麻雀補完計画③「点数記録」
ゲーム中の点数記録に点棒を使うのも麻雀の独自性の一つ。頻繁に両替が発生するので何かと面倒くさいものですが、「開局の3900和了を5000点棒で支払う」のような対局マナーが生まれたように、これもまた「面倒くさいからこそ流行った」要素の一つに思われます。
点棒以外に点数を記録するものとしてチップがあります。点棒は順位点を精算する時にも用いるので、順位に関係しない収支のやり取りに用いられます。これもまた麻雀を取り巻く環境が生み出した文化の一つ。最近では点棒とチップの主従関係が逆転したようなルールも生まれました。
しかしこうしたルールは言うなれば麻雀における「偶然」「眩暈」を楽しむもの。「競争」を楽しむことを主目的にするのであれば、これまでとは別の方向性でルールを模索する必要がありましょう。
「馬将」では多数の得点を争う競技に合わせて開始点を0点とすると共に、点数移動が発生する度に筆記用具を用いて記録するものとします。単に遊びとしても最低限の用具で済ませられる方がよいですし、実際に紙に書いて計算する形式を取ることで、子供の知育ゲームとして普及させることにより説得力を持たせることが出来るのではないでしょうか。
筆記用具を用いずにこのような点数を記録するスマホアプリを利用する手もあります。麻雀牌に付属する小道具も文化の一つではありますが、私は「少ない道具で、最高の楽しみを。」をコンセプトとして本計画を進めてまいります。
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