書き下ろし短編小説『どうしようもない、この性。』
みなさま、在宅時間どんなことをしてお過ごしですか?
前回のコラムにもちょっと書きましたが、世の中に対して思うこと山ほどありますよね。演劇についてはもっとじっくり時間をかけて書こうと思っています。でもじっくり考えているうちにこの2ヶ月間、本当に日々めまぐるしく世の中の状況が変わっていきます。遠い国での出来事もそうだし、近いところでいえば日々、友人の公演がなくなったり、ライブがなくなったり、自分の仕事もなくなったり延期になったり、この先どうなってしまうのだろう、と正直不安になる毎日です。でもそんな中で今のお家の中の自分の支えになっているのは私の場合やはりエンターテイメントです。好きな舞台映像や映画を見返したり、本を読んだり、音楽を聴いたり、ライブの映像を観たり、友人の配信を観たり。これらすべてがなかったらと考えると恐ろしくなるほどに、毎日を明るいものに変えてもらっています。もちろん今はそんなこと言っていられない状況とわかってはいても、エンターテイメント、芸術に携わる人間として家にいながらも皆さんに楽しんでいただけるようなものを発信し、私は私なりに家でやれる範囲のコンテンツを増やしていけたらと思ってこのnoteもやっています。
もっっっっっっっっっちろん、一刻も早くいつも通り劇場でお芝居やイベントやりたいけど!!
そんな中で思い出したことがあって。
2017年に「皆、シンデレラがやりたい。」という裏でホストをやっている男性アイドルにハマるおばちゃん3人組のお芝居を書いて上演したのですが、実はそのアナザーストーリーの短編小説を書いていたんです。
公開予定で書いていたのですが、色々ありお蔵入りした短編小説でして。
で、こないだゆっきゅんとインスタライブ をしている時に「皆、シンデレラがやりたい。」の話になって、「そういえば小説を書いていたな」と思い出して、読み返していたら、小説書き慣れていないからとっても荒削りだったのですが、個人的には好きで少々手を加え修正して皆さんに読んでほしいなあと思い、今日noteに出すことにしました。在宅期間のふとした時間のお供ができたらと。
私の大好きな友人の口癖が「時のシェア」なんですけど、(やべえこれだけ言うとすげえつまんない友達みたいになってるけど、違うの。マジ天才だし、超面白い人。)今こそ「時のシェア」だなと思って。(やべ、私もヤバいやつみたいだけど、私はヤバいやつでいいや。)要は、同じこの時にそれぞれのお家の中でこの小説読んで感想ああだこうだSNS上で言い合ってもらえたら嬉しいんです。
私は普段、「見終わった後に自分のこと喋りたくなる芝居を作りたい」って思って作品を作っていて。喋りたくなるものっていいじゃないですか。だからこれも「バカみたいな小説だったね〜」とかでもいいからなんか読んだとSNS上とかそれぞれのLINEとかzoomとかで喋ってもらえたら嬉しいです。
前書きだけでめちゃ長くなってしまった。
最後に内容に関してなんですが、実際に存在するグループの名前が出てきますが、初めて小説を書く時に普段の演劇と同じように自分の感情をなるべくそのままのせたくて、みんなにリアルに想像してみて欲しくて、自分の言葉を文字にしたくて、架空の存在ではなく、実際にいる人物の名前で書いている部分があります。とにかくそのグループが好きすぎて書きました。
では、ごゆっくりお楽しみください。
あ。この期間、無料コンテンツと有料コンテンツ両方出してます。個人的に「作品」はしっかりと価値をつけるべきだと思っているので、今回はこの後の小説部分冒頭から有料にしました。
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