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最高で最強の彼らに最大級の祝福を!

今日で1月も終わりです。
「まだ1月終わっていなかったんだ」というのが正直な気持ちです。
私は毎年年末になると、時の流れの速さを親や友人に嘆く人間です。
いつも気づけば次の月になっていると感じる人間が1月が長かったと感じました。
個人的に時の流れが遅かった1月でした。

1ヶ月前の2020年12月31日、私は好きなアイドルの最初で最後かもしれない生配信ライブを見届けました。
この日が来なければいいのにと思ってしまうライブまでのカウントダウンを楽しいイベントに変えた彼ら。
最新アルバムを引っ提げながら、およそ2年をかけて誠意を伝え続けた彼らの生き様を目に心に焼きつけました。

ワクワクと少しの寂しさを感じながら、オープニング映像を見ました。
オープンニング映像を見て「全世界の覇者か?」とメモを残していました。
この世を支配して優しく包み込んでいました。

えげつない高さにある球体の中から出現した彼ら。
「えっ、何その球体」と思いました。
でも、歌い出しを聴いた瞬間、球体のことは忘れました。
「この歌を1曲目に選曲するのね。好き。よし、わかった。こっちも覚悟は決まった。楽しむわ。」と、少しの寂しさはワクワクに吸収されていきました。
慈しむように互いを見つめ合いながら歌う彼らがあまりにも眩しかった。
何があってもうちらは運命共同体だから、このメンバーは一生大切な人だから、と高いところから宣言されました。
いや、あなたたちのグループ・メンバーへ向ける愛の重さは知っていたけれど。
もう、お手上げだよ。最高じゃないか。

ある歌の途中から後輩たちを従えました。
「えっ、今あの子いたよね?いや、他にもめちゃくちゃいるじゃん。豪華!」となりました。私はすごく素敵だと思いました。
この場面を見れば、「これぞ!」となります。
彼らが育ち、誇りを持って背負ってきたもの。
そして、7曲目の終わりに後輩たちをグループごとに紹介しました。
優しさの塊!私が後輩だったらこんな手厚い先輩いたら惚れる。好きだ!!!!!

4曲目の「パーティー始まるよ、いぇーい!」みたいな歌の最初の方で、私の幻覚かもしれませんが、中心に彼らがいて、周りを後輩たちが囲んでいました。
リピート配信でこの場面に気づいた私は、「教祖?」というダイイングメッセージを残しました。

6曲目で「常識」が吹き飛ばされた瞬間、「ふふふ」と思いました。

後輩たちの紹介が終わり、画面が切り替わると、鏡の部屋みたいなところに彼らがいました。いや〜、ここ好きでしたね。
ここで披露された2曲のつなぎ方、最高に好きでした。
このつなぎ考えた人は天才です。天下統一しちゃうんじゃないですか?

最新アルバムのリード曲で、ラップの作詞者が「XD」というのを詞に入れています。どこで見たのか忘れましたが、無邪気な天下統一最年少が「XD」って何?みたいなことを聞いていました。
「XD」を縦にすると、「X」の部分が目、「D」の部分が口になって、英語圏でよく使われる笑っている顔を表す顔文字だそうです。
ラップを歌っている時だったと思いますが、後ろのスクリーンに縦にされた「XD」がいたんですよ。ふふふ。

MCに入った時に気づきましたが、汗すらも美しい男がいたんですよ。
汗ではなくて彼自身がキラキラを放出して輝いていたのかもしれません。
自ら光を放つ恒星と同じ原理ですね。好きです。
終始、微笑ましいトークを繰り広げ、最後は相撲を取っていました。

MC明けの12曲目、羽の飛ばし方が素敵でした。
本人たちが埋もれてしまうくらいの紙吹雪に慣れていたので、「あれってやっぱり量と風が異常だったんだな。」と歌ではないところに注目していました。
丁度いい量、綺麗な舞い方、歌とのマッチ具合。好きです。

14曲目、ファンサ乱れ打ち。
私は総武線コンビの頭ぽんぽんを見て、天に召されました。アーメン。
最後スクリーンに映ったでっけぇ木が素敵でした。木ありましたよね?

15曲目、図らずもその時の彼らを歌に重ねて聴いてしまいました。
ずるい演出ですよ。しかも、みんなめちゃくちゃ良い顔して歌っていました。
憎いですね。ちっきしょ〜、好きだ〜〜〜〜〜。
「いつかまたね交点の先で」をこちらに向けて笑顔で歌った方がいました。
罪深いですね〜。その後のソロパートを担当した天才ののびやかな歌声を聴いて心を落ち着かせました。

紅白前のラストの曲で、涙目のゲーマーを見て、それまでワクワクだけでライブを見ていたのに、一番泣きそうになりました。あんなに楽しい歌なのに。
哀愁漂うバラードよりも実は明るくて楽しい歌の方が切なさを連れてくる時がありませんか?

紅白を挟んで後半戦。
東京の景色が映し出され、落ち着いたトーンのナレーション。
ブルーノ・マーズさんが作った楽曲を歌うのかなと思ったら、予想的中しました。
内向きで指パッチンみたいのしながら歌うところが好きです。

18曲目と19曲目のメッセージ性の強さがぶっ刺さっりました。
ここでこの選曲はずりぃなと思いました。好きです。
特に19曲目、ラップ後のソロで歌いつないでいくところが好きでした。
ソロを歌っている人が次に歌う人が立っている場所まで移動していくのですが、その時足元にメンバーカラーの道ができるんですよ。
そして、次に歌う人にバトンタッチを繰り返して、最終的に星が出来上がることにリピート配信で気づきました。
そして、星を描いた後、召喚されたモンスターみたいになった嵐に「ふふふ」となりました。あのメンカラの道で魔法陣描いていたのか。ふふふ。

20曲目、歌い終わりにスマホを取り出して写真を撮ったときは、ギャルかと思いました。しかも、めちゃくちゃ良い顔してました。笑
歌唱中、後ろに映る映像のなかにスケスケ衣装の写真を発見して、テレ朝から拝借してきたのかな、とどうでもいいことを思っていました。

21曲目を歌う前に、世界一簡単な質問を投げかけてくれました。
そして、「ラブソングを送ります」と宣言し、デビュー曲を歌い出して、「ふふふ」と思いました。私はあの歌をラブソングだと認識していなかったので。
しかも、着替えた衣装のジャケットが透けていて、「ふふふ」となりました。
ラブソングっていつ何時もラブソングである必要はないみたいです。
だから、あの歌はあの瞬間紛れもなくラブソングでした。

26曲目、ファンからのメッセージが天井に表示されている中、その発案者であろう人物の頭上を見上げて微笑む姿があまりにも美しかったです。

私は涙と無縁の人生を送ってきたので、終始ライブを楽しみました。
だって、本当に楽しかったから。
そして、1人ずつの挨拶を聴いて、悲しみ寂しさよりも羨望が勝っていました。
いいなぁ、こんなに信頼・信用できる人たちに出逢えて。
いいなぁ、絶対的な味方だと自負できる人がこの世に確実に4人もいて。
私は目に溜まった水分を拭いました。初めて涙が溢れました。
ある人が後ろを向いて涙を隠そうとしたから。
言い淀みながらそれでも言葉を届けてくれたから。

一人一人違う人生を選択する権利があった彼らが、幸か不幸か巻き込まれたアイドルとしての人生。5分の3は確実に人生狂わされていると思います。
最初は不本意だったかもしれないけれど、彼らが自分の人生を捧げ、命を懸けてアイドルとして生きる決断をしてくれたから、私は彼らに出逢うことができました。
狂わされた人生だったかもしれないけれど、「最高だった」・「自分から見える景色にはいつも楽しそうな4人の姿があった」・「これからこの21年を超える出来事は起こらない」・「死ぬ時に振り返るのはここ」・「この先、4人以上の優しさをもつ人には出会えない」(ニュアンスです、悪しからず。)等、言葉にして言えることがすべてを物語っていると思います。不遇の時代があったと紹介されても、本人たちはそれはそれで楽しかったと言います。

「出逢えてよかった。」

最終的には行き着くのはこの言葉です。
私はどこか頑固なところがあるので、涙は流すまいと思っていました。
溢れる水分が流れないようにティッシュで堰き止めつつ、鼻を擤むというめちゃくちゃ器用なことをしていました。
挨拶後の27曲目は泣きますよ。
「どうしようもない/悔しさ/影を落とす日も」を力強く歌う好きな人を見て、「やっぱりこの人のこと好きだなぁ。」と再確認しました。

この日最後の歌、恋が始まる曲のイントロが流れました。
「そういえばラブソングを送ると言っていたわ。」と思い出しました。
私はライブが始まる前に、奇しくもこの歌について独り言をつぶやいていました。

いや〜、本当に結局「出逢えてよかった」に到達しますね。
まぁ、勝手に好きになっただけだけど。
でも、出逢いを見過ごさなかった私、天才だな。
彼らの大好きな場所が愛しさの花で溢れ続けますように。

最後、際の際まで走り続けた彼らは笑顔でした。
晴れやかな顔をしていました。
ステージ上で歌い踊るキラキラしていた彼らはあまりにも美しかったです。
お休み前最後の日のグループにはとても思えませんでした。
肩を組んで階段を登って、頂上まで行かずに後ろを振り返りました。
私の好きな人は、堪えようとした涙が溢れていました。なんだかほっとしました。
そして、彼らは手を繋いだまま驚くほど綺麗にいなくなっていました。
この世を支配して優しく包み込んだ彼らは幸せをばらまいたまま姿を消しました。
でも、最後まで美しかったです。儚くて美しい彼らが好きです。

嵐、出逢ってくれてありがとう。
お体に気をつけてください。いつ何時も健康第一なので。
嵐は私が初めて好きになった最高で最強のアイドルグループです。
私はこれからも嵐が好きです。どうぞよろしくお願いいたします。
これからも5人の人生に幸あれ!また、いつか!

伝えきれぬ愛しさは 花になって 街に降って 
どこにいても君を”ここ”に感じてる       (嵐『Love so sweet』より)


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はじめまして、やぎ。と申します。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
タイトルにある「祝福」は「祝うこと。」ではなく、「他人の幸福を祈ること。」という意味の方です。
(参照:山田忠雄ほか7名編『新明解国語辞典第七版小型版』、三省堂、2012年)

彼らがお休みを発表する少し前に、私は彼ら以外のグループと出逢いました。
そして、好きになりました。
私は、そのグループに彼らのようになってほしいとは思いません。
だって、彼らの代わりに好きになったわけではないから。
彼らには彼らの、そのグループにはそのグループの、良さがあります。
どこか似た部分があったから好きになったのかもしれませんが、私には未だに共通点が見つけられません。
強いて言えば、「私が好きになった」以外ないです。
私は、今後も自分の「好き」を大切にしていきます。