現代三麻技術論(仮)
手組
筒子:①②③④⑤⑥⑦⑧⑨
索子:123456789
字牌:一九東南西北白発中
27×4=108枚
和了形
一般手「23333」
七対子「2×7」
国士「2+1×12」
牌の組み合わせは「1」「2」「3」のいずれか
「3」の内訳
順子①②③ 刻子南南南
「2」の内訳
搭子(一手で順子) 12 ①③ 23
対子(一手で刻子) 11 九九
※対子で和了に必須な一組を「雀頭」と呼ぶ
「1」の内訳
「2+1」形 223→23+2または22+3 357→35+7または57+3
「3+1」形 3334 1123 雀頭が無い時に真価を発揮(雀頭が有る場合は「1」形に同じ)
「1」形 いわゆる浮き牌
「23333」のようにどんな手牌も「〇〇〇〇〇」で分類できる。
手牌を分類するうえでのルール(上ほど優先)
A「」の数の総和が多くなるように分類
B「」の中に「3」が多くなるように分類
C「」の左端に「2」が来るように分類
D「」の中に収まらない数は必要に応じて「」の右側に書く
牌を残す優先順位
「3」>「2」>「1」
「2」の中で最も優先して残すのは「唯一の雀頭候補」
九九②③④④⑥⑥⑦34 打④
搭子の扱い
唯一の雀頭候補>リャンメン>場況のよい非リャンメン>非リャンメン 細かい比較よりまずはここを押さえる
「2+1」形が残るように
九九④⑤⑤⑦24 打⑦
残った「1」を「2」にすることも考える
一一①②⑦⑧13 打①としてツモ③なら打1
対子の扱い 対子の数に左右されやすい
対子数
1個 アガリには雀頭が必ず1個必要なので残す
2個 対子が1個だと雀頭としてしか使えないが2個なら雀頭としてもメンツとしても使える よってリャンメン>トイツ>非リャンメン
3個 ②②2277 ②27は合計6枚 ②②2268 ②27は合計8枚 よって受け入れ枚数では リャンメン>非リャンメン>トイツ
4個 チートイツ2シャンテンでもあるので リャンメン>トイツ>非リャンメンになりやすい
5個 チートイツ1シャンテン メンツ手2シャンテン以上なら トイツ>リャンメンになりやすい
6個 チートイツテンパイ アガリやすそうな牌を残そう
7個 チートイツのアガリ
「1」の優先順位 手牌に左右されやすい
手牌のパターン(メンツ候補「2」または「3」が足りているか)
A「〇〇〇〇1」
B「〇〇〇〇2」1
C「〇〇〇〇2」2
Aの場合 メンツが作りやすい牌を残す
字<19<28<3~7<強浮き牌
強浮き牌:③④⑤⑥(4連形)4556(中ぶくれ形) いずれもリャンメン以上が出来る牌が4種
Bの場合 浮き牌は他の「2」に取って代われる可能性がない牌よりは安牌残す。
強浮き牌は非リャンメンより優先することが多い
「場況の悪い非リャンメン」は浮き牌より先に切ることも
「2+1」形の扱い
「2+1」の「1」は「3」を作るサポートのために残す、つまり弱い「2」ほど優先してサポート
雀頭<リャンメン<場況のよい非リャンメン<非リャンメン
⑦⑦⑧11377 打⑦(リャンメンよりカンチャンをサポート)
⑦⑦⑧11378 打3(雀頭はサポート要らず)
Cの場合 「2+1」よりも弱い「2」を先に切る
一一③④⑤⑦⑦⑧2377889 打3
手牌のパターン(雀頭があるかどうか)
D(雀頭有)「2〇〇〇〇」
E(雀頭無)「1〇〇〇〇」
浮き牌同士は雀頭が出来る受け入れ枚数に差が無い→メンツを作りにくい牌ほど単騎待ちで残ると強い→これ以上メンツを作る必要がなければメンツを作りにくい牌をあえて残すことも
雀頭を作る受けが複数ある「3+1」形の価値が高くなる
一一一①②③⑥⑧112367 打⑧
雀頭を作る受けが複数ある「3+2」形の価値が高くなる
一一一①②②③④⑥23478 打⑥
リーチ判断
良形(リャンメン、字牌待ち)か非良形か。良形で待てるものは良形で待つ。
良形の場合
A①②③⑤⑥⑧⑧234678 北北 ドラ南
絶対リーチ
B①②③⑤⑥⑧⑧234白白白 北北 ドラ南
ほぼリーチ
C①②③⑤⑥⑧⑧444白白白 北北 ドラ南
ほぼダマ
何故ならリーチすればどれもほぼ満貫だが、A3飜30符B3飜40符C3飜50符なので点数上昇効率が違うため。
ダマ2飜以下はAより点数上昇効率がよいのでリーチ。ダマ役無しも当然リーチ。
D①②③⑤⑥⑧⑧234白白白 北北 ドラ2
ややリーチ
E①②③⑤⑥⑧⑧234白白白 北北 ドラ⑧
ややリーチ
F①②③⑤⑥⑧⑧234白白白 北北 ドラ白
ほぼダマ
D4飜E5飜F6飜 ダマ満貫をリーチして跳満にするかは、リーチすることでどの程度アガリ率が下がるか次第(玉の間くらいまではリーチが良いことが多そう)。ダマ跳満は大体ダマ。
非良形の場合
ダマ2飜以下や役無し
原則リーチ 非良形でも先制リーチなら非先制の良形リーチより放銃率は低い。「たったの18000点に刺さって折れる程度なら麻雀という乱数暴力ゲームなどやらないほうがいい。(「鬼打ち天鳳位の三人麻雀」)
ただし先制テンパイするまではアガリやすい待ちを残す工夫も必要!非良形は待ちの枚数や分類で和了率が大きく異なる。
ダマ3飜(メンゼン非良形は必ず40符以上)
40符
リーチダマが半々くらい(手変わりが多いほどダマ寄り) ※逆に言えば原則リーチの手については、手変わりがたくさんない限りは手変わりを考えずにリーチ。
50符 ほぼダマ
ダマ4,5飜 手変わり込みでダマ寄り
ダマ6飜 ほぼダマ
手変わりを待つケースについて
非良形(非単騎)テンパイからの手変わり
先制通常カンチャンリーチのアガリ率≒5巡後に聴牌する先制通常リャンメンリーチのアガリ率(3巡目カンチャン8巡目リャンメンが60%程度、8巡目カンチャン13巡目リャンメンが45%程度)。
三麻は牌が26種(北は抜いて新しく1枚ツモるからノーカウント)なので、リャンメン変化が26/5=5.2種以上、すなわち良形変化が6種以上あれば、良形への手変わりを待った方が即リーチよりアガリやすいと言える。
3456(4連形)や4556(中ぶくれ)1つにつき良形変化4種。すなわち4連形や中ぶくれに+αが必要。
ただし良形変化4種だけの1シャンテンでも、8巡目で30%以上のアガリ率が見込めることから、場況が弱い非良形テンパイが残るくらいならテンパイを外して手変わりを待った方がよいことは少なくないが、可能であればテンパイ以前の段階で手変わりを狙うのが望ましい。テンパイに近づくほど手変わり牌も減るので、効率的に手変わりを狙うのが難しいため。
単騎待ち(非チートイツ)の場合
456、555→3467の4種で3枚の単騎待ちから6~7枚待ちに手変わり 123や111でも2種。すなわち多くの場合良形変化が6種以上あるので、中張牌単騎でリーチを打つよりは手変わりを待つことが多い。
チートイツの場合
リャンメンへの変化が無いので、ダマ3飜以下のチートイツは多くの場合手変わりを待たずに即リーチした方がよくなる。
ただしそもそもチートイツなら待ちにしたい牌を選べるので、テンパイ以前の段階で残す牌を吟味すべし!
一色手への手変わり
くっつけば一色手がつく浮き牌>一色手に関係ないメンツ候補が基本
ただし三麻はドラが多いので、一色手を狙ってもあまり打点が上がらない手牌も少なくない。一色手が出来やすい三麻にも関わらず、「無理に染めない」と言われがちなのはこのため。
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