麻雀界でも夢を語れ⑧「麻雀補完計画」
トップ画像は以前私が参加させていただいた麻雀国際試合の主催者Shimmer氏が自身のコミュニティにアップされたもの。この画像を一言で表現するなら、「麻雀補完計画」以外には有り得ないでしょう。
いきなり余談ですが、麻雀界で「ゲンドウ」と言えばこの方も欠かせません。「初中級者」とありますが内容は本格的。似たような牌姿でどのように打牌を使い分けるかを身に付けてこそ力になるので、昨今の麻雀動画で手組を学ばれている方にもお勧めです。
さて、「補完計画」などとかっこつけておきながら、有名な創作物をほとんど視聴していない私は元ネタの意味するところがよく分からなかったのですが、「出来損ないの群体として既に行き詰まった人類を、完全な単体としての生物へ人工進化させる計画」だそうです。
足りないものを補って完全なものにするから「補完」。麻雀のルールを統一したい、用語を統一したい、団体を統一したい…麻雀界で統一という言葉をしばしば耳にしてきましたが、統一する目的も言ってしまえば補完のため。人類を麻雀(麻雀界)に、生物をゲーム(競技)に置き換えると、こうした流れもまさに「麻雀補完計画」と言えるかもしれません。
しかし、現実も創作もこうした計画は往々にして失敗に終わるもの。結局は極少数の人間が画策する「理由はご立派な大義名分だが実態は独善的な計画」と解説されている通りです。私もいざ他人に、「麻雀界を統一して皆が楽しく麻雀を遊べるようにする」などと言われたら、「余計なお世話」「その『皆』の中に私は入ってないでしょうね」とでも言いたくなります。
「現麻本」でも申しましたが、麻雀は「愛すべきクソゲー」。私は「正論だけど愛の感じられない批判者」でもなく、「クソゲーであることから目を背けた賞賛者」でもなく、「両者に白眼視を向ける傍観者」でもなく、全てを受け止められる土壌を作る、文字通りの「補完」を行える存在でありたい。最初は完全に冗談のつもりでしたが、これからのことは本当に「麻雀補完計画」だと思って事を始めていきましょう。
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