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デッケェ奴らがやってきたゾ

以前書いた記事でさすがに30m級MS/MA無理じゃろガハハとか言ってたら

出たわ。

ガンダム作品の言葉を借りるなら"可能性の獣"

言われるのは「バウンド・ドッグ」であり、こちらも諸元内に全高が29.7mとある(多分人型時)ので所謂30m級というやつだ。
メッサーラは全高は30mだが、頭頂高は22mで、こちらもνガンダムと同じくらい。どちらにしろでけぇな。

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(ただ全高30m級はこのゲームで出たなら破格のサイズである)

港湾基地の水路に引っかかるので有名なドーベン・ウルフは全高(背中のビームキャノンを立てた状態)で25.9mだそうなので、これでもでけぇな、とか話してたところに突然+4mである。そりゃもう大騒ぎである。

twitterではドーベンが来るかも、という話のほかにちょうど今やってる閃光のハサウェイの時代(UC.0105)の"恐竜的進化の慣れの果て"と言われる2種もまた、30m級MS(ペーネロペー 全高:32.5m/Ξガンダム 全高:28.0m)となるわけで、いよいよもってこのあたりも射程内に入ってきてしまった。恐ろしい話だ!

(pdf形式で年表が置いてあるぞ!)

イヤー、でもさ、こうなってくると本当にもう少し先の時代だけどグスタフ・カール(こいつは22m級)も出てきそうな勢いだぞ…ちょっと穏やかじゃないなっていう印象。バトオペ2も長期コンテンツになるやもしれない。

これ、オンラインゲームとして長期コンテンツ化するってすごい事だし、それもコンシューマーゲームで!もしそうなるとしたら恐ろしい長期プロジェクトだ…すさまじい気迫がないと成し遂げられないぞ!


素人目に見ても機体調整って難しい話

メッサーラは私は手に入れていないので、細かい言及は避ける。
ただ対面で戦った印象は「よく動く」「しぶとい」であった。

所有者曰く、初週の所感(≒レビュアーたちや初乗り感想)を聞くと様々な話が訊けた。ダメージコントロールLv.3が強いという話もあれば、やっぱりヒットボックスがでかいという話だったり。上手に使えたら各部緩衝材+高HP+高射撃耐性によりカットされたダメージに加えしぶといだろうけど、何から何まで攻撃を受け止めてしまうことは欠点ともいえる。

スキル:ダメージコントロール
蓄積値由来のよろけのしきい値を上昇させ、よろけにくくなる。
(≒即時よろけ効果の発生する武装には無効)
Lv.3はしきい値を200%まで引き上げるため、前進を伴う奇襲行動の成功率の向上、撤退時における足止めへの耐性を持つといえる。

バトオペ2はMSの縮尺をいじらないゲームなので、機体サイズはヒットボックスに直結する。一部の場合を除き当たり判定はほぼグラフィックすべてにあると認識しても良いので、なおさらこの30mというのは存在感以上に扱いにくさに直結しているかもしれない。こういう撃ち合いのゲーム、ダメージに直結するデリケートな問題である。

上級者になれば 敢えて転倒させずに ダメージを積んでそのまま倒し切るというような芸当をされてしまうと、メッサーラにはかなり苦しいかもしれない。変形は無敵時間の解除も伴うので、図体がでかいという事は逃げるのもコツがいるという事になる。聞くだけでも攻略法があるというのはうれしい。取り付く島がないとなると頭を抱えてしまうが、あしらうという程度は超えている。何とも絶妙かつ厄介な対面である。

こういう敵味方共に扱いの難しいテクニカルな機体はなかなかこの後に研究が進まなかったりするが、30m級MS/MAの今後のリリースのために、使い続けてデータを出してほしい。もしそのサイズの推しがいるなら尚更だろう。私はこの時代に推しがあまりなく、その推しも22m級MSなのであまり食指が湧かなかったが、全高30mに近いMSが好きでプレイアブルを狙うなら今回のメッサーラはかなり試金石としての側面が強い。積極的に試合に出して、たたき上げの実力者が出てきてほしいと願うばかりである。そうじゃないと30m級MS/MAがこれ以降出ないなんてこともありそうである。もしこのあたりの時代における"デカブツ"が好きなら尚更触ってあげてほしい…という他力本願をかましておくことにする。

バトオペを箱推しできるほど実入りのいいお仕事の紹介
いつでもお待ちしております!!!!!!

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(CCA以降、基本は22m級だがガンダムが18mなので普通にでかく感じる)


"幅を利かせた"機体の台頭

ガンダムはプロポーションの関係で「マッシブ」な機体であればあるほど横に幅が出やすい。勝手な思い込みかもしれないけど、前後の厚みを優先的に持つ機体は少ない。手足が細く見えちゃうデザインだからかしらね?

多機能・多武装を突き詰めていくとだんだん太い機体になっていくのだ…

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(変形の都合上、翼が折りたためないため思った以上に横幅がある筆頭)

無人都市や廃墟都市に存在する狭路戦闘での逃げ道がなくなってしまうというのは、苦しい側面がある。頭隠して尻隠さず…というか体が隠しきれてないっていうのは悔しさもある。

どうしてお前は太い!でもかっこいい!悔しい!でもかっこいい!

(上は私が放送内でやった腕や足のごくわずかの部分を起点に攻める例)

よく言えばテクニカル、悪く言えばストレスフルという表現になるのだ。


軽視されてきた能力『貫通』需要の高まり

バトオペ2には一部の武装に『貫通』を持つ射撃武装がある。
武器の説明に書いてあったり、モノによっては説明すらなかったりするが、要は判定がその射線上に壁で遮られない限り持続するというものである。

つまりは貫通するワケだが、説明になってるかコレ?

なお味方にも貫通する。
上手に当てないと味方の追撃を邪魔することにもなるわけだ。爆風もそうだがこちらも複数を巻き込めるという点で注意が必要。

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(元祖貫通持ち『ガンキャノンⅡ』は初年度に出ているので、歴史は長い)

当初期は貫通なんていつ使うんだよ、なんて言われていた。
というのも貫通は爆風と違い融通が利かない。爆風を面制圧と表現するなら貫通効果は線――つまり横並びの時に強さを発揮した。
狭路かつ細長い場所においては2枚抜き3枚抜きを狙えることもしばしばあったが、そもそもそんな狭路戦闘が発生するもんか!という話でもあった。
あるいは敵が荒野を走る死神の列に出くわすことなどそう滅多になかった。

しかし時は流れ2021年。

18m級MSじゃない戦場――サイズアップによる戦場。
そしてフィールドは変わらないことをも合わさり、でかいのがひしめき合うようになった。今までそうでもない通路も2機ならんで走れないことも出てきた。相対的な意味で狭路戦闘が発生するようになったのである。道幅が狭くなったのではなくこっちがでかくなったのである。

ちょっとしたガリバー旅行記みたいな感じだ。

先述したガンキャノンⅡはコスト帯で見ると18m級ばかりだから目立った活躍が難しかったこともあるが、歩きながら貫通をぶっ放せる奴らがこの上のコストにちょこちょこで出したことで、貫通は大きな意味を持ち始めたのである。

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(貫通2種持ちというユニーク性。1つはよろけないため気軽に撃てる!)

場合によってだが、貫通効果はついてたらなおよい方向に変わった。
1on1で味方が負けてて下格闘で転ばされているときとか追撃格闘をしようとするなどして敵が密集した所に投げ込んだら2枚抜きでダメージが入るなんてことが決して夢物語ではなくなったという事である。立派なダメージソースに変貌した。場合によっては追撃アシストも取れるかもしれない。

貫通効果は記載されてたりされてなかったりする。
されてないものもあるので有志が検証した結果の記載してあるwikiを確認したり、あるいはトレーニングモードで今一度射撃の性能を確認しておくといいだろう。貫通効果がついていれば太い機体を仕留めやすくなる。

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(チャージしたら貫通するんだけど、表記がない。トレモ確認は大切だ)


同じ高さに強い『貫通』は意外にトレンド的?

さっき例に出したガンダムMk-ⅢやFAZZといった機体は高コストになってきて、変形機も多数出てくる。こうなってくると支援機が高所に陣取るというのはなかなか難しい。加えて強襲機全機にスキル「アサルトブースター」の付与により、高所定点による火力支援投射というのはかなり逆風と言っていいだろう。長射程を有する機体たちには厳しい時代である。

爆風狙いの攻撃で足元を狙うにしても、榴弾はその照準のクセ由来のものがあり、浅い射角での投射を苦手とする部分もある。それにどの武装もいうほど爆風も広くない。爆風を当ててもスキル「爆発反応装甲」でよろけがなかったことになる場合もあるだろう。

そう考えると平面で戦う時間が増えた際に2枚3枚と貫ける可能性が副次的に見込める貫通効果は上のコストになればなるほど現実的ともいえないだろうか?だって的はどんどんでかくなるわけで。

元祖貫通のガンキャノンⅡは先述の通り、実装された年代――つまりはコスト帯と貫通がうまくフィットしない点や貫通自体がチャージ必須の静止射撃武装なのもある。別のノウハウや練習が必要なのは注意しよう。

多分今後もいろんな期待に『貫通』が付与された射撃兵装を持つ機体が増えてくるだろう。えー!また貫通かよと思うかもしれないが、実は意識してないだけで恩恵を受けている場合もある。意外と知らずに使ってる武装が貫通してて、2枚抜き3枚抜きしてたりするかもしれない。

意図的に狙う事はかなり難しいが、『貫通』は一つの利点となりうるだろうと私は思っている。

なお私は貫通射撃を持つ機体が大好きである。
先述のFAZZ然り、あとゲーマルクの「マザー・ファンネル」も貫通する。
特にマザーファンネルはよろけが取れたりはしないし、レスポンスも若干遅いがASLがあり、スラスター移動しながらの射撃が可能だったりする。味方が覆いかぶさるようなタイミングでも追撃がしやすくてとても助かる。

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