『勝つための現代麻雀技術論』で登場する牌姿は300以上ありますが、それらの殆どに出典が存在します。そしてそれらの多くが、当時実力者間でも意見が分かれ、現麻本換算で2~4頁の解説記事が作られるほどでした。
本著に登場する牌姿の一つ一つにそれだけの解説記事を用意すれば、200頁強の一冊の本にまとめることは不可能。かといって扱う牌姿を減らせば、「技術論」としての体を為しませんので、牌姿は一通り採用し、解説を最低限に留める方針を取りましたが、それでもまだ分量が多く、結局第4章「読み」は不掲載。他にも幾つかのデータや解説記事を割愛することとなりました。
元原稿から割愛することになった内容についてはこちらで掲載しましたが、この機会に元原稿を70項目に分け、元原稿に記載されている文章は無料掲載。出典や補完解説、余談については有料(100円)という形でまとめさせていただきます。開始時期はTwitterの前アカウントのフォロワーの方を新アカウントで一通りフォローできるようになってからと致します。
余談になりますが、一姫現麻第19話では「ドラはみんなのアイドル、手役はあなただけのアイドル」と元の台詞を改変させていただきました。また今回の打牌比較についても一姫現麻第21話で取り上げたように、「最短」かつ「最強」の手の中にホンイツチートイツも含まれる(メンツ手チートイツ共に2シャンテンなので)と考えれば、よりシンプルに白残しの有用性を解説できました。本格的な麻雀講座については、現麻本の新刊が実際に出版されてから始めたいですね。