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骨髄ドナー体験記#12

12.骨髄採取手術の直後

プチン…と意識が途切れた次の瞬間。

「起きてください~。聞こえますかぁ~」
大きな声で呼ばれてました。

あれ、もしかしてもう終わったんか…
全然記憶ないけど、なにやら夢は見てた気がする。

終わって一番に思ったのが、「トイレ行きたい~」

看護師さんに訴えるも、今導尿カテーテル入れてるから出来ないですよ…と言われる。
点滴されてたから、膀胱にはいっぱい水分が補充されていて、結構パンパン状態。
なのにチ○チ○に管を通されていて、そっからピッチョンピッチョンとベッドの下のバケツにチョロチョロ出てるので放尿できないらしい。

すごい違和感。おしっこしたい~。

病室に帰って、電気毛布を着せられ、絶対安静と言われました。身動きが取れないので腰の部分が緊張して筋肉痛になったような感じ。
(今考えると、傷口の痛みだったのか。当時は筋肉痛だと思ってました)。

昼過ぎから、ヨメと長男が来てくれたが、眠たくて相手するのもしんどい。
帰ったあと、少しホッとしました。
手術直後の人のお見舞いは手早く済ませよう…と決心。

15時頃、絶飲が解けました。
カラカラだった喉を潤すことができ、少し生き返りました。

全身麻酔してる時は自力呼吸も出来ないので、喉に管を突っ込まれてるらしいです。
だから、その管を抜いたときの炎症が喉に出るらしいのですが覚えてないので、風邪引いたときの喉痛のような感じしかありませんでした。

そして、カテーテル抜き。
「チ○チ○の中に管が何cm入っていた」というくらい(体感で50cm~1mくらい)ズリズリ抜かれて超不快。
骨髄ドナーには次回もなってもいいけど、次からはカテーテルは禁止にして、オムツにしてもらうと固く決心。

夜の食事は少し。
痛み止めを飲んだせいかすぐに眠たくなって熟睡。
昨日はあれだけ元気だったのに、今日は病人のよう。
余裕なしでした。

つづき

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