4泊5日の婦人科入院準備編
人生はじめての手術で入院生活において過不足なく過ごしたいと思い、Twitterで〈入院生活にあった方がいいもの〉をフォロワーに聞いてみた。
実際に入院してみて「これがあればなぁ」と思ったもの、「これは無くても良かったな」と思ったものを私なりに整理していこう。
▼病院から指示された準備物
入院手続きの際、以下のものを準備するように指示された。
これは入院する上で最低限必要なものである。
(病院によって差はあると思うので、これは一例)
内服薬
お薬手帳
水500ml ※病院からは500ml×3本程度、とあったが10本持って行った
ペットボトルキャップ
マスク ※院内移動、面会の際はマスク必須
履き物(かかとのある履物)
アメニティ類(歯ブラシ、コップ、洗顔料、シャンプー・リンス、ボディソープ)
フェイスタオル(入浴用・洗顔用)
サニタリーショーツ
T字帯×1 (病院の売店に売っていたのでラッキー)
昼用ナプキン
夜用ナプキン
パジャマ/部屋着
大判バスタオルまたはタオルケット(術後の体温調整のため)
▼実際に持って行ったもの
Bluetoothイヤフォン
ティッシュ(無印良品のハーフサイズティッシュ)
お手拭き、またはノンアルコールティッシュ(シルコット)
ストロー複数本
ハンドクリーム:いい匂いがあると精神的に落ち着く
ぬいぐるみ:不安解消・安心のため
Cタイプケーブル(モバイルバッテリー用)
iPhone充電ケーブル
延長コード
S字フック
取っ手付きのゴミ袋(Mサイズ)
置き時計
調味料(ふりかけ、マヨネーズ)
耳栓:夜中のナースコールや人の足音が結構聞こえる
コンタクトレンズ
めがねケース
ヘアバンド
ヘアゴム(金具のないもの)
ボトムハンガー:使用したタオル類を干すため
メディキュット:血栓防止のため
ブラジャー:ユニクロのブラトップが一番楽
シャンプー・リンス:使い切りのパウチタイプ
ボディーソープ
泡立てネット
スキンケア用フェイスマスク(またはオールインワンジェル等)
本、語学テキスト
▼必要だったもの/あってよかったもの
◆トナーパッド(ふきとり化粧水)
入院中、洗顔できたのは…3、4回。
まず手術後は起き上がれないし、翌日まで寝たきり。
翌日も離床訓練でトイレに行って用を足すのが精一杯で、顔をかがめて洗面所で顔を洗うなんて無理の無理。
しかし皮膚は絶えず皮脂を供給し続け、ガンガンに顔をテカらせていく。
人って顔を洗わないとザラッとした皮脂まみれの皮がめくれるって初めて知った。顔にティッシュ付いてるのかと思ったら皮膚で怖かった。
なのでトナーパッドがあれば、とりあえず顔を拭くことはできたなと後悔した。
◆ケンザン(uka)
シャワー浴をする場合、点滴の管が刺さっている方の腕はビニール手袋で覆う必要がある。やっとシャンプーができても、ビニール手袋では髪の毛も頭皮もなかなか洗いにくかった……。
頭皮ブラシがあれば、とりあえず頭皮を洗うことができたなと思った。
最近はuka以外にもたくさん出てるね。
◆泡立てネット
顔や体を洗うのにいちいち手で泡立てるのがダルかったので、これで一気に解決した。無印良品のトラベルタイプが薄手で便利だった。
◆スキンケア用フェイスマスク
保湿までできるオールインワンタイプがおすすめ。
私は3分で済むクオリティーファーストのパックにした。
◆リップクリーム
院内とても乾燥します。
◆使い慣れた歯ブラシ
点滴の管が入って手がうまく使えない状況で、使い慣れてない歯ブラシを使うのも軽いストレスだった。体力リソースがない時ほど、使い古していてもいいから、使い慣れたものの方がいいと思う。
見た目なんか気にしたらいけない。
◆サンダル・スリッパ
入院は原則、転倒防止のために「かかとのない靴はNG」だった。
スケッチャーズやNIKEで売っているような、かかとが硬くて、手を使わなくても足をスポッと入れるだけで履けるスニーカーを選んだ。
なお激安靴の殿堂「ヒラキ」で買った。ありがとうヒラキ。
院内の移動はこれで済むが、個室内で洗顔や用を足すのにいちいちスニーカーを履かなければならないしんどさがあった。
決定的に「これは無理だな」と思ったのは、シャワー浴後だった。
個室にシャワーはついていたが、脱衣所は無い。
部屋にそのままユニットのシャワールームがつけられた簡易的なもの。
当然バスマットなど持ってきていなかったため、初日は足を拭いた後にそのままスニーカーを履くはめになった。
風呂上がり、微妙にしっとりした生足をスニーカーに入れる。
これがちょ~~~~~~気持ち悪い。
一時的に履けるものがあれば…と思ったので、即ヘルプを出して3COINSでベランダ履きみたいな超軽量サンダルを買ってきてもらった。330円。
ありがとうスリコ。
◆モバイルバッテリー
術後は点滴、鼻の酸素、パルスオキシメーター、ボタンで押す痛み止め、尿カテーテル、ナースコールのケーブルなどいろんな管に四方を囲まれた。
そこにバッテリーや延長コードなど、余計なケーブル一つ増えるだけでも身動きが取りにくかった。
なので、普段から持ち歩いていたモバイルバッテリーが役に立った。
モバイルバッテリーの充電は忘れずに。
◆入院着・下着
これは絶対にゆるい部屋着がいい。ウエストもヒップも大きくてなんぼ!
手術の際に使用した二酸化炭素ガスの影響で、お腹はまんまるになり、パンパンに張って痛かった。
なお、下着のウエスト部分が創痛に触れるので、しめつけがなく、腹上までくるハイウエスト、素材は綿をおすすめする。ナイロン擦れるとめちゃくちゃ痛い。
おばあちゃんのパンツ(笑)とか言ってる場合ではない。
どのみち履くんだし、練習のつもりで履いていこうぜ。
◆ボトムハンガー
シャワー浴後にタオルを干すため、ピンチ付のハンガー(ボトムハンガー)が便利だった。風呂場のドア部分に引っ掛けて、乾かした。
▼使用頻度が低かったもの
◆本、語学テキスト
読めるわけがない。
◆スマホスタンド
術後は長々と動画を見る体力・気力は無かったし、全身麻酔の影響でずっと頭が痛かったので画面も見れなかった。
手術前日の夜、夜中に目覚めたので眠くなるまで動画を見た程度である。
呪術廻戦の渋谷事変閉門まで見た。これは術前に見るもんじゃなかったなと思った。
◆調味料
「入院食って味が薄そう…」と思っていたので、調味料を持って行ったが、術後は食べる気力が一切わかなかった。
食べても吐き気の方が強く、1/3食べるので精いっぱいで「味を変えたい」という気は起きないし、なんなら味付けめっちゃちょうどいい。
管理栄養士の皆さんってすごいや。
食欲がない中でも、白ご飯だけは食べきりたいと思っていたので、ふりかけはあって良かった!
いろんな味があるバラエティーパックはおすすめ。ありがとうダイソー。
◆S字フック複数本
フォロワー複数人に「S字フックはマスト!」と言われ、100均で一番最初に買った。実際はベッドサイドに簡易ゴミ袋かけとして使った1本で済んだので、沢山はいらなかった。
それは個室で物を置けるスペースが充分だったおかげだったと思う。
大部屋だったらS字フックにとにかく引っ掛ける生活だったと思うので、ないよりはあった方がいい。
◆延長コード
入院生活で充電が必要なデバイスがいくつあるかにもよると思う。
私はPCやゲーム機、ipadは持っていかなかったし、先述の通りスマホの充電はモバイルバッテリーで事足りた。なので、これも人によって違う。
こんな感じ。
その人のライフスタイルやルーティンなどがあり、必要・不必要の判断はその人によると思うので、これは一例。
私は術後の具合がずっと悪かったので娯楽系は不要だった。
本や動画ではなくオーディブルのような耳で聞くタイプの娯楽だったら良かったのかもしれないな…と今更になって思う。
▼その他(手続きなど)
【当日・手続きに必要な物】
• 病院に提出する各種申込書・同意書などの記入・判子
• 判子(念のため持っていたが不要だった)
• 病院の診察券
• マイナ保険証(健康保険証)
┗マイナ保険証があると事前に「健康保険限度額適用・標準負担額減額認定申請」が済むので、事前に概算で必要な金額が分かって便利だった。
• 入院手術のお金(カードでも支払えるが、念のため持って行った)
• 遠方からの親戚、見舞い客が来る場合は車代
【事前に用意していたこと】
• 健康保険証からマイナ保険証への切り替え
┗1ヶ月前に済ませておいた。申請から発行まで3週間かからない程度だったので、逆算して手続きをしておくといい。
•傷病手当金申請
┗今回有給は使わず、休職扱いにした。休職期間は無給なので、忘れずに申請。医師による記入が必要なので、忘れずに書式を用意しておくこと。
• 生命保険の確認
┗給付金申請時に必要な診断書などがないか確認。
•傷あとケアテープ(アトファイン)の用意
┗衣服が擦れたり、掻いたりしてケロイドにならないようにするテープ。
入院時は不要だが、今後の生活にあると良いと聞いたので購入。傷口が渇いてから使い始め、大体5~7日程度で交換する。
3か月以上は続けた方がよいということなので、継続中。
▼まとめ
以上が入院前準備~入院中~退院後の必要なアレコレでした。
荷物は、キャリーケース50L程度+手提げバッグに入り切る量。
病院に向かうバスの中で、この人たちも入院するんだろうな…という人々がみんな同じサイズのキャリーを持ち込んでいた。そうなるよね~。
ご参考までに!