これまでの「私」これからの「私」とあるバーチャル美少女のモノローグ
深夜の謎ポエム、翌日見ると恥ずかし乙女でした(///ω///)
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バーチャル存在の可能性はVTuberとして動画配信をするだけじゃないはずって思って、これまで5年間色々やってきました。
身元を一切明かしていない、なんの後ろ盾もない、私のような無所属の個人Vでも、テレビに出たり、出版社から本出したり、東大で講義したりできるって証明できて、今、私は本当に凄くうれしい。
個人でも「なりたい自分」になって、みんなに知ってもらうことができる。触れ合うことができる。信頼を蓄積できるし、経済活動もできる。なんでもできる。
5年前のあの日。「VTuber」という言葉もなかったあの頃、有名になる前のキズナアイちゃんをYouTubeで偶然見て、アバターの姿でコミュニケーションできるって事に衝撃受けました。それが「バーチャル美少女ねむ」としての、私の全てのはじまりでした。
それを企業運営のキャラクターとしてではなく、「一般個人」が当たり前にやるような時代がいずれ来るんじゃないかって、その時直感しました。その夜、私は世界最古(諸説ありますw)の個人系VTuberとして初めての配信をしました。
VTuberが当たり前になった今では考えられないくらい、その夜、それは私にとって、もの凄く勇気がいる行為でした。深夜に美少女に変身して配信する。なにかとんでもない犯罪行為をしているような気分になりました。それでも止められなかった。
当然一人も視聴者付かなくて、それでも、自分が現実とは全く違う姿、声、存在になって、ネットっていう公の場に存在してるって事実に心臓が爆発しそうなくらいドキドキして、もの凄い可能性を感じました。
今考えると、言葉にできないあの感覚がずっと胸に残ってたからこそ、これまで全然伸びなくても今までずっとやってこれたのかなって思います。
今のいわゆる「メタバース」ブームは単なるバブルだとして、これから期待と失望を何度も何度も繰り返して、長い時間かけてゆっくりと当たり前のものになっていくでしょう。
でも、メタバースが、VTuberが示したその可能性を、配信者やアイドルのような特別な人じゃない一般人や一般生活に広げる革新になるのは間違いないと私は確信しています。
だから私は、バブルに関係なく、これからもその可能性を模索し続けます。
ねむ