新規事業が失敗したワケを考察してみた
皆さんこんにちは、ネムです。
今新規事業に関わっていて、上手くいかずに悩まれている人はいませんか?
今回は、過去に会社の新規事業に関わって、失敗してしまった経験を持つ筆者が、原因を考察してみようと思います。
少しでも参考になったら幸いです。
理由1:新規事業を経営者の独断で始めてしまった
新規事業に手を出す決定権は勿論経営者にありますが、社員の賛同を得られなかった場合はどうなるでしょうか?
実力のある社員が協力しないとなれば、それだけで成功確率はぐんと下がると思います。
本当にその事業はうまく行くのか、社員にとってもメリットがあるのか(給与アップにつながるなど)、全員は無理だとしても、ある程度理解を得られた上で臨んだ方が良いと思うのです。
結局強行したわけですが、全体のモチベーションは上がらず、何名かの退職者を出し失敗に終わりました。
理由2:事前調査を怠っていた
新規事業として、某フランチャイズに加盟するという事がありました。
現在の販路のみでは先細りしていく未来が見えていたためです。
2つの加盟店を比較検討した結果、ロイヤリティが少ない方に加盟することに決まりました。
ただ、某フランチャイズには一つ大きな懸念点がありました。地方から展開して順調に店舗数を増やしてきたものの、都内で出店し成功した事例が殆どなかったことです。ちょうど進出したばかりの時期でした。
それでもやってみないと分からないということで、3年契約で加盟することになりました。
結論、月々固定のロイヤリティを支払うだけの結果に終わりました。
都内の競争の激しさは想像以上で、特に大手の力が強く、顧客の奪い合いに勝つことができませんでした。
市場調査・競合調査を怠り、リスクを考える事が出来ていなかったのです。
理由3:過去の成功例にしがみついてしまった
上記のフランチャイズ加盟の話に通じるのですが、過去にやってきた方法で会社が続いてきたため、新しいノウハウを素直に取り入れる事ができなかったのです。
所謂、経験が邪魔するというやつです。勿論、経営者のプライドもあったと思います。
結果、社員がフランチャイズ本部と経営者の板挟みにあい、仕事に迷いが生じたため、思った成果を上げる事が出来ませんでした。
今回は経営者ばかりに着目してしまいましたが、別の機会に社員の立場でどうするべきだったのか考察してみたいと思います。