自己紹介
初めまして、はんぺんと申します。
私は20代社会人。そしてLGBT当事者です。
自分自身のことを細かく説明すると、身体は女性だけれど性自認が中性的であって女でも男でもあり、性愛感情が男女どちらにもある人間。
要するに、Xジェンダー(FtX)でありバイセクシャルです。
物心ついた時から周りの子とは何かが違う、みたいな違和感がありました。
例えて言うなら、人間の集団の中に違う生命体である自分一人だけ紛れ込んでしまった…やばい…上手く溶け込まなきゃ…みたいな感じ。(説明が壊滅的に下手)
可愛い物も格好良い物も好きだし、どちらかといえば男っぽいけれど別に男の子になりたいわけでもない。男の子にときめく事もあれば女の子にときめく事だってある。
当時の私は幼いながらに、今はこうでも大人になればこの感覚治るっしょ!なんて思いながら過ごしてきましたが、治るどころかこれが自分という人間なんだと気づかされる毎日でした。
そんなこんなで社会人になったわけですが、有難いことに学生時代からお付き合いをしている同性のパートナーがいます。
付き合って約7年になります。ちなみに周りの人たちに彼女との関係のことは一切伝えていません。
彼女と過ごす毎日は本当に楽しくて幸せですが、誰かの何気ない発言やちょっとした事で差別や生きづらさを感じたりします。
年齢的にも周りから、彼氏は?結婚は?将来子供は?なんてしつこく聞かれるのもしょっちゅうです。
とりあえず聞いているフリだけはしますが思わず、「私の人生なんだから放っておいてくれ!!!!」と叫びたく瞬間もあります。
そんな時はその場では何ともない顔して上手くやり過ごし、家に帰ってから泣きじゃくったり彼女に今日あった出来事をわーわー言うだけ言って騒ぎ立てる。(騒ぎ立てるは正直盛ったかもしれん)
そんな面倒くさすぎる私の事を「うんうん。そうだね。悔しい思いしたね。」と慰め寄り添ってくれる優しい彼女。私の一番の理解者です。まじで良い女。
でもそんなストレス感じてるなら周りにカミングアウトしたらいいじゃない。そうすれば楽になるじゃん。と思う人もいるはずです。
私も周りにカミングアウトしたら少しは環境が変わって、生きづらさを感じなくなるのでは?と思うこともありますが、実際に友人に拒絶されたり偏見を受けたこともあるので私にとっては中々勇気のいる事なのです。まぁ、あとはただ単純に一人一人に説明するのが面倒くさいってのもあるけれど。
私が幼い頃、そして社会人になった今でも常日頃思う事は、自分がどんな性自認で異性愛者だろうと同性愛者だろうとなんだろうと、その人自身が望む自分の在り方や幸せの形がごく自然に世の中に溶け込めるようなそんな世の中になってほしい。
そう思いながら毎日生きています。
今の職業もいいけれど、自分の個性を活かしてLGBT当事者を支える職に就くのもいいな。あと我が儘を言えば彼女と一緒に働きたい。なんてことを思い、現在模索しているところです。
そんな私の体験談や趣味だったり、常日頃思う事なんかを自由気ままに投稿していけたらいいなと思っています。