☽⋰真夜中のお便り03
今日は起きてから暫くずっと
頭が痛い日だった。
今日は外出するつもりで
一通りのモーニングルーティーンにしている事を終わらせて、支度を始めようと思ったけど
あまりにも頭が痛くて薬を飲んで
仮眠をとることにした。1時間。
１時間経って気づいた、今日多分この頭痛
治らないタイプのやつ。
頑張ってあくせく動くこともできるけど
今日やる事は急ぎでは無いので、
自分にお休みをあげることにして
楽になるまでたっぷり寝ることにした。
インターホンの音で目が覚めると
外に叔母が来ていた。
以前かぶと大きな大根をくれたあの叔母。
父が天国へ単身赴任してから
もう3ヶ月もたったらしい。
お供えと共にあつあつのたこ焼きをくれた
久しぶりのようなそうでも無い再会だったけど
様子を見て心配をしてくれているみたいで
ありがたくて、申し訳ない気持ちにもなる
私が少し弱音をこぼして、うるっとしていると
叔母がぽろっと言った
「お父さんそこに居るよ、こっち覗いてる」
それからもう涙がどうしても止まらなくて
玄関先でわんわん泣いて
おばが帰ったあとも父の写真を前に
わんわん泣いた
おばは昔から霊感があると言っていて
人のオーラが見えるとも言っていた。
本当かどうかは分からない
だって私には霊感が全くという程ないらしい
私には本当のことは分からないけれど
それが本当ならいいのにな。と思った。
心霊番組を家族で見るのが我が家の恒例だった
でも誰ひとり霊感がない。
それでも父が居なくなったあと不思議なことが
いくつかあってずっと忘れられない。
父が亡くなったその日
父の部下や母や妹と皆で思い出話をしていたら
壊れてもない、誰も触れてないのに
父のスマホがずっと鳴り続けて止まらない事があった。皆！ここに居るよ！と言わんばかりで
みんなで笑いながら泣いた。
父の葬儀がいよいよ終わって家に帰ってきた夜。
一気に不安になってどうしようもなくて
ずっと過ごしてきた家が急に広く感じて
心細くて悲しくて泣いていたら
誰ひとりスマホにもスピーカーにも
触れてない状態で急に曲が流れだした
きっと幸せになれるよ
心配なんてせずに好きなことを
いっぱいやって
俺ら生きていけると言いたい
急に流れ始めた初めて聴く曲
dodoの別の曲は聞くことがあったけど
nothin自体は聞いたことがなかったし
何故急に何も触れてないスピーカーから
流れたのかわからなかったけど
曲を聴いて、歌詞を見て、
家族みんなで子供みたいに大声で泣いた
偶然なのかたまたまなのか分からないけど
父からのメッセージとして受け取ることにして
私は霊感ってやっぱりあるんだろうな。と
信じるようになったのでした。
それから霊感があるという叔母が
ちょっぴり羨ましくなったのでした。
涙をぬぐって食べた、
あつあつのたこ焼きは美味しくて
お腹が空いてたことを思い出した
そんな11月30日でした。
きょうもねむいね。
素敵な夢が見れますように
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