骨髄ドナー体験記#01
はじめに
ある時骨髄バンクに登録したら、忘れた頃に連絡が来て骨髄ドナーになるという少しレアな体験をしました。
後に続く人が出てきたらいいな~と思いましたので、ボチボチと体験談を書き綴っていきます。
骨髄バンクでのルールとして、いつ手術したのか…を書いてしまうとドナーや移植を受ける患者さんが特定されてしまいますので、正確な日時はある程度ボカシて書くようにしています。
骨髄バンクに登録したのは確か、1997年の春でした。
結婚記念日に、何か人のタメになることを…ということで献血に行き、ついでに横で募集していた骨髄バンクに登録したと記憶しています。
かなり昔のことなので、すでに記憶はあやふやですが…。
当時はまだ20代。数年前にヨメは小学校時代の同級生を白血病で亡くしていました。
そんなことから少しでも役にたてるなら、という気持ちがあったのでしょう。
私にはそのような体験はありません。
きっかけ。その当時、大人気だった和久井映見さんが白血病になって死んでしまうというドラマを見て。
「あんな可愛い人が若くして亡くなるなんてもったいない…」
と思ったのがモチベーションとなったようです。
…アホですな。それもかなりの。ブスなら助けなくていいのか。
けど、そんなアホが居るやろ~と見込んだドラマ製作者の思惑通りです。アホはここに居てました。製作者すごい。
たしか当時、ドナー登録者が10万人を超えたら、助かる確率が増えるのに
…とか言ってたと記憶しています。
調べたら、10万人でHLA型適合者を見つけられる確率が8~9割になるそう。
その後、HLA型だけでなく、DNAレベルで適合する(と手術の成功確率が増すらしい)人が見つかる確率を8割にするにはドナー登録者数が30万人にすればよい…らしいです。
今(注2010/11末)で37万人(ちなみに2022年で52万人だそう)。とりあえずは達成してますね。
ドナー候補を検索したら、HLAはもちろん、DNA型まで適合する人はほぼ居るはず。
数だけは揃いました。でも、それだけじゃ十分ではないのが実情のようです。
そのあたりのことは今後ボチボチと書いていきます。
<つづき>