいくというか、言葉の解体手術をドンドン進めていく感じ、、すごく好きでした。

メッセに「これを読んでいなかったら今こんなに夢野のこと気になってないかもしれない」という一文があったこと、心の底から理解しました。っていうか京極堂がヘキの源ならメッセ主さんは奇術館は萌えの秘孔をアタタタタ状態なのでは……

「美しく破天荒な探偵もでてきます」という言葉に今か今かとワックワクしながらページをめくっていたので、登場したときの出、出~~~!!!!!(笑顔)

ずっと楽しく読めました。
シリーズを通して読みたいと思います。

読了乙ですメッセもらった!

姑獲鳥の夏読了おつかれさまです。おすすめさせて頂いた者です。ラストのタイトル回収のシーンわ、わかる~!!👏👏👏となり私も読み返したくなってしまいました。

読了後のテンションでポエミーなこと書いちゃったな、、と思っていたのですが脳直ツイートしてよかったです。ヘヘ…
こんなかたちで感想を共有できるって本当に不思議だなあと思いつつ、ずっとメッセ主さんの影を追いながら読んでいたようにも感じます。

お察しの通り、奇術館は本当に好き×好きでこんなことあっていいのか?と脳内お祭りしてます。楽曲から漂う昭和感たまらないです・・・!

「こんなことあっていいのか?」という一文に受け止めきれぬ感情が溢れでている!!その湧き煮立つ萌えの波動、今のわたしもその片鱗を味わった身となりました。

中禅寺と関口と榎本津の個性的なキャラクター、そしてこの『姑獲鳥の夏』を取り巻く雰囲気。これらが絶妙に調香された結果、夢野の幻影を見たんですよ!もちろんそれぞれが独立した世界であることは百も承知なうえで、安易な混同は双方に失礼にあたるということも重々理解しているのですが、、それにしても!夢野(概念)があったんだ……

また手前味噌ですが、一連の感想ツイートを見てくれたフォロワーが「『姑獲鳥の夏』を読んでみたくなった」と言ってくれたので、メッセ主さん!読者が一人増えたかもですよ!

ページを捲った本

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図書館でレンタル。
上巻は「水濡れあり」、下巻は「汚れあり」のテープが貼ってありました。

読了記念おえかき

夢野は京極堂のコスプレを嬉々としてやりそうだと思いました。

01_姑獲鳥の夏_211009

オススメいただきありがとうございました!

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