「他人の人生」を歩んでいた元ニートが、「自分の人生」を歩めるようになった話


これまでの経歴

4年制大学を卒業後、新卒で住宅設備メーカーの営業職として入社。その後、第二新卒でWEBマーケベンチャーに転職、PR(プロモーション)職に従事。その後、フリーランスとして企業のプロモーション映像制作の仕事をしながら、過去に自身がキャリアに悩んだ経験からキャリア支援の活動も開始。現在に至ります。

他人と比較ばかりの学生時代

私は幼少期、とにかく自分に自信が持てないサッカー少年でした。

当時のコーチから試合でミスをする度に、
激しい叱責を受ける日々...。

特に自分の中で印象的に残っていたエピソードがあります。

小学5年生ある日、
自分のミスが直接失点に繋がってしまいチームが試合に負けてしまったことがありました。

その時、コーチから激しい叱責を受けたことがキッカケで、

「ミスが怖い...。ミスをするくらいなら何もしたくない。」

そうやってボールに触ることを恐れ、段々と自分の意見を発言することや、
新しい挑戦をすることに恐れてしまいました。

中学、高校へと上がっていく中、常に根底にあった考えとして、

「自分なんか、どうせ頑張っても評価されない」
「自分より凄い人はたくさんいる」
「だから、挑戦や新しい行動なんてバカバカしい」

このように常に「他人と比較」しては自分を蔑むような子供でした。

この考えは大学生になっても尾を引いてしまいます。

「仕事なんてなんでも良い」と思っていた就職活動

大学4年生になり、
就職活動の時期に差し掛かった頃、

私は「会社員は奴隷」という歪んだ価値観を持っていました。

これは、振り返ってみると
「学生時代がピークだから今のうちに楽しめ」
「会社員になると時間も場所も拘束されて自由なんか無い」

といった言葉を
知らず知らずのうちに、周囲の大人達から植え付けられてしまったものだからだと考えています。

周囲に「仕事にやりがいを持って楽しく働いている大人」が居なかったことで、次第に

「1秒でも働きたくない」

と考えるようになってしまったんです。

こんな価値観を抱き続けてしまった結果、
「仕事なんてなんでもいいや」

という考えに恥ずかしながら至ってしまい、人生のターニングポイントである就職活動をテキトーにやってしまいました。

結果として、就職活動は悲惨なものとなります。

大学4年生の5月末の段階で「内定は0」
それどころか、殆どが書類選考の段階で落とされて面接にすら行けない状態でした。

それも当たり前の話で、
・自分が何をやりたいのかわからない
・自分が何を得意としているかもわからない
・志望動機も「大手だから」「給料が良いから」等の浅い理由

典型的なダメ就活生という感じでした。(笑)

その後、
自分一人ではどのように行動して良いか分からず、社会人の義兄に泣きついて就職支援をお願いしました。

人と話すことで、
自分一人では全く出てこなかった価値観が言語化できたり、自分の状況や人生に対して客観視することが少しできました。

結果として、
何とか大学4年生の7月に1社内定をいただき、
メーカーの営業職として働くことになります。

この経験から
「苦手なことは人に頼る」ことが重要だと実感するようになりました。

社会人1年目 壁にぶち当たる

新卒で入社してからの1年間は、
自分にとって人生で最も苦しい1年でした。

入社を決めた理由は、
・大手だから福利厚生が良い
・周りから馬鹿にされない会社だと思った
・親が安心してくれた
・ファーストキャリアが「営業」だったら将来潰しが効きそう

振り返るとかなり薄い理由ですね....。
自分の軸が一切なく、「他人にどう思われるか?」を基準に全てを選んでいました。

その結果、
仕事にやりがいを一切感じることができず、ただただ「毎日の生活費を稼ぐためだけに時間を消耗している感覚」を持つようになってしまいました。

毎日ひたすらに「自分の生きている意味」を考えるようになりました。

仕事をする際は

常に「早く終わらないかな?」と、時計をチラチラ見て仕事に集中が出来ないですし、

上司の方にも定期的に仕事のアドバイスを頂いたのですが、そのアドバイスが少し語気が強いだけで勝手に萎縮してしまい、常に怒られている感覚で指導を受けていました。

自分の思い込みや偏見によって、
実際は大した問題でないのに過剰に問題視してパニックになったり、

「怒られるかもしれない...」と考え上司に相談できなかったりしていました。

当時はなんでこんなにうまく行かず空回っていたのかも分からなかったですし、
「自分の能力不足」だと自分自身を責めてばかりでした。

退職して気づいた自分の中の幻想

社会人1年目の冬頃から、体調不良で会社を休む日が増えていきます。

・家を出る10分前までベッドの中でうずくまる
・急いでシャワーを浴びる
・出社
・集中力が続かない状況で1日仕事をこなす
・帰宅後、自炊をする気力も湧かないのでインスタント食品、お菓子で食事を済ます
・深夜2時までSNSやドラマを観て夜更かし
・知らない間に寝落ち

このようなサイクルを繰り返していました。

そんなある日、
いつものように出社するため、家のドアノブに触れた瞬間、動悸と吐き気が止まらなくなりその場から動けなくなってしまいました。

ベッドで横になっている時、
「消えてなくなりたい」という気持ちが思い浮かんだことをきっかけに、「あっ、自分やばいかも。」と自分が壊れかけていることを自覚します。
側から見たらもっと早い段階で気づけるはずなのですが、当事者からするとギリギリまで気付けないものなんですね。

「一刻も早く環境を変えないと」

そう思い、会社を1年で短期離職して実家に戻ります。

このタイミングで長年付き合っていた彼女とも別れ、自分の存在意義を見失っていました。

「もう何もしたくない...。」

自暴自棄になり
昼夜逆転の無気力な生活を毎日繰り返していました。

1ヶ月間、そのような生活を繰り返した後、
ある一つの考えが私の中で浮かび上がります。

「もう、自分には失うものなんて無いんじゃないか?
 どうせ何をやっても一緒なら、もっと周りの目を気にせずに生きていいんじゃないか?」

この頃を境に、自分の中で考えが大きく変わります。

「会社員時代にやっていた副業関係で、偶然SNSで繋がっていた経営者やフリーランス、自分の理想の職場で働いている会社員の人に会いに行って直接話を聞いてみよう!」

時間は腐るほどあったので、とにかく狭かった視野を広げるため会える人に積極的に会いに行きました。

色々な方々の考えに直接触れることで、どんどん自分の凝り固まった考えが解きほぐされていきました。

これまで、周囲の目を気にしてずっと社会のレールの上だけを歩き続けていた僕が、

「無職・ニート」という状態にまでドロップアウトしたことで、ようやく社会全体を俯瞰して見ることが出来たんです。

これまで自分のことを過剰に卑下していたり、ダメな人間だと思い込んでいたのは、過去の体験から勝手に自分が作り上げていた幻想で、

現実には自分のありのままの存在を認めてくれる人たちが沢山いました。

そのことに気づけた時、自然と涙が出たのを今でも鮮明に覚えています。

その後、転職活動でWEBマーケティング業界のベンチャーに転職が決まり再就職をすることになりました。
そしてフリーランスの映像編集者として独立し、過去に自分と同じように日々の生きづらさを抱えている人たちを減らす活動ができないかと考え、コーチングの学習を始めたことをきっかけに現在に至ります。

これまで様々な業界・年代の方々とお話しする中で、一つの気づきがありました。

「今は苦しくても、それはたまたま環境が合わなかっただけであって、必ず自分の個性が活かせる環境は存在する」

元々、他人軸で人生の殆どを決断した結果、空回ってニートになってしまった私だからこそ、断言できます。

ポジウィルのトレーナーとしての想い

私はこの世に正解なんてないと考えています。
一人一人の個性が尊重されて、皆が生きやすい社会にしたいという想いがあります。

「あるべき、こわそう。」

ポジウィルのミッションは私がこれまでの人生の中で大切にしている価値観とピッタリでした。

私は「笑顔で溢れる社会にする」ことをモットーに日々生活してます。

今あなたが沢山の不安を抱えていたとしてもきっと大丈夫です。
安心してポジウィルに飛び込んできてください。

あなたの悩みやモヤモヤが晴れるように私が一緒に伴走します。

少しでも共感してくださった方、
ほんの少しの勇気を出して無料カウンセリングにて一緒にお話ししてみませんか?
お会いできること楽しみにしています!

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