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⑥円安に抗う女のウズベキスタン旅のしおり / ヒヴァ編

完全に配車アプリに頼っていた私のミスなのですが、Yandexが機能していない!ヒヴァは田舎すぎて非対応のようです。下車のタイミングも遅く、駅前のタクシーはほとんど出払っています。

とんでもなく寒い朝。ぽつんと残されたアルゼンチン人のおじさんとわたし。選べない立場に吹っかけてくる最後のドライバー。
ヒヴァからの寝台列車は早めに下車してタクシーを選びましょう。


程なくして1台のタクシーが戻ってきました。ラッキー!程よい料金だったのでおじさんと二人乗り込みました。

ドライバーのおじさんは観光ガイドドライバーもやっているそうで、$50くらいで1日郊外ツアーしてくれるそう。そういえばサマルカンドの宿で会ったイタリア人が超おすすめしていたっけ。

砂漠化した湖に残された船の廃墟があるMoynaqとか、砂漠の遊牧民体験とか。
彼はその昔JICA海外協力隊のボランティアと一緒に仕事をしたそうで、その人が作ったガイドに俺が載っている!と見せてくれました。

十数年前のウズベキスタン観光隊員の成果物

ウズベキスタン派遣楽しそう。わたしはその昔フィリピンでデザイン隊員として派遣されていたので、こんなところで協力隊関係の人に会えてちょっと嬉しい。

郊外ツアーもとても魅力的でしたが、ひとりで数十ドル払ってこのおじさんと1日ツアーってのもなんだかな〜と思い、電話番号だけもらって保留としました。
結果行かなかったけど、次また来ることがあれば参加してみたいな。
ちなみに渋っていたら最終的に$35くらいまで下がりました。

一旦宿にチェックインしたら、さっそく出かけます。ヒヴァの見どころといえば、世界遺産イチャン・カラ!

ドラクエ好きにはたまりません。どこかにルイーダの酒場がありそうです。

二重の壁で囲まれている旧市街。内部にも宿はありますが、夜うるさいかも・・と思ってわたしは外の宿を取りました。でもシーズンオフで人も少ないし、中でもよかったかも。

入場券は2日間有効。この辺はイチャン・カラ以外に見どころが全くないので、時間があれば郊外ツアーに参加するのもよさそうです。

ツーリズムオフィスでも参加可能。

イチャン・カラ内で偶然会った日本人女性は、Ayaz Kalaでユルク(ゲル)に泊まるツアーに参加すると言っていました。日本でツアーの予約をしたそうです。楽しそう〜〜〜

イチャン・カラの内部はモスクとマドラサ、ミナレットなどこれまで散々見てきたものばかりで若干お腹いっぱいでしたが、内部が博物館のようになっているので見どころは多かったです。迷って全部見切れませんでした。

その中でもJuma Mosqueがよかった。一本一本異なる彫刻が施された木の柱が圧巻です。

Juma Mosque

あとどっかのマドラサ内にあったこれ

こ、これは・・

トム・クルーズ主演のInterview with Vampireという30年前の映画を見たことある人にはドキッとする内部。これはどう見ても悪いことしたやつが閉じ込められるやつ・・!なぜ神学校にこんなものが?!

スタッフのおばちゃんに聞いてみるとこんな回答が。↓

ほんとか??


ここに来て食器を購入。サマルカンドで高くて諦めたけど、こちらではお値打ちでした。ちゃんといい音鳴る!

またZindanも行ってみました。悪い人は容赦なくミナレットから突き落とされます。

おそろしや・・
夕暮れの城壁。

夜。営業しているレストランが少なく、おひとりさま向けメニューもないので外のスーパーでナンを買ってみました。

でっっっっっか!

ドライフルーツかと思ったらドライミートでした。とてもじゃないけど食べきれん。いや間違いなくファミリーサイズだと思うけど。


翌日。実は寝台列車で会ったヤングお父さんに実家に招待されたのでホイホイとついて行ってしまいました。

ごちそう

久々の実家なのにこんな外国人を招いていいんですかね?寝台列車が発車する夕方までおうちでまったりさせてもらいました。

ちなみにこうやって仲良くなって家に招待するパターン、外国人旅行者のお金を搾取する犯罪組織の場合もあるので、基本的にはついていかないようにしましょう。

行っちゃったわたしが言うのも何だけど、今回はたまたま良い人たちだっただけで。自己責任でめちゃくちゃ気をつけてください!
よくインドなんかだと家族ぐるみで詐欺だったとか、やばい体験記がわんさかあるので検索してみてください。

ちなみにその後、その若いお父さんからセクハラメッセージが届いたという後日談つき。あんなに熱心な信者なのに頭の中は煩悩だらけかい!(仏教ではない

30代独身女に超厳しいイスラム圏。この辺もいろいろあったので後日まとめますね。


さて、ヒヴァからタシュケントまでは寝台列車で14時間ほど。始発のヒヴァから乗る人は少なく、次のウルゲンチからどっと人が乗り込んできました。

明日は初日にスルーしたタシュケントを1日回って、いよいよ帰国です。



円安に抗う女のインスタ
旅に出た時だけ更新しています。
https://www.instagram.com/biyonse_nmt/

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