消毒剤について 宮古島のきわめて健康コラム vol.234
こどもの感染症消毒の種類と方法
消毒の種類と方法
消毒薬の種類と用途
消毒をする場所等に応じ、医薬品・医薬部外品として販売されている製品を用法・用量に従って使い分けましょう。
糞便やおう吐物、血液を拭き取る場合等については、消毒用エタノール等を使って消毒を行うことは適当でなく、塩素系消毒薬を使用します。
*新型コロナウイルスの消毒、除菌に関する、上記の消毒薬の使用方法の詳細については、
次亜塩素酸ナトリウムの希釈方法
次亜塩素酸ナトリウムを含む家庭用塩素系漂白剤〈製品濃度が約6%の場合〉の希釈方法は 以下のとおりです。なお、使用する製品の濃度を確認の上、用法・用量に従って使用してください。
※熱湯での希釈は行わない
※次亜塩素酸ナトリウム消毒薬の希釈液は、時間が経つにつれ有効濃度が減少することに留意する。
※製品によっては、冷暗所に保管するよう指示があるものがあり、指示に従い適切に保管することが必要となる。
消毒薬の管理、使用上の注意点
○ 消毒薬は、感染症予防に効果があるが、使用方法を誤ると有害になることもある。
○ 消毒薬の種類に合わせて、用途、希釈法等の正しい使用方法を守ることが重要である。
消毒薬はこどもの手の届かないところに保管する。
消毒薬は使用時に希釈し、毎日交換する。
希釈するものについては、濃度、消毒時間を守り使用する。
ペットボトルを利用して希釈するときは、特に誤飲に気を付ける。
消毒の実施時はこどもを別室に移動させ、消毒を行う者はマスクおよび手袋を付ける。
使用時には換気を十分に行う。
血液、おう吐物、下痢便等を十分に取り除いてから、消毒を行う。
○ 消毒薬を間違えて使用しないように、容器の色分け等の工夫が重要である。
手指の衛生管理
通常
石けんを用いて流水でしっかりと手洗いする。
下痢・感染症発生時
石けんを用いて流水でしっかりと手洗いした後に、消毒用エタノール等を用いて
消毒する。手指に塩素系消毒薬は適さない。
糞便やおう吐物の処理時には、使い捨て手袋を使用する。
備考
毎日、清潔な個別タオルまたはペーパータオルを使う。
食事用のタオルとトイレ用のタオルを区別する。
利便性の観点から、速乾性手指消毒液使用も考える。
血液は使い捨て手袋を着用して処理する。
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