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麻雀補完計画⑥「何人でも遊べる麻雀ゲーム」

二章 基本
4条 対局人数
基本4人(3人以下の対局は九章参考)

 「麻雀は何故4人で遊ぶことになったのか、3人の方が面白いのに。」と、今では三人(しかも少牌マイティ)麻雀しか打たなくなった友人から聞かれたことがありましたが、麻雀の源流とされる「馬吊」も4人で遊ぶゲーム。4種類の札で4人で遊ぶことから、四つ脚の生き物である「馬」が連想されてこの名がついたとされる説もあります。

 三麻は日本における第一次麻雀ブーム、昭和初期に成立したとされています。現在最も一般的な三麻は萬子の2~8を抜くものですが、使用牌や得点計算方は実に様々。麻雀牌が数牌と字牌に分かれて非対称的であるために、どのように牌を抜いてもゲーム感が四麻と異なるものになります。

ジョーカー入りトランプ2組でも代用出来るラミーキューブ

 一方、ほとんどが数札のみで構成されるカードゲームについては、プレイ人数に融通が利くものが多いもの。麻雀と同系統のラミーも、プレイ人数は「2~4人」とされていますが、ラミー系以外のゲームに至っては札を複数組使えば何人でも同時に遊べる作りになっているのも少なくありません。

1項 使用札内訳
天地人札(馬将札) 4天5地9人 計180枚(4者で対局する場合は土札を除く144枚を使用) 
「天」空日月星の4種
「地」木火(土)金水の5種 
「人」一二三四五六七八九の9種

第九章 四人以外の対戦
32条 三人戦
①3色108枚を使用
②対局人数は3人
③1戦3局

33条 二人戦
①2色72枚を使用
②対局人数は2人
③1戦2局

 馬将は四色目の数札を採用することで、ルールそのままで三人以下でも遊べる作りにしました。

34条 五人以上の対戦
土札を用いることで五人戦 あるいは天地人札を複数用いることでそれ以上の人数で対戦することも可能 対局者間の同意が得られれば 第十二章に反しない限りどのような方法で対戦してもよい

 また五人戦についても、麻雀の萬筒索字に相当するスートを天(空日月星)から地(木火土金水)に変更することで容易に実装可能。五人戦があれば参加者が十人でも二組で全員がプレイ可能。一人も抜け番を出さずに済みますし、逆に抜ける人が出た場合にも即座に対応可能です。

 昨今の三麻ブームは目を見張るものがありますが、四麻を好まなくなったユーザーも多く、また日本発祥で四麻以上にルールへの見解を共有しづらいことから海外勢に普及しにくいという問題点を抱えています。

1色36枚で一人馬将も同じ形式で遊べます!

 麻雀は何時でも何処でも何人でも遊べる、とことんまで自由なゲーム。そんな価値観が全世界に浸透してほしいですね。

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