人には要求するけれど自分は拒否すること
今日は企業の社長と雑談の中でこんな話が飛び出ました。
社長「仕事がキツイのか何なのか、若手がメンタルをやられるんですよ。
適応障害らしくて。組織として何かできなかったのかな。」
う~ん、今は本当にどの組織も同じ課題を抱えていますよね。
牧「組織として防止するためにどんな対応を取っているんですかね?」
社長「周りに話がしやすいようにしているつもりなんですが・・。」
『つもり』というなんだか気弱な言葉が出てきました。
社長「なんとか思考が変わってくれないかなぁ」
話を聞いていると、せっかく企業側が研修を提供しても参加しない人も多く
「自分を変えていこうと思う奴らが少ない!」と愚痴がこぼれ始めました。
牧「部下が能動的に動いて自らを変えるようになってほしいってことなんですね。それでは、まず上司である社長が変わったらどうでしょう?部下は上司の影響を強く受けていい方に変わるでしょう。」
社長「・・え・・・と」
急に歯切れが悪くなった社長。
部下には変わることを願っていますが、矛先が自分に向いた途端、視線を外して話がフェードアウトしてしまいました。
この種の相談は本当に多いのですが「誰かに変わってほしい」と思ったところで人が人を変えることはできません。
よい影響を与えるためには自分がよりよく変わるしかない。
しかし『自分が変わる』という発想には心の痛みが伴うので、多くの場合こうして拒否されることが多いのです。
逆に言えば、自分が変わる覚悟のできるリーダーであれば、チームとしてどれだけ大きな成果を出すことができるでしょうか!
自分が変わる方が圧倒的に簡単で、影響が大きく、そして確実。
仕事の成功の近道は、まさにこれだと今日も心の中で頷いている私でした。
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人生の孤独から解放され
大切な人との真の繋がりを手に入れる
"人生革命の伴走者" 小橋川 牧
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