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初めて友だちの結婚式に行った話

昨日友達の結婚式に行ってきた。
結婚式は行ったことあったけど、友達のは初めて。

挙式は広島だったので朝からバタバタで新幹線に乗り込む。大学の友だちだけど、地元が同じ広島なので懐かしい気持ちで向かっていた。広島駅に着くと開発でガラッと変わっていて戸惑い、コインロッカーも全て埋まっていて仕方なく荷物は持ち歩くことに。とりあえず路面電車に乗ると妙に落ち着いて、これが1番懐かしい気持ちかもしれないと思う。

メイクしたりちょっとだけ古着屋に寄ったり、お祝儀包んだり、なんか天気いいからビールなんか飲んじゃったりしてたら電車の駅を間違える。時間ありすぎると余裕をかましすぎるのやめたい。仕方なくタクシーで向かったのに、少し間に合わずで入場は見れなかった。悔しいけど完全に自分が悪い。

天気にも恵まれて、本当に新郎新婦の和やかさが滲み出ているような良い雰囲気の挙式と披露宴だった。新郎の乾杯の挨拶から始まり、写真撮影、お色直しと様々なプチイベントが繰り広げられる。新郎新婦の退場は、それぞれ指名した人と手を取りあっての退場。新郎は兄とおばあちゃん。友だち新婦は弟とおばあちゃん2人を連れての退場だった。

友だち新婦と弟が脚の弱ったおばあちゃんのとこまで迎えに行き、おばあちゃん、新婦、おばあちゃん、弟の並びで手を繋ぐ。退場の扉の前で4人でこちらにお辞儀した。

おばあちゃん2人ともが腰を曲げて、下を向いて泣いていた。笑顔を見せるとかでもなく、ただ泣いていた。その時初めて気がついた、結婚式って親孝行なんだ、周りの人に感謝を伝えることができるこんなに素晴らしいものだったのかと。

正直、結婚式なんてお金かかるし、女の子の自己満足、記念撮影だけでも良くないか、って思ってた。結婚式するくらいならその分好きなことや旅行にお金を使った方がいい。学生の時に派遣で式場のバイトをしたことがあるけど、料理を運ぶのとか案内に忙しいし、他人の式を見ても感動しなかった。式場見学に行くとAmazonポイントが貰えるゼクシィのキャンペーンに男友達と行ったことがある。費用面のリアルな話とか挙式までの大変さを聞いて、みんな何でここまでして結婚式挙げるんだろう、ってずっと疑問だった。

「結婚式って仲良い友達で集まって、友達の幸せなショーを見てる感じだよね。」みたいなことを同じ卓の友達が言っていた。確かに中々普段は会えない友達が一度に集まって、友達の門出を祝うってこんなキラキラ空間ってなかなか存在しないんじゃないか。

とにかくそのおばあちゃん2人の姿が印象的すぎて、今思い出しても泣きそうになる。こんな話普通の人からすれば当たり前の話なのかもしれないけど、自分にとってはかなりの衝撃と感動だった。親へ、周りの人への感謝を伝える、こんな幸せな空間は結婚式じゃないと存在しないのかもしれない。

とは言いつつ自分は結婚したとしても式はあげたくない。何という親不孝な娘、、、(笑)

この気持ちを忘れたくなくて、夜行バスを降りてから新宿のタイムスで珈琲をすすり、タバコをふかしながらつらつらと。日曜の朝の新宿は人も少なくて、新宿なのにせかせかしてなくて良い。天気も良い。少し秋の風が涼しくて、昨日の幸せな気持ちを噛み締めるのにぴったりだ。

改めて結婚おめでとう!幸せな空間をありがとう。

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