最近行ったサウナまとめ 北こぶし・OMO旭川・品川サウナ・スゴイサウナ・第三玉の湯(サウナレポ)
ここのところ様々なことで忙殺されていた(婚活・結婚・引っ越し・カードゲーム大好き作家アンソロジー・逆噴射小説大賞・MtG)ので、なかなかサウナ施設の新規開拓ができていなかった。
それでも3施設ほどレポがたまったため、まとめて投稿する。
うち2つは北海道旅行に行ったときのサウナ、もう1つは最近都内にオープンしたサウナだ。
北こぶし知床 ホテル&リゾート
知床で…自然を感じたい…とおもって宿を探していたところ、サウナイキタイで上位になっていたため選択。宿泊費がちょっと高いが、いろんなサービスがついてこれなら良いだろう。
大浴場の温泉はオーシャンビュー、露天風呂もあった。知床の雄大な海を見ながらお風呂に入れるのはすばらしく、外気浴への期待も高まる。
サウナ(uneuna)は名前通りうねうねした模様の刻まれた、海や民族柄のイメージのサウナで、窓からは知床の漁港と海が見える。すごく良い雰囲気。
セッティングは湿度高めでかなり好み、そこそこ頻繁にオートロウリュがされる。
もちろんテレビはなく、海の中のような、イルカやクジラの鳴き声のようなものが流れており、外からは海鳥の鳴き声が聞こえる。この雰囲気が、遠くに来たな…という感慨を与えてくれる。
サウナマットが2つあるのも良い。ひとつは足に敷く用で、全面が木でできたサウナは壁や床が熱くなるので、こういう気づかいはありがたい。
出るとすぐに水風呂があり導線が抜群。水風呂はあまり水流がないタイプで水温はきっちり低い。
素晴らしかったのは外気浴スペースで、上がった屋上で外気浴ができる。
周りに何もないので、秘境の広い空を見あげ、水平線を見ながら…
ちょうど訪れた時は気温も風も最適だった。
日が沈むと真っ暗になり、晴れていれば満点の星空だろう。
海と風、そして温泉と、知床を体で感じながら体感できるサウナだった。
宿自体もいろいろとサービスが行き届いており、とくに夜のコースバイキングはどれもおいしく大満足だった。
知床とか地の果てだし、流氷がない時期だから1日でアクティビティこなせるでしょと思ったら、そうでもない。ホテルのサービスもさまざまあって素晴らしいので、ホテルでのんびりする日も含めてけっこう長時間滞在したほうが満喫できそうだ。
https://sauna-ikitai.com/saunas/4521
OMO旭川 サウナプラトー
旭川の星野リゾート系列、こちらも評判が良かったので宿泊。『サ道』ドラマでも紹介されていた気がする。
サウナはミストサウナとふつうサウナの2種類があり、ホテルのモダンでかわいらしい外見と裏腹にわりと古めな印象…
オートロウリュ側のサウナはかなり温度湿度高め、汗がしっかり出てそこそこよかった。
水風呂はバイブラがかなり強いタイプで、水温は若干低い感じ。キンキンというほどではないが過不足ないか少し物足りないぐらい。
外気浴スペースがなく、浴室の一角に設けられた休憩スペースがある。風が無かったのは少し残念だった。
しかし、大きなぬるめのプール(ウォーキングバス)にもうけられた椅子のようなものに座るとすごい浮遊感があり、なかなか新しい体験だった。
不感温浴を外気浴のかわりに作っているところはそれなりにあるが、その中でも一歩抜けた印象。すごい。
セルフロウリュ側のサウナもセッティングは似たような感じだったが、ロウリュ水がパーチの香りがして好みだった。
総じて設備が古い感じ。客室やエントランスなどが新しくきれいな様子からは想像ができないレトロさで、そこはちょっと拍子抜けだった。
旭川の観光の拠点にするにはちょうどよいし、朝食などもそれなりに美味しかったが、お風呂はあまり期待しないほうがよいだろう。
品川サウナ
品川サウナがオープンした、というのは全サウナーにとって驚きの知らせだった。(言い過ぎ)今年4月ごろオープンとの予定だったところ、延期が重なって情報の発信もあまりキャッチアップできていなかったため、すっかりオープンしないものと思っていたからだ。9月ごろにオープンしていたらしく、近くでMtGを遊ぶ機会があったので行って観ることに。
受付を済ませ浴室に入ると、巨大な水風呂が中心にある空間。ライティングや雰囲気は名古屋の極サウナに近く、よくできた印象。
サウナ室は2つあった。
狭い方(ZEN)は狭い空間に大きなサウナストーブがあり、セルフロウリュができる。ストーブの出力の高さからか、温度も湿度高くて好みのセッティングだ。
ひな壇上の座席の反対側には、仕切りで区切られてる半個室の一角がある。ここもひな壇と同じぐらいしっかり暑くてとても良い。さらに、半個室にはクナイプシャワーとかいうホースからでるシャワーがあって、これが面白い。熱くなった体に冷たい水を直で浴びると、さっぱりしてかなりよかった。ウェルビー福岡の、サウナ室に水風呂が直結している構造を思い出す。あの感じだ。
広い方(KUU)は、部屋もでかいがストーブも大きいのが2機あって素晴らしい。
テレビはなし。ひな壇は3段あり、幅が広めであぐらがかけてよい。
こちらのサウナもセルフロウリュができるし、量と時間間隔が砂時計でちゃんと管理されててよかった。そこそこ広いサ室なのに、ロウリュすると即熱気が広がるのは大きなストーブの出力故だろう。
そして水風呂。水風呂も2つあり、一つは11度(シングルと書いてあったが)の浅いもの、もうひとつが16度のとても深い水風呂だ。さらに、不感温浴のできる浴槽もある。
この構成は、かの有名なサンダートルネードのある池袋のかるまると、名古屋の極みサウナを足したような感じ、両者のいいとこどりといったところだ。
2つの水風呂を好みに合わせて使い分けられるだけでなく、11度のほうで一気に冷却してから深いほうの水風呂に入る、といったこともできる。そしてそのための導線もある。素晴らしい。
外気浴は、なんと屋上。狭い階段を上り下りしなければいけないのは若干煩雑だが、都内で屋上外気浴ができるのはありがたい。
さすがにビルだらけの品川に配慮してか、人口植物で上が遮られているものの、風の通りが良い。
さらに良かったのは、インフィニティチェアをはじめとした外気浴用の椅子がとてもたくさんあることだ。
自分が行ったときはかなりにぎわっていたのだが、それでも椅子待ちや浴槽(屋上には露天風呂があるのだ)のへりに腰かけるなどのあぶれた人も発生しておらず、素晴らしかった。
ついでに、内気浴スペースもあって、こちらはプラネタリウムみたいな雰囲気と良い香りがして、遊び心が感じられた。
行き届いた導線や、他のサウナ施設のいいとこどりの感じがして、長い間待っただけのことはあったな、という感じだ。
サウナ以外にも、前述のとおりお風呂がちゃんとあったり、サウナのロウリュ水が全部違う香りだったり、屋上にある自販機の飲料がなぜかちょっと安かったり(なんか無駄に高いことがよくあるのに)と、「あとこれがあればなあ」という残念さを極力排除したホスピタリティや遊び心がとてもよかった。
一点だけ気になったのは、遊び心が行き過ぎて、荷物や飲み物を入れておく棚が偉人や俳優の名前になっていたことだ。連番じゃないから棚の位置がパっとわからない。野口英世が何行目・何列目だったか、わからんでしょ。まあ、そのぐらいだからいいんだけど……。
とにかく、かなり高水準のサウナ。値段と並びがあっても、行って観る価値はある。
スゴイサウナ
そういえばちゃんとレポを書いていなかったスゴイサウナ。記憶を掘り起こして書くか……。
確か屋内なのに水着(というか貸出の半ズボン)を着るシステムだったと思う。そのおかげで休憩スペースではスマホがいじれる。
サウナ室はそれなりに高温高湿、かつ息苦しくない程度のセッティングでよかった記憶がある。テレビはなかったけど、何かモニターがあったっけ……覚えてない。
湿度を足すためか、店員がサウナ室に入って、壁に水をちょろちょろかけていたのが記憶に残っている。
水風呂は売りである富士山の伏流水を再現した……とのことで、けっこう冷たくて良かった覚えはある。導線も悪くない。ただし、伏流水が再現できていたかどうかは微妙……。水着の違和感もあり、すごくよかったという記憶はないかも。
休憩スペースは薄暗く、サーキュレーターにより風の流れもあってそれなりにいい感じ。椅子はインフィニティチェアじゃないけどアウトドアのやつで、悪くなかった記憶がある。ただ、先述のとおりスマホが使える影響でスマホをいじってる人もおり、それはどうなのかなーとも思ったり。
総じて、高い値段のわりに中の上といった感触で、わざわざ行かないかな……だったので再度来店はしていない。同じ赤坂だったらサウナ東京もあるし。
記憶だよりに書いて違ってたら悪い、今度もう一度行ってみようかな、とサイトを確認していたら……
あっ(察し)
第三玉の湯
引っ越しをして、歩ける範囲に銭湯サウナが入った。これは美味しい。ということで、長くホームサウナだった渋谷改良湯から離れ、今は神楽坂の第三玉の湯がマイホームサウナです。
昔ながらの銭湯サウナといったいでたちだが、中に入ると券売機が電子マネー対応だったりと時代にキャッチアップしている感がある。
浴室は銭湯らしい銭湯で、炭酸泉もジェットバスもあり必要十分。さらに露天風呂まであって、しかもけっこうなあつ湯だ。これはうれしい。
ちなみに、シャンプーボディソープは備え付けがあり。
サウナは銭湯サウナらしく、少しぬるめ・湿度低めだが悪くない。サウナマットはないが、ワッフル地の布がしかれていて汗の感触はあまりない。テレビがないのも好印象だが、BGMすらないので男たちの吐息と汗をぬぐう音が聞こえる。それもまたサウナだね。
ローカルな人々が思い思いに時間を過ごしており、本を読んでいる人もたまにいる。(いいのか?)
水風呂がかなり良くて、水質も温度も落ち着ける。チルい。高円寺小杉湯を思い出す、バイブラや流れの少ないスティルな水風呂で、いつまででも入っていたくなる。ただ、本当にいつまででも入っていられそうな小杉湯の水風呂と違って、適度なところで上がろうという気になれる。この違いはなんだろう。
外気浴スペースはないのだが、利用者は露天風呂の脇やヘリに座り込んだりして外気浴している。狭い空間なので他の利用の導線的にはあまりよろしくないのだが、雰囲気は悪くない。
静かな坪庭めいた空間で、浴室内の話声や女湯からの声、そして外を通る車の音なんかが遠くに聞こえるのは、なんともいえぬ良い空間である。
総じて、ローカルな銭湯サウナという感じだが、水風呂のスペックが抜けているので飽きが来ない。仕事や遊びの帰りに、ちょっと入って家に帰るには、ちょうどよいボリューム感だ。外気浴のやり方だけ少し申し訳ないなとは思うが、今後も末永く利用させてもらうつもりだ。
https://www.1010.or.jp/map/item/item-cnt-323