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経済誌も"V"に注目!? 日経BizGateで『VTuber学』【アバターの力で「別人格」に】

経済誌まで"V"に注目!? 日本経済新聞社のwebメディア「日経BizGate」さんのコーナー「ひらめきブックレビュー」で、私のパートを中心に『VTuber学(岩波書店)』について大きく取り上げて頂きました。特に、アバターの力で「別人格」になる可能性について解説した部分に着目されています。


日経BizGate:VTuberの盛り上がり考察 アバターの力で「別人格」に 『VTuber学』(岩波書店)

現実の自分は「一つの側面」に過ぎない
VTuberは、単にアバターやボイスチェンジャーで容姿や声を変えて話すだけのものではない。新しい人格を引き出している。そう教えるのがバーチャル美少女ねむの体験談だ。「彼女」は、VTuberのパイオニア的存在・キズナアイ(本書の表紙に映る少女)の明るく元気なキャラクターを見て、「私もやってみたい」と活動を始めたという。

2017年、初めて美少女のアバターを動かした時に、思わず出た言葉が「お前は誰だ………」だった。初配信では自分自身の変身ぶりに、興奮と罪悪感で圧倒されたというのもリアルだ。活動を続けるうち、発言や振る舞いが普段の自分とはどんどんかけ離れていく。「表情筋が筋肉痛になる」ほどで、ファンからかわいいと言われるともっとかわいいしぐさをしたくなり、キャラクターが成長したと語る。

ねむの素性は明かされていない。だが彼/彼女は、こうした体験を通して、今まで自分だと思っていたものは「一つの側面」に過ぎなかったとの気付きを得る。人間の心の奥底には「分人」(別人格のこと)が眠っているのだ。普段の生活には現れない自分の分人とはどんなものか、見たくなってくる。

※出典:VTuberの盛り上がり考察 アバターの力で「別人格」に 『VTuber学』(岩波書店)|日経BizGate

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