夫婦は同じ問題で苦しむもの。
このnoteは下のブログを元にvoicy / youtubeでお話しした内容を文字起こししているものです。
この話の元記事はこちら!
「夫婦は同じ問題で苦しむもの。」
***
どうもこんにちは。
カウンセラーの根本でございます。
いつもお聞きくださいましてありがとうございます。
今日は、大阪・千里山のセッションルームの方に来ておりますが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。
雨ってまだ降ってるのかな?もう上がったのかな?と思いながら、ちょっとカーテンで閉め切ってるので、外の様子が見えないんでございますけども、今日もお届けしてまいりたいと思います。
今日のテーマは、「夫婦は同じ問題で苦しむ」というテーマでお届けしたいと思います。
よかったら最後までお聞きください。
そして、チャンネル登録とかフォローも、よかったらよろしくお願いします。
この「夫婦は同じ問題で苦しむ」、あぁなるほど!と思われる方って、どれくらいいらっしゃるのかな?という気はします。
これね、ちょっと心理学というか、カウンセリングというか、でも若干深いテーマになりましてね。
こういう表現をはっきりとお伝えすることって、意外にあんまり多くなくて。
ただ、カウンセラーとしては、そういう目線では見てるなというところはあります。
で、むしろ表面的に出てる問題が極端だと、受け入れられない話ではございますけども。
できるだけわかりやすくお伝えしたいなと思っております。
パートナーというよりも、夫婦っていうふうに、あえて切ってるんですけども。
「長年一緒にいると似てくる」なんていう話もありますけども。
それも含めまして、パートナーっていうのは、パートナーシップを見ていくと、「お互いになんとなくそこをタブーにしてるよね」っていう領域っていうのが出てきたりするんですね。
たとえば、お金のこと。
根本家で、僕と奥さんはけっこうお金のことで揉めることが、もう実際今まで多かったんですけど。
なんかお金に対して、僕自身もお金に対して問題があったのでっていうことで、そこがウィークポイントになって、そこが夫婦の問題として爆誕するっていうことだったりとか。
それから、夫婦によっては、仕事についての価値観っていうものがなんとなくタブーになっている。
だから、旦那さんとしては、奥さんにたとえば働いてほしいって思ってるんだけども、奥さんにそれが言い出せないなと思って、「俺が頑張るよ」みたいなふうにしてるんだけど、でも一方で、奥さんの方も「働いてないと申し訳ないな・・・旦那に対して気を使うな」って。
「でも働いた方がいいと思うんだけど、でも子供も小さいし、子供のそばにいてあげたいしな・・・」みたいなふうな感じで、働くっていうことに対して、あんまり自分から本音をコミュニケーションしていくことがしづらいと。
今日ブログで紹介させていただいたのは、実際そういうカウンセリングが最近あって、それをネタに書かせてもらったんですけど。
お互いの恋愛観とか、結婚観みたいなところが、曖昧になっていると。
これテーマによって、夫婦によっては、たとえばすごく性的なことがタブーになっているっていうことも非常に多いですし。
それから、未来のこと、お互いの実家のこと、子供の将来、そもそも子供を作るかどうかみたいな感じで、なんとなくお互いが「ここを話しづらいな・・・ここを言いづらいな」って感じているところがけっこうあったりするんですよね。
だから、結婚当初っていうのは、そういうのも多いと思うんですけど、結婚して数年、何年も経っていく中で出てくるのが、今日のお話だと思っていただいた方がいいかもしれません。
お互いにとっての、慢性的な問題。
いつもここで喧嘩になるとか、いつもここで揉めるっていうポイントもそうだし。
なんかここに関してお互いちょっと話をしないようにそらしているとか、「なんとなく気まずくなるから、その話題は避けているんですよね」みたいなところがあれば、そこは要チェックかなと。
そこが、夫婦にとってのウィークポイント・弱点になって、そこで問題が生まれてくることも多いですし。
逆に、問題を掘り下げていくと、そういった夫婦の中の暗黙の了解的な問題っていうのが出てくるみたいなことっていうのも、けっこうあったりします。
そういった価値観とか考え方っていうものの違いで、そこは非常に自分にとってセンシティブで、相手にとってもセンシティブで、だから結局そこに関して、お互いにその問題で苦しんでいる。
苦しむっていうと、ちょっと大げさな感じがするかもしれませんけども、悩んでいるとか、気になるんだけど、触れちゃいけないから、すごく腫れ物に触るような感じになっている、みたいなふうに出てくることっていうのも、当然ながらよくあるわけですね。
そこは、実はお互いにお互いの立場で、そのものに対してそのテーマに対して、なんらかの「ネガティブな感情」っていうのを持っているわけですね。
圧倒的に多いのが、「罪悪感」っていう感情で。
たとえば、お金に関して、仕事に関して、セックスに関して、そしてお互いの恋愛観とかに関して、「いや正直さ、結婚してたって、他の女の子とデートしたっていいよね。そんなダメってことはないよね。デートぐらいだったら」みたいなふうに旦那さんが思っていると。
でも、「そんなことはさすがに嫁さんには言えないよね。妻に言ったら喧嘩になるよね」と思って、言わないようにしているし、「いや、そう思う俺って変なのかな」って、「そう思うような自分っておかしいのかな」なんていうふうに思ったりもしている。
一方、その頃奥さんも、「まぁさすがに、そのお付き合いするとかはないけど、一生旦那だけっていうのも、ちょっとね・・・。嫌いじゃないわ。愛してるし、愛されてるのも感じてるんだけども、このままずっとこの人だけと思うと、なんかちょっと違和感を覚えるんだよね。でも、別に浮気したいってわけじゃないの」みたいな気持ちがあるけど、「さすがにこれは言えないよね」みたいなふうなことを思っていると。
こういうことって、思っている人からすると「当たり前じゃん、誰だって思うよ、そういうこと」なんですけど、人によってはまったく思わないっていう人もいるんですよね。
だから、それはやっぱり個人個人の価値観の問題、思いの問題なんですよね。
でも、お互いに「その話はちょっとできねえな、振れねぇな」っていうふうに思っているので、そこはなんらかのかたちでブレーキがかかるわけですね。
それによって、溝になっていくっていうことが一般的に多いです。
壁って言ってもいいです。
そこで、なんとなくそういう気持ちを持ちながらも、それぞれの生活をしている。
他では仲良く、うまくやってたとしてね。
でも、その気持ちを持っていると、そこにやっぱりフォーカスっていうか、意識が向く時があって、そうするとそれが浮気っていうかたちで現実化するっていうことが、けっこう多かったりするわけですね。
我々カウンセラーからすると、そういう問題、たとえば旦那が浮気してるんです、奥さんが浮気してるんですとか、旦那の他に彼氏ができちゃいましたみたいな、そういう相談から入っていって、そういった夫婦間で「タブーになっていることはない?」みたいなことを聞いていく中で、「あぁ、お互いがそこで恋愛観とか価値観とか、そういったところで、ウィークポイントというか、罪悪感っていうのを持っているよね。その罪悪感っていうところがどうも根っこにあって。でも、これは彼は彼で、妻は妻で、ここで悩んでいる問題なんじゃないかな。じゃあ、ここと向き合っていくとどうかな?」って。
だから、そこが明るみになった場合は、まぁ勇気がいることなんだけども、思いっきりお互いにオープンにしてみると、「あれ?意外と似た者同士じゃん」みたいな。
「いや、絶対お前はそれ嫌だと思っていると思ってた」みたいな。
「いや、あなたは絶対そんなこと嫌うと思ってた」みたいな感じで、絆が深まるっていうことも、実際よくありました。
かつてカップルカウンセリングで、そういうシーンに遭遇したことが何度かあります。
すごく絆が深まるというか、なんかすごく安堵感、罪悪感が癒されるんですね、その瞬間。
でもそれって、やっぱり隠しててもしょうがないっていうものなので、できるだけオープンにしたいものでもありますし、自分の中でも、それを持っていることを隠せば隠すほど、否定すれば否定するほど、大きくなるものでございますので、そこは正直になってみた方がいいかなと。
だから、カウンセリングってある種「懺悔室」みたいなところがあって、「いや、本当はこう思ってるんです」とか、「本当は、よくないと思うんだけど、こう思っちゃったんです」みたいな感じのことを聞かせてもらうんですけど。
「まぁ、そりゃそうだよね。そう思うよね」みたいな感じで、こっちは受け入れていくということです。
皆さんにとってのタブー、これはでも今日は夫婦関係の話にしてますけど、お仕事でも、恋愛でも、その他人間関係でも、もしかしたらそのタブーにしてしまっているところ、なんか蓋をしてしまっているところがあるとすると、なにか今の問題につながっているかもしれないので、なにかヒントになれば幸いでございます。
ということで、今回も最後まで聞いていただきましてありがとうございました。
根本でした。