麻雀日記④「メンツスライドに命をかけて」
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Twitterを再開したので、最近ではTwitterで「友人戦」と検索して色々な方の卓にお邪魔しています。麻雀打ちは皆友達。卓を立てたは良いものの人が揃わず解散となると寂しいですから、数合わせ役を担う人が居ても良いのではないかと思うのであります。
…と、もっともらしいことを申しましたが、実態は現在スマホからしかネットを閲覧できず、卓を立てた後画面を切り替えTwitterやdiscoで参加者を募ろうとするとログアウトして部屋が消えてしまうのが自分で部屋立てをしない理由。後発の「麻雀一番街」ではログアウトしないので、雀魂の友人戦機能が改善されるか、麻雀一番街がもう少し流行して欲しいと思う今日この頃です。
打8p「9を切っている45568の8」。ここだけ聞くとだいぶ利用価値の低い牌に聞こえますが、雀頭が無い場合は7ツモで5が雀頭になったうえに455678が残り、4が雀頭そばの浮き牌でリャンメンを作りやすい強浮き牌となります。今回は打8pツモ7mは聴牌取らずの打9sでタンピン手で強浮き牌揃いのくっつき1シャンテン。それなら最初からタンヤオで打9sでもよさそうですが…
打8m ツモ6p8sで456三色の1シャンテン。どうせタンヤオにするからと先に9sを切ると捉えられない変化。本手牌は「23332」1でターツは1つのみ。5mは3467mツモでターツが2つになり更に手牌価値が上がるため8mより残します(一姫現麻では雀頭無し2ターツの形のみの言及だったので、いずれ補完解説を書きたいですね。)。
他家リーチに対しノーテンでも「うまい」「やすい」。しかも親となれば、打5mで手を狭めるよりは打9sで押し。
聴牌なら当然押し、ダマでも高いけど47mダマにして出やすくなる牌ではなし。それなら更に加点を狙うに越したことはないとみてリーチしましたが…
ダマならツモ2mで147m待ち。対門は聴牌で1mを押してきたので、ツモ2mのタイミングでリーチしていれば18000のアガリになっていた可能性が高い。またダマにしてツモ6mなら確定456三色高目一盃口への変化もありました。
リーチ判断に限らず、要素Aまでなら打○だが要素Bを踏まえれば打×寄り。但し要素Cは打○寄りみたいな比較判断は何とも厄介。こんな時はAIのお世話になりましょう。
そう。1sが通ったので、4sは47sリャンメン以外には通りやすく、7sはリャンメン以外にも当たりうる牌。三色が無くともタンピンドラドラで高打点域だったのもあり、「少しでも放銃率の低い牌を切ることで和了率を上げる」ことが特に結果に有利に働く要素だったのです。
こうした「メンツスライド比較」は実戦での出現頻度が高いうえに結果に与える影響も大きいのですが、「ルールさえ知っていれば優劣明確、あるいは各種データを駆使しても優劣不明瞭」になりやすく、データを基にした戦術本では取り扱いにくい内容でもあります。そのため実戦形式で何度となく取り上げてきましたが、相変わらず出来てない自分にまた気付かされたのでありました。データに基づく判断はあくまで座学の段階で身に付けるもの。実戦ではメンツスライドのように、その場をよく見て判断する必要がある打牌比較に懸命になりましょう。
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