見出し画像

「嵐が好き」と言えなかった私は、嵐が好きだったし、これからも嵐が好き。

今日、11月3日文化の日は、私の好きなアイドルのデビュー日です。デビューしてから23年経ちました。おめでとうございます。

タイトルに書いてあるのでわかると思いますが、今日デビュー23周年を迎えたアイドルとは、嵐のことです。

小学生の時、一緒に下校する子が2人いました。
1人は嵐ファンでした。もう1人はジャニーズ好きでした。
ある日、嵐ファンの子が「嵐の中だったら誰が好き?」と尋ねました。
ジャニーズ好きの子は「大野くん」と答えた気がします。
私は「わかんない」とあやふやな回答をした気がします。

でも、この当時、私は嵐が好きでした

中学生の時、私は吹奏楽部に所属していました。
同じパートに嵐ファンの先輩がいました。
パートのみんなで話している時、その先輩も「嵐だったら誰が好き?」と尋ねました。この時は、みんなが答えているのを聞いているだけで答えることすらしませんでした。

でも、この時も私は嵐が好きでした

そして、私は今も嵐が好きです

私が嵐を好きになったのは、テレビがきっかけでした。
母がジャニーズ好きなので、ジャニーズが出てる番組は見るし、小さい頃からカウコンを見ながら年越しが恒例だったし、もともとジャニーズに対して好意的でした。だから、どこかのグループ、あるいは誰かを好きになるのは時間の問題でした。

テレビっ子の私は、バラエティー番組で嵐がメンバー同士で楽しそうにしている姿を見るのが好きでした。バラエティー以外でも嵐が出ている番組を見るようになり、気づいたら好きになっていました。好きになった時期を明確には覚えていませんが、小学5年生くらいの時(13年前。えっ待って13年前!? 私が嵐を好きになった頃にこの世に誕生した命、中学生になってるがな)には好きになっていたと思います。それからずっとお茶の間以上ファンクラブ未満の人間でした。

そんな私は、今年の4月にやっと嵐のファンクラブに入会しました。

今更入るのかよと思うでしょ?
私もそう思います。でも、タイミングが今だったんです。

お小遣い制度がなかった小学生の私にとってお金の使い道はシビアな問題でした。
小学校低学年の頃はお手伝いの対価としてお小遣いをもらったこともありましたが、それで親の懐事情がカツカツになるのは嫌だったので、小学校低学年にしてお小遣いをもらうことをやめました(※別に困窮していたわけではないです笑)。
何か欲しい物があれば買ってくれたし、遊びに行く時には経費をもらっていました。私の財源はたまにもらえるお金とお年玉でした。

私にとって、CDやアルバムを買うこと、ファンクラブに入ることは親にせがむ「何か欲しい物がある時」に該当しませんでした。これは、自分でお金の管理ができ、「欲しい!」という超絶純粋な気持ちだけでなんの躊躇いもなく対価を払う決意ができるようになってから手に入れたいものでした。実際に、アルバイトを始めた大学生になってからCDやアルバムを買い始めました。

嵐を好きになった当時小学生の私は金銭的制約と物理的制約があることを理解していました。だから、小学生の私は、自分でお金を稼げるようになってから、ファンクラブに入ると決めました。

しかし、私が嵐のファンクラブに入会するよりも前に嵐が活動休止を発表しました。正直面食らいました。ただ、嵐の活動休止と小学生の頃の私の決意は、それはそれ、これはこれの問題でした。そして、幸いなことに嵐は活動休止中もファンクラブを継続することを決めてくれました。

でも、何かきっかけがない限り動けないぐ〜たら人間の私は、「好き」という超絶純粋な気持ちだけでファンクラブに入会するノリを持ち合わせておらず、なかなか決断できずにいました。というか、長年お茶の間からでも十分嵐の活躍を楽しむことができていたため、今更ファンクラブに入る必要性があるのかわからなくなっていました。

そんな私が入会する決め手になったのは、「にののカバーアルバムがほしいから」でした。

就職して自分でお金を稼げるようになって、何か決定的な後押しが欲しいと思っていた時に、にのがファンクラブ会員限定でカバーアルバムを出すことを知りました。

私のタイミングはここでした。

にのがラジオで「CDを買うためにファンクラブに入ってくれた人がいる。嵐に還元できた(意訳)」とおっしゃってましたけど、「こちらこそありがとうございます。あなたのおかげでファンクラブに入る決断ができました」と思ってます。「嵐に還元すること」に重きを置くにのの、その1人になれたことで小学生の頃の私が救われたような気持ちになりました。

私は「推しは推せる時に推せ」という言葉があまり好きではないですが、もし私にも「推しは推せる時に推せ」があるとすれば、私の「推せる時」は、「活動の有無に関係なく、私に金銭的余裕がある時」です。だって、実際に、嵐活動休止中の今、金銭的余裕がなかった小学生の頃の私には叶えることができなかったファンクラブに入ったんですもん。

当たり前ですが、私は欲しい物は買えれば買うし、金銭的に余裕がなければ買いません。私には私の生活があるので、無理してまで「好き」のためにすぐ散財できるほどのノリや度胸はありません。かなり吟味して自分の生活に支障がない程度にアイドルを応援することを楽しんでいます。

ファンクラブに入りましたが、お茶の間からめ〜ちゃくちゃゆる〜く応援するスタイルが私には合っています。「本当に好きなの?」と思われるくらいゆるいと思いますが、私はこれからもゆる〜く自分のペースで嵐を好きでいたいと思います。