仕事に行った

仕事について考えると出てくる気持ち悪さと吐き気を押しのけて、仕事に行った。
いつからか、仕事に行こうとすると気持ち悪さや吐き気を催すようになった。職場で定期的におこなわれるコロナの簡易検査はいつも陰性で、流行病だとかそういったことはない。
欠勤連絡を入れて、そのまま横になっていると次第に落ち着く。かわりに罪悪感や申し訳ない気持ちでいっぱいになる。仕事休んでごめんなさい。自分に甘い人間でごめんなさい。

空腹で気持ち悪くなっているのかもしれないと、朝ごはんを食べたこともあったが、それが解消されることはほぼなかった。寝る前も気持ち悪くなってきて、困った。

職場に着いた。幸いにも今日は人が多い日だった。私が行かなくても成り立つなどと考えたけど、この考え方は私も職場も幸せにならないと思った。
ただ、来てみても気持ち悪さは続いている。上司からは無理せずゆっくりでいいと言われたが、効率重視のくせに、ゆっくりやってると大丈夫?と声かけ部隊がやってくるくせに、どうやったらいいんだ、と思った。

仕事自体が辛い。
だからいまは、行けたことが偉い、仕事をしていることが偉いと自分のハードルを下げて、やたらめったら甘やかすしかない。
帰る途中で、お菓子を買おう。


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