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最終兵器でジェノサイドする側の論理

春が来て、気密性の高い窓をほんの少し開けるようになったタイミングで部屋の中に蟻が出だした。

2ミリくらいのちっさい部類の蟻が部屋の中を散歩してるのに出くわすようになった。

一日に1-2匹。大量に出たんなら殺虫剤とかで一気にヤッてしまうのだけれど、1-2匹レベルならティッシュでプチっとするしかない。
専守防衛とはいえ、毎度毎度だと、殺生に少し心が痛む。

ハッカ油スプレーを窓際に撒くとかしてみたけど効果なし。ズルズルとミクロな侵入が常態化していた。非常によろしくない。

ある朝起きたら、前の晩に食べたゼリーの容器に十匹くらいのお客さん。ベッドのすぐ横。
奴らは一線を超えてしまったよう。
苦渋の決断で最終兵器投入を決めた。

昔、一軒家に住んでた頃、庭に大量のアリが出て同様に対策したことがあった。アリの巣コロリん的な薬剤を庭にまくと、大量の行列が出陣してきて、ある時点でピタッと皆動かなくなってしまった。ホロコーストを思い出す悪魔の所業。次の日から蟻の侵入はなくなったけど、倫理的にあかんやつや…と戦慄した記憶がある。

土曜に百均に行くと季節的に虫対策コーナーがあった。
撒くタイプじゃないけど、ホイホイ的なやつを買ってきて置いてみた。

…奴らの姿はあれから見かけない。
マンションの上層階までどこから来てたかは分かんないけど、きっと二度と来ない。

蟻にとっては今回の所業はプーちんが今脅しをかけてる事を実行しやがった…みたいな感じなんだろなー

専守防衛と言いつつのジェノサイド。
非常に寝覚めの悪い、でもやらねばならなかった…出来事でした。

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