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2022.6.27
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最近、キャンプ動画にハマっている。
自分のルーツを振り返っても、同居の祖父母が東北の山村出身でどちらも山登りが趣味だったので、毎週末は山登りをするような家系だったんですね。朝早く出かけで山菜取りをして、川魚釣りをして、お昼は母が作ったお弁当を食べて楽しかったなあー。毎年夏はキャンプを1週間くらいするような環境で育ったわけです。夏は庭で焼き鳥やBBQして、夜は花火をするの。あの頃は深く考えずに享受していたけれど、大人になった今に振り返ると、とてつもなく面倒で手間がかかるし不便極まりないことだと思うのです。
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だってお店で買うほうが安いし、キャンプに関して言えばシャワーや綺麗なトイレが完備されていてプライバシーが確保されているような、個室のある宿泊施設のほうが快適なのは間違いない。
けれど、キャンプは不自由さを知るからこそ普段の便利さやありがたみを感じる気がするんだよね。音や光が少ないからこそ他の生き物との距離が必然的に近くなるし、不自由さが身に染みるからこそ、普段何とも思わないようなことに対しても気づけることがたくさんあるのだ。意外と多くのものがなくたって生きていける実感が湧いたりするのだ。
あーキャンプしたいなぁー。もう虫にまみれてBBQとかしたいなぁー。もう不便にまみれたいよー。すこし窮屈くらいなほうが、案外いいのかもしれないね。