思うこと。2

「怒られる」ということについて

やっぱりどう考えてみても、私は人よりも怒られる回数が極度に多い。これは自分の被害妄想とか、劣等感とか、そういったものも含まれているのかもしれないけれど。だけどそうじゃないともどこかで感じているのは、「言いやすいキャラ」「怒られやすいよね」と友人から言われたから。どんな場所にいても、なぜか私は怒られやすい。そういう人ってたぶん、わりといるのかもしれない。Aちゃんと同じことをしても、Aちゃんは怒られないけど、私は怒られる。そういうことが続いて、「あーあ、あれもどうせ私がやったら怒るんでしょ」と思うようになってしまって。

絶対に何をしても怒られない人、それにたいして些細なミスでも許されない私、という人。この違いって、本当になんなんだろう。あなたの思い込みだよ、とか、お前ができないからだよ、とか。まあたいてい言いたいように言うよねー、マジで。でも実際違うんだよ。この目で見てこの体で感じてんだよこちらは。っていつも思ってる。そうやって言ってくる人って、“無意味に怒られたこと”がない率が高くて。愛があるから怒ってるんだよ。とはよく言ったもんで、別にそんなんわかってんだよ。子どもじゃないし。その「愛のある怒り」と「ただのストレス発散」が明確に違うって、それが分かってしまうから嫌なんだってさ。わかんないんだよね。きっと。

そりゃポジティブになんでもかんでも言われたことは愛が含まれてるとでも思えたらいいんだろうけど、わたしはどっか歪んでるから。そこまでネガティブでもないけど、べつにポジティブでもない。あー、生理かな。とか。あー、なんかあったんだな。ってすぐわかる。これは男女共通。だからある程度親しい人ならほとぼりが冷めた頃になんかあったんですか?って聞いてみると、大体当たってる。で、言い方悪いけど、そのクソしょーもない理由で人に八つ当たりすんのやめてくれないかなと。親しき中にも礼儀あり。でしょ?いや親しい人ならまだこれが通じるけど、べつに親しくもない人間にこういうことをされるのは、本当に理解できないしついていけないわけよ、こちらも。あとは、なんとなく「言いやすいから」わたしだけ怒って、言いにくい人には何も言わないし、賞賛しかしない。わたしの良いところは、わたしにしか見つけられないみたいだね。どうかしてるわ。

過干渉について

わたしがいままで褒められることが少なかったのは、ひとりっ子だから、というのもあるのかもしれない。「昔からきっと愛情を受けて甘やかされて生きてきているから厳しくしなくちゃ」みたいな、よくわからん思考で意味もなく怒鳴られたりしてるのもあるだろうな。たしかに、甘やかされて育っているはず。この年齢で、実家住みで。常に家に帰ればご飯もお風呂も用意されていて。ただ、うちの両親はきっと本人達は気付いていないしこの言葉を知ってもそんなことないと言い張るけれど、かなりの過干渉だ。この年齢になっても、  誰と・何処に・何時から何時まで・何をするのか  このすべてを言わなければいけない。これについては、何回も本気でぶつかって話し合おうとしたって、あんたが悪いの一点張り。もうめんどくさいから話しかけないで、とかなんとか言って話し合いすらさせない。笑ってしまう。「減るもんじゃないし」「親なんだから知る権利がある」とか。いや、減るんだわ。確実に。あと言っとくけど、人間は血が繋がっていようが「他“の”人」だから。どう思うか、どう感じるかを決めるのは本人であって、本人以外にその権利はない。

ジェンダー

これも言い方は悪いけど、彼女達は古い考えの人間だから物凄く偏見が強くて、何についても意見が合わない。だから実の親だけど、一番必要以上に議論したくない人。それこそ今たまたま彼氏がいるだけで、わたしに彼女がいたなんて知ったら家から追い出されてしまうか、普通になってよかった、なんて言い出すだろう。もし彼氏と別れて女の子と付き合い始めたら、こんな年齢になっていつまでそんなことやってるの、とか、結婚は子どもは、とか色々言ってくるのだと思う。彼女にとっての普通はこういうことなんだ。ただ、実際これに関しては気付いてる時もあったはず。わたしは別れたら基本的に絶縁するタイプで、ネットで知り合ってやたら会ってたのに急に会わなくなって、一切名前を出さなくなったり。いちいちテレビでそういった話題を放送するたび「気持ち悪い」「見て、おかしいよね」とか言ってきて。「どう思うかは勝手だけど、わたしはどうも思わないし、共感を求めないでほしい。おかしくもない、普通の恋愛だよ」と返していた。性をテーマに作品を作っていた時だって、もうちょっとわかりやすいテーマのほうがよかった、とか、とんでもない感想を投げてきたりした。いつも見てほしいところが、全く彼女には伝わらない。でも、いつからかそういう人なのだと割り切る事にした。

だけど。他人の、ましてやわたしの友人に関しての話題で「早く結婚して親を安心させなきゃ」という、あまりにも安易な思考に心底ゾッとした。よかった、本人がこの場にいなくて。間違っても、そんなことは本人に言わないでくれと。ああ、この人たちは一体誰に投票したんだろうとまで思ってしまった。それだけで本当にあなたは満足なの?と。それは人間にとってのゴールなの?と。彼女にとっての「普通」が結婚して子どもを授かることなのだとすれば、親心からそれを願うのはある意味しょうがない部分もある。幸せな普通の人生を歩んでほしい、ということだろう。ここまでわたしを育ててきてくれて、もちろん恩返しはしていくつもりだけれど。親が思った通りの人生を歩むことだけが子どもの幸せじゃないし、実際わたしは異性よりも同性の方が好きで。そもそも正直に言ってしまうと、結婚や子どもを育てることに、一切関心はなかった。自分の親がそれを望むなら、という感情だけで出来る話ではないし、それはあまりにも新しい命を授かる者として失礼だ。

わたしはわたしが好きなものを胸を張って好きだと言うことはやめないし、やめなきゃいけないような世の中の風潮こそ変えていかないといけない。やっぱり、高校生の頃からずっと考え続けているわたしの中の人生のテーマはここなんだよな。すこし考えてみよう、自分に何が出来るか。どうしていけるのか。

わたしにはまだまだ、やるべきことがあるはずだ

0724.


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