短所だって好きでいたい

今日、髪を切った。

髪を切った、と言っても長さはほとんど変わっていなくて、整えてレイヤーを入れてもらっただけだけど。もともと髪の量が多いので結構頭が軽くなった感じがする。

最後にいつも聞かれる。「アイロンでストレートにセットしますか?」

私の髪はもともと緩いウェーブがかかっていて、普段は無頓着だし暑いので結んでしまうし、たまには...と思ってストレートにセットして貰ったことがある。

その時、鏡を見て思った。

「やばい、めっちゃ似合わん。見慣れてないのもあるけど、マジで似合わん。」

それ以来、いつも「大丈夫です」と断っている。


ずっと自分のウェーブのかかっていて癖がつきやすい髪は嫌いだったけど、あの時、「持って生まれた髪の自然体が私の顔に1番似合うのかな」と思って、好きになった。

他にも自分の欠点はあるけれど、「欠点があってこそ私」って思っていたい。





 『「自閉症」は私が私であることそのもの

 私という人格から切り離すことはできません』

(ジム・シンクレア「私たちのことを嘆かないで」より)


これは自閉症、発達障害の話だけど...発達障害だけの話じゃない。「障害」と分類されるものでもそうでないものでも、人はみんな何かしらの欠点がある。

そして、いくら嫌いな欠点でも、たぶんそれを取り除いたら私は私ではなくなってしまうはずだ。

もちろん、欠点をそのままにしておく訳にはいかなくて、努力だとか他人のサポートだとかで補う必要はあるけれど。


誰だって欠点があって当たり前だ。人間、完璧でいられる訳がない。

だから、みんなが「私はこういうことが苦手です」って言えて、そしてそれをお互い補い合える世の中になればいい。(もちろん、なんの努力もしないで「これ無理〜」っていうのは違うと思うが。)

そして、自分でもその欠点を嫌いにならずにいられればいいなと思う。


結局ひとりぼっちになれば、自分で自分を愛していないと人は生きていけないのだから。

こんなダメな私だけど、私は自分のことを好きでいたいな。


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