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きみは「ケモ夫人」を見たか(雑記)


ケモ夫人…いい…。

ケモ夫人とは?

Twitterに投稿された上記投稿の漫画である。コミティアでケモ夫人の漫画が頒布されるほか、ありがたいことに電子版も出るらしい。

内容としては、おしとやかな服装をした犬(?)の獣人の女性、ケモ夫人(誰の?)に、男(誰?)が斧のような武器(何?)を突然渡し、戸惑う夫人に「これで巨人を討伐してください」と告げる。夫人は驚き、「そ…そんな私できないわ…」「ちょうちょしか捕まえたことないのよ…?」と怯え戸惑いつつ返す、というものだ。

ケモ夫人の『層に届きまくる』デザインと意味深なようなストーリー?から、すごい数RTといいねをされている。この漫画はわずか5コマだが、なんとなく心をくすぐり、なんらかの不思議な欲求を刺激するものがある。

ケモ夫人のお人柄がうかがえる描写

世界観とか言葉の意味が何一つわからなくても、『ケモ夫人のお人柄』だけはビシビシに伝わってくる。「ちょうちょしか捕まえたことないのよ…?」というセリフがほんとにほんとに良い。冒頭800文字で勝負する小説大賞に応募した身としては、セリフひとつでここまでキャラクターの人柄を示せるのは感動してしまう。

夫がいるような大人の女性が「ちょうちょしか捕まえたことがない」という事実から、どれだけ大切に育てられたかわかる。ていうか「ちょうちょ」って…ご夫人さぁ…外見の豊満さに比べて内面が少女なままか?かわいいね。
それに「巨人を討伐してください」って言われているのに「ちょうちょしか捕まえたことない」って返すかなりズレた感じも世間知らずさが伺えて良い。自分の世界にないことについての解像度の低さというか、大人なのにそれでよしとされてきたご夫人の来歴というか…。もしかしたらケモ種族(?)にとっては大した違いのないことなのかもしれかいけど、そういう考察はしない。
そもそも、そんな夫人が斧をわたされて討伐をしろと言われているのに、夫人の反応が、戦いに意気込むでも、冗談と笑い飛ばすでもなく、無礼と怒るでもなく、できるとかできないとかきっぱりと言うでもなく、『ただ戸惑い、困り、怯える』というのがケモ夫人のキャラを表しすぎてビンビンくる。それ、そうしてれば周りが毎回なんとかしてくれた人の対応じゃん。そして実際そうだったんだろう。きっと今までもケモ夫(?)とかケモ両親(?)とかお付きの人とかが、可愛い顔で困っていればなんとかしてくれたんだろう。そんなんで巨人に勝てるのか?かわいいね。

ケモ夫人が困る様子からしか取れない栄養素がある

キャラクターの情報ががっつり入ってきて素晴らしいというのもあるけど、なんだろう、ケモ夫人の困る様子によって何かしら心にこう、何らかの欲求がかきたてられる。もちろん、ケモ夫人の背が高かったりいろいろと豊満だったり『層』というのはわかるが、どちらかというとこれは「ちょっと可哀想な目にあってご主人に助けを求めている犬の動画を見た時」に近い。
ちょっと前に見た「お友達のぬいぐるみを洗濯されちゃったゴールデンレトリーバー」みたいな…つまり庇護欲か?ご夫人は俺が『『守護る』』…そんな気持ちになる。
あとは、困ってる豊満な成人女性自体がなんか性癖をえぐるというのはあるのではないか。「あらあら系のお姉さんキャラ」みたいな表象なのか、それとも海外にあるという「車がエンストして困るナイスバディーなおねえちゃん」の性癖の延長なのか。
ともかく、無茶振りをされて困るケモ夫人を見ることでしかとれない栄養素があるんじゃないかな。ケモ夫人…。

電子版がでたら買います。あとケモ夫人の成人向けファンアートもみなさんどんどん描いてください。

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獅子吼れお
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