「VIVE Pro 2」徹底解説! VIVEの新VR戦略とは?
ついに発表された次世代VR「Vive Pro 2」! 初代VIVEアンバサダー「バーチャル美少女ねむ」がVTuber・ヘビーVRユーザー目線で徹底解説! ついに明らかになったVIVEの新戦略とは!?
VIVECON2021でVIVEの新VR戦略が発表!
日本時間 5/12 1:00AM、ついにVIVEから発表があり、ついに2大デバイス「Vive Pro 2」と「Vive Focus 3」、そして新サービス「Vive Business」が発表されました!
今後HTC VIVEは ①VTuber/VRヘビーユーザー向けのハイエンドVRデバイスと、②コロナ時代のリモートワークを見越したVRビジネスの開拓、の2点に特化していくものと私は解釈しました! 低価格・普及路線のFacebookのOculus Questとの競合は避けて、独自戦略に舵を切った感じですね。(普及機COSMOSの新型発表はなかった)
個人がVRでできる限界がさらに広がり、個人系VTuberでヘビーVRユーザーな私としては嬉しい方向性です。
発表①VIVE Pro 2:コンシューマー向け次世代超ハイエンドVRヘッドセット
ゲーミングPCと有線接続して使用する、ハイエンドVRヘッドセット「VIVE Pro」の後継機。映像体験を解像度5K・視野角120°・リフレッシュレート120Hzという、現行コンシューマ向けVR最高水準に引き上げ、なおかつ価格をギリギリ一般ピープルの手の届く価格に抑えた、超高級普及モデルでした。一方で、ベースステーションによる外部トラッキングや、コントローラーはProのままでした。
HMD単体で発売されるため、旧VIVEやVIVE PRoなどを使っているユーザーは乗り換えしやすく、新しくVRを購入する人で最高の映像体験をしたい人も対象になるでしょう。VIVEならではの外部トラッキングによる高精度のトラッキングや表現力の拡張性(フルトラ・顔トラなど)の高さは、VTuberやヘビーVRユーザーにも魅力的に映ると思います。
VIVE Pro 2:圧倒的な5K解像度! 既存のVR機器と解像度を比べると?
既存のVR機器との比較
みんなの感想
VIVE Pro 2:初代VIVE・VIVE Pro 1ユーザーがアップグレードしやすいHMD単体発売
VIVE Pro 2:コントローラーはPro 1のまま
※注釈:VIVEさんに聞いてみたところ、今の所「Vive Pro Eye 2」の予定は白紙だそうです。
個人的にはIndexのコントローラーのような「指トラ」機能が欲しかったところ。(互換性あるのでVIVEと組み合わせて使えますが)
VIVE Pro 2:有機ELではなくLCD液晶を採用
Pro 1で採用されていた「黒」の再現度が高く目が疲れにくい有機ELではなく一般的なLCD液晶に変更されました。最近はLCDが一般化していますし、高解像度化を優先したためと思われますが、有機ELの根強いファンもおり、ここは評価の分かれるところ。
VIVE Pro 2 : アイトラ・顔トラは標準搭載せず
Pro Eyeとして上位機種のみ搭載されていたアイトラ(視線=アイトラッキング)が標準搭載になったら嬉しい! という期待もありましたが非搭載でした。さすがにこれだけのスペックアップに加えてアイトラも加えると価格が高くなりすぎるということなのでしょうか。
VIVE Pro Eye 2の開発予定は白紙
VIVEさんに聞いてみたところ、今の所「Vive Pro Eye 2」の予定は白紙だそうです。需要がすごくありそうなことが証明できれば、検討してもらえるかも?
追記:アイトラッキング追加モジュールが発売予定!
ただし、後付のアイトラッキングモジュールがサードパーティより発売予定と判明しました! 3Q/2021に299ドルで発売予定! アイトラ欲しい人は増設できます! やったー!!!
※VIVE製ではなくサードパーティ製なので、どの程度の性能かは要検証です。
新発売のVIVEフェイシャルトラッカーに対応
VIVE Pro 2 はもちろんPro同様、先日発売した顔トラ(フェイシャルトラッキング)をオプションで追加できます!
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視野角アップ・Proの装着感維持・HMD単体発売など、だいたい私の予想通りになりましたね!(?)
VIVE Pro 2 : Pro1とどこまで共通パーツ?
あのデザインになったのは必然? Proが黒と青のツートンなので、新設計のフェイス部分をそれ以外の色にしちゃうと色のバランスが変になっちゃうんですよね。青の次は黒しかなかったなって気がしますw
白とかシルバーとかもアリかも?
追記:先行体験レポート
後日先行体験させてもらったので、こちらの記事に感想まとめました。
ここからは、Vive Pro 2以外の発表についてです!
発表②Vive Focus 3:ビジネス向け次世代スタンドアローンVRヘッドセット
日本でも展開!
現行のFocus Plusと比較して
コントローラーどこかで見たような?
発表③VIVE BUSINESS:あらゆるビジネスに対応するVRソリューションプログラムを開始
さらに
日本でも開始
おまけ:
参考:HTC VIVEは、2つの新しいVRヘッドセットとプロツール専用SUITEでビジネスを次のレベルに引き上げます!|HTC NIPPON株式会社のプレスリリース : https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000085.000033579.html
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