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スタッフもランジャタイも

みなさんランジャタイをご存知でしょうか?
もちろん知っていると思いますが、改めて。

ランジャタイ

グレープカンパニー所属のお笑いコンビ。
M-1グランプリ2021ファイナリスト。
国崎の奇想天外な挙動や言動を主導とした漫才を行う。
◯メンバー
・国崎 和也
ボケ・ネタ作り担当、立ち位置は向かって右。
富山県氷見市出身。
ガッチャマンの黄色いジャージを衣装としている。
ピン芸人としては「ふっとう茶☆そそぐ子ちゃん」の名義で「R-1ぐらんぷり」にも出場。
・伊藤 幸司
ツッコミ担当、立ち位置は向かって左。
鳥取県岩美郡岩美町出身。
黒のスーツとVネックのインナーを衣装としており、髪型は綾波レイを意識している。
ダウンタウン松本と発想が被ると思い上京。
東京NSCに入学するも、「仲良しこよしクラブじゃねぇんだよ」と発言しクビとなる。

全て既知の情報だったかと思いますが、とにかく純粋にお笑いが好きな2人がやりたいことをやっているコンビだと思っています。


そんなランジャタイがやっている「ランジャタイによると」というコーナーをご存知でしょうか?
これは北日本放送で19時頃から生放送されている情報番組「ワンエフ」内で不定期放送されるコーナーなのですが、これがなんともありがたい。

このコーナーは国崎の地元である富山のスポット、とりわけ遠足などで行きそうな雰囲気のローカルな施設(水族館や科学館、テーマパークなど)を訪れ紹介するのですが、とにかくゆるい。肩ひじ張らずに見れる番組って本当に好きです。

情報番組の1コーナー、地元のローカルスポットを巡り、地元の人と交流しているという要素があるのですが、ランジャタイがとにかく自由。やりたいことをやり続けている。

おそらく、これはスタッフも悪い。
進行役として柴田さんというアナウンサーの方もロケに同行しているのですが、スタッフはランジャタイに全乗っかり。
柴田さん以外の全員でランジャタイを甘やかしている。

#1の水族館では珍しい魚のいる水槽に近づかず、見えない位置で立ち止まる国ちゃんを背中から撮り続け、伊藤ちゃんと館長だけでロケを続行。

#3では極寒のアラスカランドという施設をリポート。極寒過ぎてダッシュで施設から出るランジャタイ。追いかけながら申し訳程度にチラッと首振りでペンギンを映すカメラ。

#8の科学館ではなかなか施設に入れない国ちゃん、合流したそばからお土産ショップで両替のインサートを撮る事態。

度々起こすデジャブのような行動も、全て二人のボケに合わせて進行なんて度返しで撮影している。
しかもこれらすべての対応をアナウンサーの柴田さんに任せている。

柴田さんは度々「もう共演したくない」と番組内で発言しているのですが、相性が良すぎるのではないかと思う。

奇行に対してめちゃくちゃいいリアクションだし、程よくツッコミを行うし、さすがに進行しなければいけないときは国ちゃんを無視するし、諭す。無茶ぶりにも嫌がりつつ応える。彼女のおかげで伊藤ちゃんもかなり自由に行動している。
ここが本当に凄いところなのですが、自分が映るべき場面じゃないと判断した時はカメラスタッフを先に行かせるなどの行動をとっており、優秀としか言いようがない。

バラエティでのアナウンサーの仕事として完璧なのではないかと思うくらいの立ち振る舞いを行う柴田さん。実は二児の母でしかもそれが双子の男児らしい。
もはや親子に見えてきました。
本当に微笑ましい。

そんな柴田さんのおかげもあり、ロケではランジャタイもスタッフも自由に暴れまわっている。

ロケ以外の部分でもう一つ魅力を挙げるとすれば編集が本当にちょうどいい。
テロップも入るし、会話の文字起こしも一部されているし、ボケが際立つ程よいSEとBGMが入る。

テロップは基本的に忠実に文字起こしされており、編集者の無駄な主張がなくとても愛を感じる。
以下はそのテロップの一部です。

穴から抜け出せない国崎を応援するスタッフ
そんまやという言葉をそのまま採用
太閤山ランド GO GO GO!
(寒すぎて)あかんかった

スタッフも含めランジャタイの魅力が感じられる「ランジャタイによると」
Youtubeですべて見れるので、興味があれば見ていただければと思います。

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