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入院雑記②手術って何が必要?どんな感じ?
こんにちは、根本です。
今回は手術について不安になるであろう部分も含め事細かに書いていこうと思います。
もし今後喉の手術だってなった際に、不安で夜も眠れなくなる人(私は眠れなかった)が少しでも減ったら良いなと思って書いています。
ちなみに今日の写真は手術前に頑張れって旦那が連れて行ってくれた花の都公園です。
お花がとても美しかったのでおすすめです。
犬の散歩もできます。
○治療の流れ
今回は治療の流れに沿って入院のことも詳しくお話しします。
山王病院さんでの例ですので、他の病院では異なることもあると思います。
あくまで参考として読んでいただければと思います。
①初診
山王病院さんは初診の予約なしでも伺えました。日によって待つかと思います。私の場合は渡邊雄介先生に見ていただきたかったので、その先生がいらっしゃる日に伺いました。こちらの先生をご存知の方もいるかと思いますが、音声言語医学専門の高名なお医者様です。
お恥ずかしながら私は耳鼻科の先生が渡邊先生に紹介状を書いてくださったことで知ったのですが、渡邊先生含め他の先生方もとても丁寧で優しく、任せて安心の素晴らしい先生方でした( ; ; )
②手術日の予約と検査
初診の際に手術が必要かどうか判断してくださいます。私の場合は紹介状もあり、すぐに手術をすることとなりました。ここで聞かれたのが、師事している先生にお話をしたかどうかです。
例えば学生であれば、自分の喉は師匠に育てていただいている最中です。そんな中急に手術をしてレッスンを一月以上も休むとなったら、先生はびっくりですよね。
学生でなくとも、頻繁にどなたかについている場合はまず自分の師匠に相談してから手術日を決めましょう。その先生が通っている病院を紹介くださることもありますし、声に関する様々な相談に乗ってくださると思います。
声の不安はまず師匠に相談しましょう。
私の場合は頻繁についている先生がおりませんでしたので、いち早く手術をと予約を取りました。コロナもあり、混んでいますから月を跨いでの予約となりました。そんな事情もあるので、喉が危ないなと思ったらすぐ病院へ行くことをお勧めします。
検査後、すぐ入院のための検査をば。血液検査でした。私は注射が苦手なのです。それは私の血管がわかりにくいから。すごく痛いところに刺されて泣きながら検査を終えました。痛いと叫んでしまいました。死ぬかと思った。
入院する場合みなさんも覚悟してくださいね。
③入院、手術
入院は三日間。手術はその真ん中の日に行います。実際はPCR検査を入院前日にするので、
5月6日 PCR検査
5月7日 入院
5月8日 手術
5月9日 退院
上記の流れでした。
持ち物は、パジャマ、下着、服、シャンプーリンスボディソープ、本、動画等見れる何か、充電器、携帯、手帳、保険証、クレジットカードもしくは現金、入院に必要な書類(初診の時に渡されます。)、このくらいあればバッチリだと思います。
タオルやお部屋のでのスリッパ、ドライヤー、給湯器は用意してもらえます。急な予約だったので部屋が選べず、なかなか高いお部屋でした( ; ; )
ちなみに個室だったので筋トレとかできました。
・1日目
お昼すぎに行って入院。入院のための説明や麻酔の先生、手術の先生、お薬の先生、さまざまな方が訪れ挨拶と丁寧な手術の説明をしてくださいました。18時頃おいしい夕飯をいただきました。
夜21時以降は水以外絶食。最後の晩餐にと売店でチョコを買っておきました。
また、不安なので睡眠薬をいただきました。私の挙動が不振だったため、不安で怖かったらと看護師さんが優しく睡眠薬を勧めてくださいました。感謝。
・2日目
朝7時過ぎに血圧と酸素量の検査。
そこから水も飲めなくなります。
手術が全身麻酔なので誤嚥を防ぐためです。確か。
正直これが1番キツかったです( ; ; )
しかもお水飲めないのでここで点滴を刺され、やはり私の血管は見つけにくいようで二回ほどグサグサっと( ; ; )
そうして安静にし、9時か10時過ぎに手術室へ向かい全身麻酔で眠りに。手がビリビリしたかと思うと次の瞬間寝ていました。目が覚めると手術は終わっていました。
ここで怖いのは、お医者様に声をかけられて喋ってしまいそうになることです。正直喋ったか喋ってないかうろ覚えですが何かしらの反応していたようで、そこから自室へと運ばれベッドからベッドへ移していただき。
ここからは喉の違和感との戦いです。
これが辛い。
呼吸しているだけで喉がひたすらに引っかかって、咳払いしたいんです。
水はすぐに飲めませんでしたので、もう気が狂いそうでした。
声を出さないように小さく「んっ」とするのは大丈夫でしたが、時々咳が出てしまって、そのうち世の中の諸行無常を考え出して、喉が治らなかったらとか不安になって、無性に辛くなったのでとりあえず寝ました。
辛い時は寝よう。そうしよう。
その後はベッドでYoutubeを見て時間を潰し、ようやく点滴の終わる夕方の16時。点滴が外され、お水も飲めました。
ここまでの時間が1番苦しかったです。解放された時の喜びは何にも変え難い。
水のありがたみを知りました。
そしてお薬の先生がいらして、夕飯後や次回検査の時までに飲むお薬の説明をいただきました。飲むものは、痰をつるんと流すもの、胃液の逆流を防ぐもの、ビタミン剤、炎症を抑えるもの、抗生物質、胃薬などです。
そんなこんなで18時に夕飯を頂き、ご飯を食べれることにもなんか涙が流れ。
21時に消灯、眠りにつきました。
・3日目
朝7時頃酸素量と血圧の検査があり、その後朝食が来ました。この日の朝食は和食か洋食か選べたので洋食にしてみたら本格的な茶器に入った紅茶とか温かい牛乳とかが出てきて、ハイスペックな東京の病院に恐れ慄きました。
その後手術の担当医の方がいらしたりして、術後の検査日を決めて、受付でお支払いをして午後には退院。
ホテル暮らしのような入院で不安もなく心地よい日々を過ごせましたが、ベッド代がかなり高かったので心の中で泣きました。
④術後
退院後は一週間に一回検査とリハビリがありました。ここについては詳しく別で書いていこうと思います。
⑤回復!やったね!
手術から一ヶ月後、ようやく声を思いっきり出して歌うことができました。
この一ヶ月間は不安ばかりで辛かったです。
ですが、お医者様の言うことをよくきいて、正しくリハビリしていればすぐ声が出るようになります。
あとは無理をせず感覚を新しい声帯に合わせていく作業。
これからは自分の喉をより一層大事に育てていこうと思いました。
○終わりに
長くなりましたが、次回は気になる入院費用やリハビリについて書いていこうと思います。入院前にしっとけばよかった!という金銭的な対策もありましたので、見て参考にしてもらえたらと思います。
みんなも咳の出るかぜやストレスには気をつけてね!!!!
それではまた。
謝。
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