誉 ~20~

文:ひげのモナリザ

先日、もう10年来とても仲良くしている友人と、初めて仕事場で一緒になりました。その子は私を見るなり、「一緒に仕事をするのがずっと夢だった。願いが叶ったんだ」と言って、ぽろぽろ泣いていました。いつか一緒になったらきっと楽しいよね~って会うたびに話をしていたし、“私自身がそれを望んでいる”ことを、もちろん私は知っていたけれど、相手が同じくらいか、もしかしたら自分よりも、どこか切実に願ってくれていたということが分かって。身に余るようだけど、正面からその気持ちを受けてとてもありがたかったです。生まれて初めて、人の願いの登場人物になったようでした。それから、“願えば叶う”というよりも、自分の願いが分かっているから、叶った瞬間を認識できるんだなっていうことも感じたのでした。

と、いうような感情が、本当は日常的に自分の中に沢山あったのだなと気づいたのは「ほまれ」という場のおかげです。自覚している以上に頭の中には日々本当に色んな考えや感情が現れていて、「あーこれ、ほまれに書いてみようかな」って思うことで、ピン留めされて記憶になる。それを繰り返していた20か月でした。


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根本宗子楽しいことだけを書いていきたいと思います。気持ちが疲れて文章読むのが疲れちゃった人もこれなら気軽に読めるっているマガジンを目指します。

誰かを貶したり、傷つけたりする文章も増えている世の中。そんな中で好きなもののことだけしか書いてない雑誌があればいいのに!!と思い、こんなマ…

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